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【臨時休業のご案内】

 2020-09-17
下記日程にて遅めの夏季休業とさせて頂きます。

9月18日(金)~22日(火)

期間中のお問い合わせ、ご来店予約はメール、Facebookメッセンジャーでお願いします。
tonegarage@nifty.com


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【お盆期間営業のご案内】

 2020-08-07
【お盆期間営業のご案内】

8日(土) 通常営業

9日・10日 日曜祝日定休

11日・12日 通常営業

13日(木) 定休日

14日・15日 通常営業

16日(日) 定休日

暑い日が続きますが皆様ご自愛下さい。





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かなりレアなFGZ-1200Sをフルレストア!唯一のCD-100Hドライバー搭載機編

 2020-07-16
まずは臨時休業のお知らせです。

18日(土)は所用により臨時休業とさせて頂きます。
来週は連休ですが
23日、24日は祝日休業、25日(土)は通常営業、26日(日)は定休日です。


さて、今回はその生産数が少ないが故に近年は目にする機会がほとんどない
レアなサスティナーギター、FGZ-1200Sを作業させて頂きました。

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お客様は長年使用されており、フレットの摩耗等この度は徹底的にメンテナンスを
お考えとの事でしたのでご期待の応えるべく「気になる所は全て手を入れる」コンセプトで
作業させて頂きました。

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自分の記憶ではこのプロパー製品としてはFGZ-1200Sにしか搭載されていない
CD-100Hドライバー!
CD-100のハムバッカールックス版みたいな派生ドライバーです。

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まずはネックに着手。
少し波打っていたので徹底的に指板修正します。
ちょうど梅雨時なので湿度との戦いでした…
でも久々にインディアナローズ指板に感激!
まさかFGZで出会えるとは。
指板修正に入ってすぐに「ん?この削り粉の色、質は??…」
防塵マスクを外してダイレクトに匂いを嗅いでみる。
「あーコレコレ!この鼻の奥にズンッと突き刺さる刺激臭!インディアナさんご無沙汰!」
ってな感じで鼻かんだら紫の鼻水出るまで嗅いでやりました。(←変態か)

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フレット打ち完了!
純正フレットと同じサイズではなく現代風にアップデートすべくJESCAR#55090をチョイス。

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さて、ボディー側へ進みます。

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ボリュームとトーンはCTSにするのでポット穴を拡大してから

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導電塗料塗って有線でアーシング。


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導電塗料終わって次の段取りを考えながら眺めていたら
ピッチシフトキャビティー底面のウレタン劣化がどうにも気に入らなくなってくる。
トレモロ載ったらあまり見えないので気にならない箇所ではあるのですが…
ま、このウレタン張り替えてもお客さんは気付かないかもしれないが徹底的レストアなので
張り替えるか。そんなに時間も掛からないだろうし~~

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って思い剥がしだすと…
ウレタンが劣化により粘土化していてかなり苦労する…
だいたい毎回そうなのよね、余計なお世話的作業に入ると何かしらのトラップが潜んでいる(笑)

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張り替え完了!
あースッキリした。

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で、サスティナー基板もゲインアップやら音色変更、バッテリースナップはCLIFF化等のお約束
フルチューンで組み込み完了。
すると今度は保護ビニールの固着跡が汚いコントロールパネルが許せなくなってくる(笑)
で、削り出しで作りました。

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裏面にはアーシング用のテープ貼って。

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サスティナー駆動はパワー感、レスポンス共にかなり良い感じで組めました!

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リアPUはダンカンTB-4です。
画像はありませんがPU本体を一度分解して位相反転、組み上げてロウ浸けしています。
当ブログを見てなのかユーザー様自身や他店様がダンカン付けてモード反転、発振止まらず等の
ご相談を頂く機会もありますがやる事やらないとダンカンもディマジオもサスティナーは正常に
作動しません。

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で、このCD-100Hですが上にも書きましたが当時のフルモードサスティナー用ドライバー最新版で
あったCD-100をハムバッカーケーシングの真ん中に設置した物になります。
ドライバー自体の基本構造はCD-100と同じです。
サスティナーの駆動条件ではドライバーの中心~リアPUの中心までの距離が重要になりますが
このFGZ-1200Sは100ミリ確保出来ているので問題ありません。
個人的なデータとしては90ミリより短くなると危険水域突入です。
したがって駆動条件面でCD-100Hはミディアムスケールや24Fギターに載らなかったと。
結果的にこのFGZ単発で姿を消してしまいました。
HIDEモデルのMGみたいにダミーPUカバーとの組み合わせよりはスッキリしたルックスなので
残念ですね。

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徹底的にこれからも長く弾ける様にフルレストアする。気になった所は全て手を入れる。
なのでトレモロスプリングハンガー&スプリング、劣化していたビス類全てに至るまで交換させて
頂きました。
本音を言えばタケウチ製トレモロも交換したいのですが現状大きな問題を抱えていない事、
タケウチ社が廃業してからかなりの時間が経過しており交換本体、交換パーツが入手不可なのが残念…

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大きな問題を抱えていないとは書きましたが3弦サドルは弦ロック機能は果たしていますが
弦ロックブロック裏側は割れていました。
タケウチ製トレモロは某オークションでたまにコンディションの良い物も出品されているので
お使いのギターに搭載されているなら機会が有れば、値段の折り合いがつけば入手される
事をお勧めします。
今回のお客様もお引き渡し時にこの画像を見て頂き状況をご説明させて頂いた後、
将来の交換用として同型トレモロを入手されたとの事です。

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久しぶりのサスティナー関係でしたが依然としてサスティナーキットの入荷予定は未定です。
今回の様なレストア作業、ゲインアップ等のモデファイ作業は常時受付しております。

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YAMAHA RM-PROⅡ ロッキンマジックプロⅡのアームホルダーをフロイド化する編

 2020-07-04
今回はかなりのマニアックネタです。
興味の無い方には申し訳ない。

往年のヤマハのトレモロ、ロッキンマジックプロⅡです。

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作り込みから判断するに今は亡きタケウチ製か某大陸製かと。
時代背景を考えればたぶんタケウチかな?

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ご依頼頂いたのはアームバーのガタ付きを何とかして欲しいとの事。
トレモロ自体の他社載せ換えもお考えでしたがTRS系のタケウチ然り現行フロイドやゴトーへの
載せ換えは容易ではありません。
出来ない訳ではありませんがピッチシフトキャビティーの形状違い等、見た目に問題も出るので
余程の場合で無ければ基本的には現状トレモロのメンテナンス等で乗り切りたいところ。
今回はベースプレートの形状は問題無いもののスタッド周辺の寸法等で問題が有り、
載せ換えはこのトレモロが本当に駄目になった時と言う事になりました。

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まずはアームホルダー部を分解。
ブラスのスリーブ筒への締め付け=押し付けでアームバーの回転トルクを調整する仕組みだが
軽金属のスリーブは経年劣化で開いたり摩耗してしまうとテンションを掛けてもトルクは変動しなくなる。

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アームバー先端は板バネでカチッと固定されるがココは回転トルクには関係ない。

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したがって普段よりこの手のアームバーのトラブル時には現行フロイドローズのバーとホルダーに
載せ換えている。

が、

今回はホルダー部がサスティーンブロックと一体型。
まぁタケウチ製は大体こんな構造なんですが。

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サスティーンブロック自体それほど硬い金属ではないので既にブッタ切り構想で
どこをどう切るか、どう切れば強度にも影響無く加工出来るかを思案中。

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まずは分解。

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このトレモロはファインチューナー作動時、サドルを押し上げる為の板*ばねネプレートが無い構造だが
代わりにブロック直下に小さなスプリングが入っているので分解時は要注意である。
何年か前に常連様よりこのスプリングだけを手配して欲しいと言われ、バネ屋さんをハシゴした
事を思い出す。
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しかしヤマハと良いアイバニーズと言いメーカーオリジナル系トレモロはパーツ点数が多い。

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製造コストもかなりだったでしょうね。

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このプレートを止めているビスの何本かはプラスの溝が崩れている。
普段表には出ない部分なので製造時の組み込み方かと。
組み込み時には別のビスに交換予定。
見えない場所ですが個人的にこういうのは嫌いなので(笑)

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ようやく主役に辿り着く。

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サドルは完全分解せずともこのパーツ点数!

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さて、どこでカットしようか…

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カット位置決定。

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いきなり金ノコ入れると位置ズレするので取っ掛かり位置は目立てヤスリで少し削る。

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さぁ長い旅路の始まり(笑)

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とは言えブラス製らしくあまり苦労はせずにノコギリ作業は進む。

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けど…ある程度ノコ刃が深く入る様になると抵抗が大きくなる。
なので久しぶりの機械油登場。

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綿棒に染み込ませて必要な溝の中だけに流し込む。

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あと少し…あともうちょい…

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小一時間掛かってカット完了!

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サスティーンブロックが一段落したのでベースプレート側へ。
まずは在庫のクロームのアームバー一式をあてがってみる。
ベースプレートの穴に対してフロイドのホルダーの方が少し細い…
しっかり締め付けても空回りしてしまう…

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試しにノルトロックを使ってみるが強い力でバーを回すと滑る…

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色々試した結果、M8の座金ワッシャーが一番良いと判断。

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サスティーンブロックとの位置感も絶妙なクリアランスでクリア!

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が、端lっこだけ僅かに飛び出すので座金ワッシャーを少し削る。

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ホルダーの件が片付いたので本組み込み開始。
M3の平頭ステンレスビスを買ってきた!

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組み込み完了!
既に発注済みのフロイドアームゴールド一式が中々来ない(笑)

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ゴールド一式が来ないとホルダーも完全に新品へ交換したいのでギターへ組めない。

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やっと入荷。
組み込み完了!

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アームの回転トルクのバッチリ!

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ギター本体は5~6年前に徹底的に作業させて頂いたKK-1でした。
今回はフロントPUの換装も含めて作業させて頂きました。
以前作業させて頂いたギターが大切に使われているのを見るとやっぱり嬉しいですね。
指板にオイル入れたり現状のフレットに合わせてオクターブ取ったりしながら考えるのは
また数年後に会いましょう!みたいな。

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これを書いている今日7月4日、今朝方の九州豪雨で甚大な被害が出ない事をお祈りしております。

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FENDER JAPAN ST72-R.Blackmore こだわりと個性の詰め込まれたストラトを徹底的に作業した編

 2020-06-13
自粛ムードが少し和らいだ?と思った瞬間に梅雨入りしましたね…
梅雨入り前ギリギリに何とか近年モノ数本のフレット交換を終えて一安心なトーンガレージです。
このブログを書き終え、来週からは梅雨の湿度なんざ関係ナシのヴィンテージ物を作業します。
近年モノは指板修正時に湿度や乾燥で木が動く物が多いですがヴィンテージは個体差はあれど
削ってる最中に雨が降り出そうが雪が降るほど冷え込もうがほぼ動きませんので。

さて今回はセンターレス2シングルのストラト…
クオーターパウンドではなくレースセンサー…

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ローズ指板にスキャロップ、

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イングヴェイと違い掘り込みが不均等なスキャロップ、

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そしてストラトなのにセットネック!

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そう。ブラックモア御大モデルを徹底的に作業させて頂きました!!
いやぁ~中々に難儀しましたよ(笑)

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まずはフレット周りから着工。
セットネックなのでレスポール等と同じくクリアファイル改でマスキング。
実はここに至るまでに一苦労ありまして。
トラスロッドが締め切りいっぱい、それでいて少し順反りだったのでビュレット抜いて専用スペーサーを
削り出しで製作、スペーサー挿入で何とか締め方向に少しだけ余裕を持たせる事が出来ました。
故に本格的な作業着工が可能になったワケです。
ロッド締め切りで何ともならないネックならどんなリペアも施す意味は無いので。

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で、指板修正。
当たり前だが指板修正で指板を削ればスキャロップの形状が崩れるわけでして。

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指板のストレートを確保したらスキャロップ形状を整えます。
丸棒にサンドペーパー貼って深さとフレット根元の形状修正。
6弦側から1弦側へ向かうにつれ深く、ヘッド側からボディー側へ向けて深く…
イングヴェイと違ってかなり難しい作業です。

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スキャロップ形状修正が終われば研磨キズを消すべくスポンジ研磨剤で研磨。
研磨しているうちに自分が入れた研磨キズと生産時のキズが入り乱れて
終わりの無い戦いが始まる。
結局は全てのキズを消すよりはスキャロップの形状を崩さない事を重点に仕上げるのですが。

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ようやく指板修正終了。
普段の数倍時間が掛かりましたが(笑)

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フレット打ち完了!

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すり合わせを終えて指板にオイルを入れたらネック周りは終了。
…なのですがオイル入れたらスキャロップの研磨キズが数カ所どうしても気になったので
結局再研磨しちゃうと言う…

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何とか特徴的なスキャロップ形状は維持したまま仕上げる事が出来ました。

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さて、ここからはボディー側へ着手します。
まずは導電塗料塗布。

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ブリッジは酷いサビ等は出ていませんでしたがそこそこ劣化しているので全分解して
クリーニング。

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サドルの弦高調整イモネジ、6本のスタッド全て交換。
サドルのイモネジは最終調整が終わらなければ適正な長さが見えないので暫定で
純正同長のビスを取り付け。
スタッド1本が極端にサビていたのでその箇所のみサビ除去の意味合いでスタッド穴拡大⇒
埋め木⇒空け直し作業を行う。

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お次は電気系。
お客様お持込みのレースセンサーへの換装、ポット類は全てCTS=スムーズポットへ交換。
レバースイッチは信頼のVLX。

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作業前の状態。

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組み込み完了。
ここだけの話、VLXレバースイッチをボォーっと生きていた自分はうっかり5段を手配していた(笑)
なので発注やり直しの都合、上の画像からココに至るまで2日を要した(笑)


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ピックガード付けて音が出る様になってからナット製作。
純正同様のデルリン素材では高域が丸いのでお客様と打ち合わせのうえ無漂白牛骨で。

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ちなみにペグは元からロック式。

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この埋め込み式ストラップピンやロック式ペグ、不均等スキャロップ、セットネック…
本当にリッチーのこだわりが詰め込まれたストラトですね。

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セットアップで弾いてみて改めて感じるけどスキャロップはイングヴェイモデルよりこちらの方が
弾き易い…と言うか違和感が少ないと言うか…

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こっちの方が理にかなってるんでしょうね。たぶん。
加工はかなり大変ですけど。

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弦高が決まったらサドルのイモネジの長さを最適化。
一般的なプレスサドルより70年代ブロックサドルの方がイモネジの突き出しが気になり易いので
余計な突き出しを無くならせるだけで快適にミュート出来ます。

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やはり出音も普通のストラトと違う。
音の拡がりが抑えられつつも立ち上がりの速さ、普通のストラトには無いソリッドな高域。
以前フェンダーカスタムショップ製のスルーだったかセットネックだったかのストラトを作業したが
レスポールチックにボディーがメイプルトップのマホバックだったのでサウンド的にはストラトから
遠ざかっていた。
それだけにアルダーでセットネックのこのストラトは新鮮且つストラトの範疇を越えていない。
個人的にはリッチー云々抜きにしてアリだとは思っている。

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このブログを書くにあたってBlackmoreのつづりが黒に「人を~憎むぅ~弱さを~みた~」のモアで
スペルが合っているかを確かめるべく「リッチー…」でヤフー検索したら変換候補が
リッチーブラックモア、リッチーサンボラ、リッチーコッツェンの順だった(笑)
リッチーから始まる名前の著名人はギタリスト以外に居ないのか?
はたまた自分のヤフー検索だからこの変換候補なのか??
つーか全員使用ギターが個性的なリッチーさん達ですやん。全員フェンダー使いやし(笑)

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鉄キャップアームなれど長さが普通。
ロングアームってまだ入手出来るのだろうか??

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Rickenbacker325 リッケンバッカーのPU高さ調整スペーサーを削り出しで製作する編

 2020-05-23
久々のブログ更新になります。

緊急事態宣言は解除されましたが当面の間は接客時マスク着用、窓全開を維持するつもりです。


今回はリッケンの325の12弦を作業させて頂きました。

フルメンテナンスでのご依頼でしたがペグの修理や曇ってしまった塗装面など結果的には割と大掛かりな
作業となってしまいました。
そんな中でもセッティングで重要なPUの高さ調整に関わる純正クッションスポンジを何とかしてみよう!の
ご紹介。

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ピックアップ下にはクッションスポンジが挟まれてはいます。
PU固定ビスの締め込み量によってこのスポンジが潰れ、PUの高さを調整(調整ってほど調整幅は無い)
する構造ですが…

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ウレタン系?スポンジなので当然へしゃげてきてしまいます。

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とりあえずボディーがら剥がす。
塗装と固着している部分もあるのでかなり慎重に剥がしました。

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こんな感じでピックアップの圧力でへしゃげた部分がお分かり頂けるかと。

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当然同じ様な素材のスポンジへ交換するつもりはありません。
まずはピックアップのシャーシーを外します。

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シャーシーと同形状の治具をアクリルで削り出し。

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治具を元に黒1P=厚み2ミリのピックガード材で大量削り出し(笑)
こんだけ有れば足りるやろ?的な。
このスペーサーの枚数調整でPUの高さを決めます。

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ピックアップのシャーシーと接する1枚は固定ビスがラッピングスクリューなので同サイズで
タップ切りします。

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組み込み前。

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アースラグをシャーシーと六角ナットに挟み込む形でアースが取られていましたが
六角ナット代わりのスペーサーとシャーシーの間に1ヶ所だけ隙間が空くのは美しくないので
銅箔テープを使ってシャーシー取り付け前にアースを確保。

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ピックアップの組み込み完了。

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ピックガー材なのでへしゃげる事は無いし塗装へダメージを与える事も無い。

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数パターン試してフロント1枚、リア2枚は一番音量バランスが良かったです。
元々12弦なのでピックアップを上げてパワーを稼ぐジャンルのギターでもないですし。

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そしてリッケンお約束の上下2段のピックガード。
毎回コレの固定には悩まされます。
ストラップピン用のクッションが挟まれている事もあればゴムチューブをカットした物を
ビスに巻いている事もある。
今回はストラップピン用クッションでしたがそのままだと白のピックガードから透けて見えるので
1クッション追加します。ナイロンワッシャーです。
そのままだとツルツル滑って3箇所の取り付けが大変なので薄い両面テープで位置止め。

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これにストラップクッションで透けて見える事は防げたかと。

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実は塗装のクリーニングにかなり苦労しました…
長年ハードケースの中で眠っていた為か塗装表面はザラつきさえ感じる程の劣化具合。
バフ掛けでは塗装の焼き付きのリスクが有ったのでチネチ手作業で仕上げました。
ギター磨き過ぎて筋肉痛になるとは思いもしなかった(笑)

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そうそう。
最近のブログでジャックの六角ナット締め付けを書きましたがリッケンはジャックプレートが
落とし込み仕様なので普通の#13六角ソケットは使えません。
なので当店はリッケン用に改造した六角ソケットを常備しています…って言うてもリッケンほとんど来ないけど(笑)

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リッケン325の12弦は弦張りが大変です。
1~3弦側は副弦から張るのがコツと言えばコツなのかも。

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緊急事態宣言解除翌日の昨日から突然車の量が増えましたね。
いよいよ経済活動再開の兆し?なのでしょうか。
通勤退勤の両方でコンビニに寄りますが朝も夕方もマスク無しでお買いものされている方が…
自分は宣言解除になったからと言っていきなりノンマスクお買い物までの根性無いわ(笑)


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連休期間休業のご案内

 2020-05-02
遅くなりましたが連休期間休業のご案内です。

明日3日(日)~6日(水)まで休業とさせて頂きます。
7日(木)より通常営業です。

ご来店予約、お問い合わせお待ちしております。
休業期間中はメールにてご連絡願います。
tonegarage@nifty.com

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シャーラーストラップロック現行品、「S-LOCKS」のストラップ側取り付けに一工夫してみた編

 2020-04-18
遂に緊急事態宣言も全国規模になってしまいましたね…
新規のお問い合わせもめっきり減ってしまいした。
今のところ5月の連休以降はド暇になりそうな予感…
ま、ずっと出来なかった木工作業場の掃除や整理でもするか?
なんてお気楽な事を考えてはおりますが我々みたいな極小個人事業主はどうしたらエェんですかね?
「明けない夜は無い。だから今は耐えよ。」みたいな事も言われてますが
このままでは夜中のうちに死んじゃう事業主も多いぞ?きっと。
ま、愚痴っても仕方ないんですけどね。


さて、今回はストラップロックの定番、シャーラーのSロックについて書いてみます。
数本のストラップ側取り付けのご依頼頂きました。

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S-LOCKSなる新型にモデルチェンジして有る程度時間が経ち、ようやく最近新型も目にする
機会が増えてはきました。
画像左が従来型、右がS-LOCKS。
ストラップ表側の締め付けパーツが異なります。
新型はワッシャー無しで締め付けパーツが大型化、厚みも増しています。
個人的には旧型の六角ナットでの締め付けの方が確実性が高いとは思うのですが…

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また本体の高さも異なっています。
左従来型、右Sロック。
高さ=飛び出し量がある分だけギターに付けたままの状態だと型抜きハードケースに入らない、
ギグバックの底に穴が空いた…等等の事情から未だに従来型の方が人気が高いのも事実では
ありますが、大前提としてはケースに仕舞う時はストラップは外しましょう。面倒だけど。

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さて、ギター本体側はギターによってはビス穴のサイズ変更等が必要になる事もあり、
普段より取り付け作業をお受けする機会が多いのですが
お問い合わせ時に「ストラップ側もお持ち頂ければ加工しますよ」とは説明させて頂いております。
ん?加工?と思われる方もいらっしゃるでしょうしご自分で作業してストラップ側の取り付けに
苦労された方ならご理解し易いかと。

ストラップの元穴だと従来型、新型問わずにロック本体はきっちり入りません。
ねじ込んで入れても捲れ上がった部分が邪魔をしてしっかりロック本体を確実に締め付けられません。
そして締め付けが緩いとギターに付けての使用時に簡単に緩んできます。コレはかなり危険!
旧型で気が付けば締め付け六角ナットが外れて抜けちゃったなんて経験された方もいらっしゃるはず。
一番多いのはロック本体とストラップの角度が変わってたりですかね。本体とストラップの「滑り」が原因ですが。

なのでまずは革用ポンチでストラップ穴を拡大します。

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ポンチをあてがって金槌でガンガン、刃先の当たる角度を微妙に変えつつガンガン叩きます。
「あぁ何だ、コレだけか」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
そんな方はホームセンターで#12の革ポンチを買ってきて試してみて下さい。
騒音苦情が来るか「ん?どっかリフォームか工事してる?」ぐらいの打撃音出ますので(笑)
ちなみに薄い合成皮革や人口皮革ならさほど苦労しませんが厚みが有ったり本革だと
1穴開けるだけで一苦労です。2穴で金槌握る握力が失われて手がプルプルしてきます(笑)

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左が加工前。右が加工後。

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で、穴開けが終われば取り付けなんですけどね。
(ココからは分かり易い様に明るい色のストラップで)
ストラップ裏側はロック本体の面積でしか締め付けの圧力を受ける事が出来ません。
締め付けトルクにもよりますがこの狭い面積も使用時の緩みに繋がります。
本体側にも小さな突起は有るのですがオマケみたいな物で滑り止め効果はほぼ期待出来ません。

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で、今回も普通に締め付けしてたんですけど…
ふと目に入ったのが机の上に転がっていたCTSポットサイズの座金ワッシャー!
コイツのギザギザならストラップにしっかり食い付いてロック本体との滑りを止められるかも?
なんて思った訳ですよ。
ロック本体の小さな突起も座金ワッシャーとの滑り止めになら役に立つかな?と。

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ロック本体に入れてみたらジャストサイズ!!
机の上が散らかってたからこそ降臨したナイスアイデア(笑)

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左が座金ワッシャー有り、右は普通の締め付け。

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今後ストラップ側取り付け時には座金ワッシャーはマストアイテムにしようかと。

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こんな工夫はしてみたもののS-LOCKSは締め付けトルクに自信が持てません…
一応緩み止めに小さなマイナス頭ビスが締め付け垂直方向へ入れられてはいますが
そのビスの締め付けがメガネの緩みに使う様な精密ドライバーなのでしっかり力を掛けて
締め付け出来ないので…
ココはやっぱり旧型の六角ナットの方が確実かな。


楽しみにしていた5月連休の温泉三昧計画も全て白紙。
STAY HOME SAVE MONEY…何して時間使お…
いっそ仕事しよかな…

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自宅でメンテ!指板オイル、フレット研磨、塗装面クリーニング、六角ナット類の締め直し、ネットでポチるとヤバい物が出回っている編

 2020-04-07
いよいよ緊急事態宣言ですか…
本当に困った事になりましたね。
音楽、楽器を取り巻く環境もかなり厳しい状況ですが…何とか、本当に何とか乗り切るしかありません。

当店は通常営業しておりますが皆様ご存知の通り、ご来店は予約制ですし私とお客様のみの対面となりますので
俗に言われる3密では密接な距離での会話以外は該当しないかと。
お客様ご来店時は窓を開けて空気が流れる様にしておりますので肌寒い日は少し厚着でのご来店をお願いします。
本来でしたら接客時はマスク着用、店内にはアルコール消毒剤の設置等を行いたいのですが何分入手困難なので
何卒ご容赦願います。
私自身は自家用車通勤で不要不急な外出もしていないので感染のリスクは少ないとは思いますがこれだけは何も確約出来ませんしね…

そんな状況もあり普段ご来店頂いているお客様でも通販リペアでの作業依頼のお問い合わせを頂く事が増えてきました。
かなり前に書いたブログですがお送り頂く際は下記をご参照のうえ可能な限りの厳重梱包をお願いします。
http://tonegarage.blog52.fc2.com/blog-entry-328.html
ブログ通りにガッチガチに梱包しろとは言いません。ソフトケースやギグバックの場合はプチプチ=エアキャップを
グルグル巻きにして下さい。
多少の高さから落としても内部に衝撃が伝わらないぐらいに親の仇の如く超絶グルグル巻きでお願いします。

さて、今回は弦交換の際にでも行える簡易メンテナンスをご紹介します。
こんな状況なので自宅でギターに触れる機会が増えた為か使用するケミカル類や
施工方法等をお問い合わせ頂く様になってきましたので。
以前にも指板オイルの件ではブログを書いてはいますが今一度読んで頂ければ幸いです。

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まずは指板(ローズ・エボニー等。メイプルは除く)のオイル塗布。
当店で使用しているのは特に高級なオイルではありません。
ただし「レモンオイル」と称する万能系?オイルよりは指板用に振った商品が良いと思います。
これをキッチンペーパーやウエスに適量垂らします。
決して指板へダイレクトにドボドボをと垂らさない様に。
キッチンペーパー使用時はなるべく柔らかい物をお勧めします。

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塗る時は
弦と同じ方向=フレットと垂直方向に塗ります。
指板の導管にオイルを染み込ませるイメージです。

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塗り終わったら5分~15分程度放置。長くても30分程度でしょうか。
すると染み込んだ箇所と表面に残った余剰オイルとでムラが出来るかと思います。
僅か2~3分でほとんどのオイルが染み込んだ場合は追い塗りしても良いでしょう。

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今度はふき取りです。
ふき取り時は塗った時とは別のキッチンペーパーやクロスで
フレットと平行方向に力を入れずにふき取って下さい。
導管と垂直方向にふき取る事で導管内部にオイルを残すイメージです。

指板オイル塗布はそれ程頻繁に行う必要はありませんが1~2ヶ月には一度ぐらい、
長くとも季節の変わり目ぐらいには施工して下さい。
これは楽器の保管環境でも指板の乾燥程度は変わりますのであくまで参考程度でお考え下さい。

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次にフレットの研磨です。
分かり易く言えば鈍く曇ったフレットをピッカピカにしようと言う事です。
用意するのは銀磨きクロスと当て木。
銀磨きクロスは値段もピンキリですが頻繁に磨かないのであればダイソーで売ってる様な物でもOKです。
当て木は木でなくとも構いません。銀磨きクロスを巻きつけてある程度力を入れて磨く事が出来そうな物なら
何でも構いません。

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研磨する時は弦と同じ方向=ヘッド⇔ボディー方向です。
画像はバインディング有りのレスポールですが汚れた銀磨きクロスで深追いすると
バインディングの指板面が黒く汚れてしまいます。

残念ながらこの作業で磨く事が出来るのはフレットの頭面だけです。
側面までは完全に磨く事が出来ません。
なのでしつこく研磨しても側面にはあまり効果がありません。

そして今更なのですが指板オイル塗布の前の施工がお勧めです。
銀磨きクロスの汚れが指板に付いた場合はオイルでふき取れるので。

またメイプル指板の場合は指板面をマスキングして施工して下さい。
マスキングテープやフィンガーボードガード、字消し板等でマスキングします。
ただしフェンダーのアメスタ等でよく見られますが指板表面の塗装が白濁して塗装が浮いている
症状が有る場合はマスキングテープの使用は厳禁です、剥がす際に塗装も剥がれてしまいますので。

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そして塗装面のお手入れです。
よくケミカルは何を使っているか聞かれるのですが手垢程度や軽い汚れの場合は
リンレイの家具用ケミカルを使っています。
これはラッカー、ポリを問わずに使える便利な一品です!
※わざわざ書きますがベタ付きが出た劣化しているラッカーやツヤ消し塗装には使えません。
そしてメーカーの注意書きのままですが必ず目立たない所で塗装に悪影響が無いか試してから
ご使用下さい。また金属パーツはゴールドを除き影響ありませんが樹脂パーツによっては注意が必要です。
更にわざわざ書きますが当ブログを見て何かしらのトラブルに見舞われても一切責任は負いません。

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このリンレイさんは泡状なので使いやすいです。

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これも指板オイル同様にキッチンペーパーや柔らかいクロス、ウエスに出してから使用して下さい。
キッチンペーパーをご使用の場合、コストコで売ってる様な頑丈な物は塗装にキズが付きますので
ご注意を。
クリーニング時、ふき取り時はあまり力を入れない様に。
コレで取れない汚れはコンパウンド系やワックス系の出番になります。
その話はまたいずれ。

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ふき取り時のクロスはここ数年はフリーダムさんのクロスを使っています。
大判なのでふき取り易いですし性能面も満足です。
ただし新しいうちは毛クズが出やすいので自分は一度水道で軽くすすぎ洗いしてから使っています。

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さて、実はここからが一番書きたかった内容だったりします。

皆さんあまり気付かれていませんが六角ナット類が知らぬ間に緩んでいます。

もちろん工場での生産時や当店メンテナンス時にはしっかり締め付けてしますが
塗装や木部の「痩せ」が原因だったり、ジャックやポット等の使用負荷の掛かる箇所
は使用頻度によって緩みます。
なのでギタリスト、ベーシストならソケットレンチのレンチセットを持っていた方がいいでしょう。

ロトマチックのペグなら10番です。(スパーゼルは11番)
緩んでいたら軽く締め付けて下さい。
締め過ぎるとヘッドの塗装が割れますのでご注意を。

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ここもよく緩むジャック部。
スイッチクラフトなら13番、国産や大陸製のミリ規格ジャックなら大体が12番です。

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面倒ですがジャックプレートを外し、ジャック本体をしっかりと押さえ、空回りしない様に締めつけて
下さい。
ジャックプレートを外さずに締め付け⇒ジャックが内部で空転⇒配線が捻じれて断線⇒
配線修理でご来店⇒毎度有難う御座います!…となりますので(笑)

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ポット類はCTSならスイッチクラフトと同じく13番です。
国産小型ポットやEMG純正なら11番、国産大型は12番です。
画像はありませんが(撮り忘れた)言うまでも無くジャック同様、コントロールパネルを開ける、もしくは
ピックガードを外してポット本体をしっかり押さえてから締め付けて下さい。

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こんな感じで外出制限下にギターを弾きまくるだけではなく弦交換のついでにでもメンテナンスして
みてはいかがでしょうか?


最後になりましたが常連様をはじめ自宅に長くいるとついネットショッピングでポチりとやりがちな皆様へ
注意喚起です。
昨年秋、年末頃から一部では話題になり、正規代理店も対策に乗り出してはいましたが
いまだにエリクサーのニセモノが出回っております。
主に密林ですが以前は出品者が中国人と非常に分かり易かったのですが最近はソレっぽい
ショップ名で販売されている様です。
3パックセットで他よりも明らかに安いエリクサーは絶対にポチらないで下さい!!

そしてつい最近ご来店頂いたお客様から頂いた情報ですがコルグのクリップ式チューナーも
要注意です。
たまたま自分も同じ物をマンドリンやウクレレ作業用に持っていたのですが…

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これは液晶下にコルグの刻印がありますがニセモノには刻印が無いそうです。
しかも商品ページには刻印有りのホンモノ画像が使用されているのに届いたら刻印無しで
取説はオール中国語…
まぁネット通販アルアルではありますが他より明らかに値段が安い物にはご注意を。


一刻も早いコロナ終息を心より願っております。


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CTSロングシャフト500kΩのキャップ開き防止策。アーチドトップLPにしっかり取り付けるにはこれしかない編

 2020-03-21
COVID-19のお陰で大変な事になってますね…
当店は御存じの通り来店予約制ですし多人数が集まる事も無いので特に営業縮小、自粛等はせず、
至って通常営業しております。
もし来店予約を頂いているお客様で当日の体調に問題がありましたら予約変更、キャンセル等は
遠慮なくお申し付け下さい。
一刻も早い終息を願っております。


さて、今回はマニアックでありながら意外と重大なトラブルシューティングについて書いてみます。

レスポールを始めとするアーチドトップギターで多用するCTSロングシャフトポット。
以前はレギュラーラインのCTSだけでしたが現在はカスタムCTS製もラインナップされています。
当店ではノーマルシャフト同様にカスタムCTSしか使用しませんが従来型、カスタムCTS問わずに
最近はやっかいな症状が発生しています。

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少し前から見受けられる様になった症状なのですがアーチドトップのギターに
「しっかりと六角ナットを締め付けて取り付るとポットのキャップが緩んで外れてくる」症状です。
場合によってはフラットトップへの取り付けでも起こってしまう事を確認しております。

ロングシャフトと言えどポット本体部の作りはノーマルシャフトと同じでポットのキャップは
4点のツメを折り曲げて組み込まれています。

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このツメがポット取り付け時の六角ナット締め付けトルクによって開いてきてしまいます。
お手持ちのギターで同ポットが付いている場合、アースが結線されているポット背面を
指でつまんで軽く揺すってキャップが動く様でしたら既にツメは開いてきています。
ノーマルシャフトでは見ない症状なのですが何故か近年のロングシャフトでは多発しています。
最近までは「自分の締め付けトルクが強過ぎるのか?」などと思っていましたが
他店作業品でこのツメの部分に瞬間接着剤を流し込んでいる物を見掛けたので本質的な問題で
あると確信しました。
今回は普段行っている対策、防止策について書いてみます。

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ちょうどロングシャフトのスムーズポットをご注文頂いたので改造作業と合わせて対策作業も
行います。

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ちなみに問題が出るのは上記のキャップのツメだけではなく、このシャフト外筒の根元、
何故六角形状なのか不明な外筒根元も難有りです。

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ココも締め付け時に六角裏面の圧着部が抜けてガタつきが出ます。

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なのでまずはこの真鍮製外筒とプレートをハンダ付けで止めます。
六角ナット形状の表側だと作業しにくいので内側でポットの機能に差し障りの無い箇所を
選んでいます。
グリスが付いている場合はしっかり脱脂しないとハンダは乗りません。

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根元の加工とスムーズポット化作業が終われば一先ず組み込みます。
ツメの部分はしっかりと圧着済みです。
当店はスムーズポット化加工を行うので気付いていますがツメの部分、と言うかキャップ自体の
金属はノーマルシャフトよりも柔らかいです。

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組み込み後、ツメの部分を念入りに脱脂。

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プレート部とハンダで止めます。

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もちろん4箇所全て行います。

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完成!

これでギター本体へしっかり締め付けてもポットがガタつく事はありません。

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数年前までは全く起きなかった症状ですが近年は素材の金属が更に柔らかくなった為か
これまでと同じトルクで締め付けても発症します。
ただでさえアーチドトップだと締め付け時にポットへは斜めに締め付けトルクが伝わるので
シャフト曲がりや変形などのトラブルが出易いのは仕方ないのですが。

謎?なのはポット本体の底面がボディーに当たっていて締め付け時にシャフト部を引っ張る
力が加わればテコの原理でキャップのツメが開くのは予想出来ますが
大抵ポットの緩み防止で座金ワッシャーを挟み込んでいます。
そして座金ワッシャーはシャフト根元にしか当たっていない。
つまりポット本体はギター壁面から浮いた状態なのでテコの原理も作用するはずがない…
なのに何故にキャップが開くのか…

現在スムーズポット化の有無を問わず、当店でロングシャフトを使用する場合は必ず上記加工を
施しております。


季節の変わり目はオッサンの体に堪えます。花粉症なので尚更です。
そんな折にやっかいな新型ウイルス到来です…
皆様もご自愛下さい。
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YAMAHA SG-1000XY PHOENIX を徹底的にレストア。 甦れ!フェニックス編

 2020-02-29
今回はレアなギターを作業させて頂きました。
ヤマハのSG-1000XYです。
頭がVではなくBOWWOW世代としては崇高な存在のモデルなのですが…

お預かりした時の状況はかなり厳しいものでした。
電気系は全て入れ替わっているしトレモロもタケウチ製に素人作業で載せ換えられています。

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トレモロバックパネルは途中でカットされて何やらよく分からない回路用のバッテリースナップが…
そしておそらくストラップピンを移設したと思われる様な痕跡が。

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内臓回路用にミニスイッチが増設されています。
本来マスターボリュームの位置にトグルスイッチが…

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PUのエスカッションもかなり太いビスで止められています。

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ネックのコンディションも良くなかったので大変な作業になる旨をお客様へ説明させて頂きました。
それでも当時憧れていたギターゆえにせめて普通に弾ける様にまではとの事でした。
なので当時憧れていらっしゃった状態=デフォルトの状態へ如何に近付けるのか?が今回の
コンセプトです。
もちろん入手出来ない純正パーツ、元には戻せない改造跡だらけと問題は多いですが
現在入手出来るパーツ類でやれるだけやってみます。
BOWWOW世代のリペアマンとしては最高に誇らしい作業依頼ですしね。

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まずは全てを分解。

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ネックは重症では無いもののネジレ&波打ちのフルコース…
トラスロッドが機能していたのは不幸中の幸いか。
指板修正はかなり時間を掛けて徹底的に行いました。
途中で一度弦を張れる状態にして問題の改善具合を確認しながらなので中々に大変でした。

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フレット打ち完了!
使用したフレットはJESCARの#51108。純正フレットに横幅は近く、高さは現代基準。
日本規格のワイド&ローのフレットも入手は可能ですがこの先長く弾いていける様にと。

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リアPUの耳部分が雑に掘られています。
おそらくお客様はここまで見ていないだろうしピックアップ付けてしまえば見えない場所でも
あります。
でもこの状況のまま作業を進めるのは個人的に許せません。

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普段はめったに使わないウッドパテで埋めます。

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トレモロの要加工部と一緒にルーティング。

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導電塗料塗ったらこの通り!
トレモロ部はラッカーで着色しました。

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ちなみに新たに載せるトレモロはGOTOHのGE1996TなのですがGOTOH純正スタッドアンカーだと
アンカー穴を拡げる必要があります。
が、上の画像を見て頂いても分かる通りリアPUやトレモロザグリまでの距離が近く、
既にアンカーからリアPU側へは塗装のクラックも見られるので現状のアンカーサイズに近く、
ボディーへの負担が増えずに精度は欲しかったのでフロイドローズ純正スタッド&アンカーを
採用しました。
画像左より純正アンカー&タケウチのスタッド、GOTOH純正、フロイド純正です。

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さて、お預かり時よりずっと施工方法を悩んでいた増設ミニスイッチの穴。

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埋め木+タッチアップ塗装も考えましたが肉厚も薄い箇所なので経年変化や仕上げの難しさの
問題があります。
なので以前別のリペアで使ったアイデア、家具用のキャップを使うつもりでしたが…
サイズはミニスイッチ穴に対して大きいしツヤ消しなのが引っ掛かってました。

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施工方法を決めきれないある日、全く別の用件で金物屋へ行った時に使えそうなアイテムを発見!
家具用キャップよりもサイズは小さいし黒のツヤ有りなのでこちらの方が良さげです!

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仮止めして付けてみた。
うん。こっちで行こう!

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で、本当に大変なのはこっちですわ。
トグルスイッチサイズに拡大されてしまっているマスターボリューム穴。
このままでもCTSポットは付けられると言えば付けられますが自分的にこのままなのは
ナシです。

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用意したるはCTSのシャフトにジャストサイズの肉薄アルミパイプ。

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穴の形状を整えてからパイプを入れてみたら狙い通りジャストで入る。

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ボディートップのアーチ形状をマーキング。

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金属ノコでカット。

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ここからは慎重に加工。

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最後は完全に手作業で攻めていきます。

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ちなみにアーチ形状と合わせながらの加工ですが位置は元から空いているポット用のピン穴の
直下部にマーキング入れてるのでいつでも同じ位置に差し込んで形状チェックが出来ます。

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ポット用スペーサー完成!
正直言うと加工中に力を入れ過ぎてパイプがたわんだりサンダーで削っている時に
吹っ飛んでどっか行っちゃったりで都合3個目で完成(笑)

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これにてコントロール周りの問題は解決とします。

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ようやくボディー側の作業が完了しました。

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次なる問題はピックアップです。
純正はヤマハ独特の3点止めエスカッションにフロントは黒のPUカバー、
リアはフェニックスの柄に合わせてエスカッション&PU共にゴールド。
ピックアップはフロントはダンカン59、リアはJBの絶対的定番セットにします。
リアはゴールドカバー付きがあるので何の問題も無いですがフロントがね…
今時黒のメッキの施されたPUカバーは無いんですよ…
なので妥協はするのですが用意したのは黒ツヤ消しABS製の穴無しPUカバー。
コイツにダンカンピッチでポールピースの穴を開けてみようかと。

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薄いABS製なので加工中に「ペキッ」っと割れてしまうかもしれない。
でもカバー2個あるから一度の失敗は許される(笑)

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まずは59のカバーを外す。
さすがダンカンさん。カバーとPU本体はしっかりロウ浸けされてました。⇒外すの大変(笑)
配線時にコイルタップを設けるので59は4コンダクター仕様です。

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ダンカンのカバーをABSカバーに載せて位置決め。

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ボール盤の回転速度を少し下げてから少し小さめの穴を開ける。
更に回転速度を下げてリアルサイズ一歩手前のビットで開ける。
そこからはヤスリ手作業で進めます。

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1個目で無事成功!

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早速59に着せてみる。
ツヤ消しの黒ではあるけども中々良い感じだ!

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ちなみにエスカッションは底面を削って高さを現物に合わせました。

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組み込み完了!
画像は有りませんが大きめの打コンは全てタッチアップで埋めてます。
1本のギターで施工したタッチアップ箇所としては過去最高?ぐらいで何カ所作業したか
思い出せないぐらいです。

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サラッっと書いてますがリアPUも一苦労ありました。
純正と同じブラス(真鍮)製エスカッションは既に入手出来ないので妥協してプラスチックに
ゴールドメッキのエスカッションなのですが…
コイツにTB=トレムバッカー用のPUカバーが入りませんでした。
なのでエスカッションの内径横幅を拡げようとヤスリを入れた瞬間、メッキがペロッと剥がれました。
諦めきれずにエスカッションを再注文して挑むも結果は同じ。
仕方なくリアはトレモロ付きなれどTB-4ではなくSH-4にしました。
言い訳としてはフェニックス発売当時の1985年にダンカンTBシリーズはまだ販売されていなかった
と言う事で。
したがってTB-4のゴールドカバー付きを在庫しております。どなたか買って頂けませんか?(笑)

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コントロールは純正とは少し違います。
純正はマスターボリューム、フロント専用ボリューム、フロントトーンらしいのですが
それでは汎用として使い難いのでマスターボリューム、マスタートーン、
フロント&リアのコイルタップ切り替えスイッチポットとしました。

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トグルスイッチとコントロールのパネルは作り直し。
トレモロバックパネルはザグリが全て隠れるサイズで製作。

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パネル裏にはアーシング用のアルミテープを貼ってます。

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ようやくここまで来た…
ここ数年では一番試行錯誤を繰り返した作業かもしれない。

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リフレクター付きノブの並びは純正と同じボリューム・ボリューム・トーン。

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ペグはメッキの劣化が酷かったのでGOTOH製新品へ交換しています。

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でもロックナットは替えがきかないので流用。レンチが4ミリなのも不便だが流用。
このタイプはジャクソン/シャーベルのケイラー同様にロックを締め込むとチューニングは
かなりシャープします。
ですので締めてからファインチューナーで調整、その調整幅分をロックナットを緩めて
再チューニング、の繰り返しが必要になります。

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最後の調整を終えた時、疲れよりも満足感、達成感の方が遥かに大きかったです。
かなり手は掛かりましたがお客様のフェニックスへの想い、自分の拘りとプライドを
注ぎ込めたと思います。

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近年メディア(ネット)で露出があったフェニックスはリアがゴールドバーポールピースの
オープンタイプPU、トレモロはロッキンマジックⅡの様でした。
近年仕様へ変更とか言われたらどないしよ…(笑)

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1985年に150本限定で販売されたこのSG-1000XY、言うまでも無くかなり貴重です。
自分も長くこの業界に居ますが今回のフェニックスで見た、触れたのは3本目です。


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STEINBERGER SPIRIT 硬いチューニングのツマミを使い易くする編

 2020-02-08
今回はヘッドレスの定番、スタインバーガーのスピリットです。

この廉価モデル、ホーナーの頃からすれば既に30年以上も続く超ロングセラーモデルですね。

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EMGへの換装と硬いチューニングツマミ(=以降チューニングキーと表現)の改善をお受けさせて頂きました。

今までブログアップこそしていませんでしたがチューニングキー周りは割とご依頼の多い作業です。


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まずはトレモロのフローティングストッパーをしっかり掛けてからスプリングテンション調節ノブを
抜き取ります。

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トレモロ後端=チューニングキー側を少し持ち上げてユニット自体とトレモロスプリングを外します。

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チューニングキーの作業だけならココは不要ですがブリッジアースの取れ具合が少し怪しかったので
トレモロ基部も外します。

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先にEMG関連の作業を。

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純正の配線コネクターなんざ使ってたらこの小さなコントロールザグリ内に全ては収まらないです。

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EMG取り付け完了!

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本題へ戻ります。

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まずはトレモロ裏面のビス5本を外す。

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トレモロを裏返したまま慎重にサドル側と分離させる。

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サドル分解。

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サドル側のチューニングキー差し込みビス穴には高粘度のリチウムグリスをチョイ付け。

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ここからが本番。
チューニングキー根元には黒い小さなワッシャーが2枚入っています。

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スピリット使いの間ではメジャーなナイロンワッシャーをお客様よりお持込み頂きましたので
交換するわけですが、デルリンやテフロンならまだしもナイロンだと柔らかく、圧縮力が相当に
加わった際の潰れ防止で純正ワッシャー1枚、ナイロンワッシャー1枚の2枚立てで組み上げます。

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ところがですね、この純正ワッシャーがですね、よぉ~~く見て下さい。
センター穴がズレちゃってます…
まぁそれでも機能的には問題無いでしょうけど使用するのはなるべくセンターのズレの少ない物を
選びます。

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用意したるはペースト状のシリコングリス。

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塗布する際は細手の筆を使います。そしてオロナイン軟膏の如く薄塗りです。
薄塗りで十分効果を発揮しますのではみ出る程は塗らない様に。

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チューニングキー底面⇒グリス⇒ナイロンワッシャー⇒グリス⇒純正ワッシャー⇒グリス

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サドルスプリングがきっちり引っ掛かる様に組み込み。

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トレモロ側を被せる感じで組み上げ。

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これにてグリスアップ作業完了!

ちなみにナイロン、テフロン、デルリンワッシャーに交換しなくともグリスアップだけでも
実感出来る程の効果はあります。

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ちなみに弦のボールエンドを引っ掛けるサドルはチューニングキーのビスが
「かろうじてサドルへ食い付く」ぐらいで出来るだけ引き出しておきます。
これはナット側にストリングアダプターを付けている方は非常に重要な段取りです。
ダブルボールエンド弦では関係ありませんがアダプター使用時は
「なるべくチューニングキーを締め付ける量を少なくする」事がチューニングキーへの負担を減らす
=硬くなるまでにチューニングを合わせる事に繋がります。
つまりサドルがチューニングキーにかろうじて掛かるぐらいでボールエンドを入れ、
ヘッド側=ストリングアダプター側から引き出した弦を可能な限り引っ張った状態でアダプターを
ロックします。弦に緩みがあるとチューニングキーを最後まで締め込んでもチューニングが低かったり
しますのでアダプター側からの弦を親の仇の如く強くしっかりと引っ張りながらアダプターをロックして下さい。

と、

ここまで書いておきながら今回はアダプター無し、ダブルボールエンド弦使用なので
具体的な説明画像はありません(笑)

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さて、本体への組み込みです。
まずはこのメッキが剥がされて地金が出た部分に

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ブリッジアース線がきっちり当たる様に調整します。
分解前にアース線が当たっていたボディー側は木部が凹んでいるので別の箇所へ移動、
アース線の先端にハンダを載せて少し厚みを持たせておきます。
これならボディー側が多少凹んでもアースはブリッジへ当たり続けるかと。

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トレモロの組み込みに入ります。

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まずはトレモロスプリングをトレモロ側のスプリングが当たる箇所に差し込みます。
スプリングを時計回りに回しながら差し込めばきっちり収まるはずです。

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トレモロフローティングストッパーを起こしておきます。

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分解時とは逆にスタッドの位置を確認しつつ、トレモロを滑り込ませる感じで 取り付け。
この時点ではトレモロスプリングにさほどテンションは掛かっていないのでストッパーを
外してトレモロがスムーズに動くか=きっちりスタッドに咬んで組めているかを確認します。

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再度ストッパーをかましてからスプリングテンション調整ノブを締め付け。
締め付けトルクは言うまでもなく弦を張ってチューニングしてからフローティング具合を
確認しながら本調整です。

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完成!
チューニングキーの回転トルクもかなり軽くなった様に感じます。

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ちなみにこれも長き伝統?なのですがメーカー出荷状態でのサドルの位置では
オクターブピッチが全く合っていません(笑)
未調整のオーナー様は弦交換のついでにでも調整する事をお勧めします。

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バイギブのオービルLPスタンダードを徹底的に作業!フロントPU断線や全ポジマーク浮きのフルコース編

 2020-01-18
それにしても今年の冬は雪が少ないどころか暖かいですねぇ…。

さて、今回はバイギブのLPスタンダードです。
お持込み頂いたお客様は気付いていらっしゃいませんでしたがバイギブは黒カスやSG、エクスプローラーや
FV等はよく見掛けますが実は一番売れ筋と思われしスタンダードの流通本数は多くありません。
現在ではジャパンヴィンテージとして確固たる地位を築いているのでプレミア価格で取引されている事も
珍しくはありません。

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眠っていた系なのでホコリの蓄積がスゴいですが本当にバイギブのスタンダードを見るのは久しぶりです。

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まずフロントPUの音が出ないとの事でしたのでチェックしたところ、異常な抵抗値でした。
なのでまずはフロントを何とか復活させる事が出来るのかに挑みます。

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純正でギブソン製PUです。

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アセテートテープを剥がして分解、各ボビンの抵抗値を計測したところ、
問題があるのはフラットポールピース側のボビンと判明。

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当該ボビンを分離。

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コイル巻き終わりの白線を外して外周テープを慎重に剥がしつつ鬼集中してコイルを
激慎重にほどいていきます。

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断線箇所発見!!

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コイルの被膜を剥がして元の白線へ接続。

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何とか復活出来ました。
しかしながら経年劣化による様々な原因で断線したと思われるので
今後また別の箇所で断線する可能性は残ります。
その時はPU交換か完全リワインドがお勧めになります。

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フロントPUの問題が片付いたのでフレット周りに着工するのですが…

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今回はほぼ全てのポジションマークが浮いております…
指で軽く押すとパカパカ動くぐらい浮いている物もあれば端だけが軽く浮いている箇所と
症状は様々。

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まずはフレットを抜きます。

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続いて全ポジションマークを外します。

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よぉ~く見て下さい。
ポジションマークが反っているのが分かりますか?
つまりポジションマークの接着に問題が有った訳ではなくポジションマーク自身の「縮みによる反り」が
今回のポジションマーク浮きの原因です。

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再固定に入りますがまずは余分な接着剤の跡を削ぎ落とします。
ここで重要なのは必要最小限=ポジマークが深く沈み込まない様に、底面のフラットを崩さない様に
削る事です。

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こんな感じ。

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ポジマークの仮合わせを繰り返して削ります。

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全箇所底面修正完了。

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接着に入ります。
ポジマークの裏面=接着面に#150程度の粗めのペーパーで傷を付けます。
これは接着剤の食いつきを良くする為です。

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接着剤はゼリー状のアロンアルファを使用。
四隅と中央に少量。

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接着完了。
僅かに接着剤がはみ出てますがこの後研磨するので問題ありません。
むしろ少しはみ出すぐらいの方がきっちり接着剤が行きわたっている証なので安心です。

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全箇所接着完了!

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一晩置いて完全に接着剤を硬化させてから指板修正に入ります。

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段差等も無く綺麗に仕上がりました!

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フレット打って指板周りの作業は完了。

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お次はヘッド表面をキレイにします。
通常はペグブッシュも抜いてバフ掛けしちゃうのですが…
1弦ブッシュの横に塗装浮きっぽいのが見えます。

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なのでブッシュを抜かずに手作業で研磨しました。

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やはり塗装が内部で浮いている様です。
無理にブッシュを抜くとペリッ!っと塗装が剥がれてしまってもおかしくはないので
ブッシュを抜かずに作業で正解でした。

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ようやく木部は一段落したので次は金属パーツをメンテナンスします。
パーツクリーナーを使用しますがペグはそのままクリーナーをブッ掛けると内部の必要なグリスも
流れ出てしまうのでウエスにクリーナーを吹き付けて手作業で掃除します。

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左の2弦用が施工後、右の4弦用が施工前。
ちなみにブリッジやテープピースは遠慮なくブッ掛けてクリーニングします。

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そろそろ電気系も組み込む段階なのですが…

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フロントは冒頭の作業で組み込み時に外周アセテートテープを巻き直してますが
リアは劣化したままなのが気になる。

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なのでリアも貼り直して、

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フロントと一緒にロウ浸け。

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これでPUの準備完了です。

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ボディーはいつも通りザグリ内に導電塗料塗って有線でアーシング接続。

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コントロール部もいつも通り。

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配線完了!

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完成です。
やっぱり良い鳴りしてます。
これからは再び眠りにつくのではなくガンガン弾いて欲しいですね。

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多少の打コン等のダメージはありますがここまでコンディションの良いバイギブスタンダードは
もう今後見る事は無いのかもしれません。
後世に伝えるべく「THE 日本製レスポール」かな。

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GIBSON '70s ES-340 TD 潜むトラップにことごとくハマった編

 2020-01-18
ちゃんとしたブログを書くのは久しぶりになります。
ようやく年末年始のバタバタから落ち着きを取り戻しつつあります。

今回はギブソンのES-340 TDです。
1969年から73年までの短い間しか生産されていない中々にマニアックなセミアコです。
シリアルから判定する製造年は70~72年、でもラベルカラーやオリジナルと思われしPUカバー表面に
レリーフ刻印が無いので70年製と思われます。

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335とは違いメイプル尽くし。

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ネックはメイプルーウォルナットの5ピース。

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Fホールから覗くコントロールの配線には何やらマスキングテープらしき物が…
しかも奥に見える線はどう見ても汎用の配線材。
でも良いんです。配線は既に変更されているみたいなので。
本来の340はトグルスイッチでリアPUのフェイズ/パラレルの接続変更、
通常のボリューム・トーンはPUバランサーを装備し、一般的な配線レイアウトではありません。
この340は既にごく普通の配線レイアウトへ改造されています。

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ブラスサドルのABR-1ですがコマ鳴りが発生しています。
これは組み込み時に手を加えようかと。

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さて、分解に入ります。
電気系はチャチャッと全バラシ、毎度の通りまずはネック=フレットから着工です。
で、お預かり時にフレット交換歴アリなのは分かってましたが…
ナットは「適当リペアあるある」でプラ板と薄板の下駄を履かされていました。
そんなにナット作り直すのが面倒なのだろうか?いやどうしてオリジナルのナットを
活かしたかったのか??

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はい。早速第1トラップにハマりました。
フレットは木工用ボンドで止められてました(笑)
そう言えば下駄履きナットも木工用ボンドで付けられてたな…
フレット溝の側面のみならず底面から取りとめなく湧き出してくる木工用ボンドの残骸…
木工用ボンドは硬化してもフニャフニャ柔らかいくせに導管には染み込むので今回の様に
フレット溝の中だと除去は滅茶苦茶大変です。
カッターナイフでひたすらこそぎ出す。

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木工用ボンドの残骸除去に半日近く費やして(チップ修正も含む)ようやく指板修正。

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そこからフレット打ちまでは比較的スムーズだったのだがフレットすり合わせ時に
金属粉を吹き飛ばすべくコンプレッサーでプシュ~っとエアー掛けたら突然思いも寄らぬ
マスキング済みのフロントPU奥からデカいホコリの塊が飛び出してきた!
しかもその断片が目に入った…
水道で目を洗って目薬さして暫し休憩。
指板修正前にFホールやPUホールから念入りにエアー吹いてホコリは取り切ったはずだったのに。

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フレット周りが一段落した頃にはトラップ慣れしてきた(笑)

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さて、電装系や組み込みに入る。

まずは分解時より気になっていたブリッジのスタッド穴。
埋め木が施されているが今空いている穴とどちらが正しいスタッド位置なのか?
日焼けの具合からすれば今の穴位置っぽいがスケールポイントから計測するとどうも
埋め木穴っぽい。
なのでブリッジだけ先に仮組みして弦張ってクリップ式チューナーでオクターブを見てみようかと
考えたんですが…

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スタッドめっちゃ曲がってました(笑)

分解時に指でスルスル回して抜けたので「あぁスタッド穴拡がってんな。組む時埋め木するか」程度で
スタッド本体はちゃんとチェックしてませんでした。
まぁコレはトラップって言うよりも自分のミスチェックなだけですが。
で、交換用のスタッドを発注したら今度は発注元のミスでゴールドのスタッドが届いたと言う(笑)
呪われてんな。今回は(笑)

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正しいスタッドが届くまでに先に作業を進める。
まずはピックアップのロウ浸け。

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で、またトラップ出現。
交換すべく取り寄せたピックアップマウントスクリュー4本入り1パックのうち1本だけが
インチサイズでは無い、ミリサイズでも無い(笑) 何のビスやねん?状態。
こちらも取り寄せし直して何とか組み込み完了。

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そしてリアPUのフェイズ/パラレル用出力線。
お預かり時はマスキングテープで絶縁(したつもり)されていた場所。

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メインケーブルへきっちりハンダ付けしてから…

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収縮チューブで絶縁。
と、文面と画像を見ればすんなり進んだ様に見えるがココにもトラップは潜んでいた…
収縮チューブはめてから抵抗値を測ると明らかにおかしい。
収縮を剥いてチェック。
どうやらメインケーブルへ落とした副線の作業箇所では無いところで短絡(=
ホット出力がアースへ接触している)のを発見。
手直しして再度収縮チューブをはめる。
こいつは不幸中の幸いか?本体へ組み込み後に発覚したらとてつもなく面倒な事になっていたはずだ。

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リアだけ収縮チューブはめるとフロントもはめたくなるよね~。

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さて、今度はポット周りだ。もはやどんなトラップが出ても動じない(笑)
交換されているポット類だがそれなりに劣化していたりハンダの熱も相当加わった跡が
あるので全交換。ただしトーンのキャパシターは流用。

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組み込み時に引っ掛かって邪魔にならない様にトーンからの出力線をキャパシターで
軽く押さえる様に工夫。
使用している出力線は最近お気に入りのモガミ製オーディオ用1芯シールド線。

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この様にポットから真っすぐ線を引き出せます。

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トグルスイッチも配線して下ごしらえ完了。

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コレなのよ。大変なのは。
でも今回はトーンの配線に一工夫したお陰で割と短い時間で組み込めました。

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FホールからはリアPUの線は仕方ないにしても余計な線が見えない様に組めました。

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ブランコテールピースへ繋がるブリッジアース線は元の線材の被膜内部までサビが入っていたので
新調。

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先端を取り付けビスの穴に引っ掛けてスッポ抜け防止策。

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さぁようやくココまで来た。
オクターブピッチ的には埋め木穴が正しいスタッド位置っぽい感じだったがブラスサドルのコマ鳴りを
防ぐべくなるべくサドルをオクターブビスで締め込みたかったので現状の穴を使う。
が、穴サイズがスッポスポだったので埋め木して空け直し。

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ABR-1も分解しtれ清掃。
ブラスサドルを止めるオクターブビスはビスピッチに軽くキズを入れてサドルとのガタを
無くしています⇒コマ鳴り防止策。

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コマ鳴りは止める事が出来ました。
2回目入荷のスタッドはちゃんと銀色でした(笑)

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ここまで色んなトラップにハマって段取りが狂うと逆に徹底的にヤリたくなる。
ネックグリップに有った演奏時微妙に気になる打コンをタッチアップで埋める。

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ようやく完成!

元よりフェイズアウトを盛り込んだ仕様なのでフロントとリアはミックス時にフェイズアウトに
なるがオーナー様は購入からお持込みまで数カ月その状態のまま弾いていたらしいので
フェイズのまま組み上げた。
まぁ使いにくければまた分解してピックアップ内部に手を入れれば良いだけだし。
もはやそれぐらいの手間は何とも思えないほど今回は色んなトラップを堪能した(笑)

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臨時休業と新春キャンペーンのお知らせ

 2020-01-07
遅ればせながらあけましておめでとうございます。

昨日より本年の営業を開始しておりますが
まずは臨時休業のお知らせです。

11日(土)は所用により臨時休業、12日(日)13日(祝)は定休日です。
ご迷惑をお掛けしますが何卒ご了承願います。

新春キャンペーンとして1月31日(金)までお一人様1本限り
トラスロッド調整無料キャンペーンを行います!
エレキ、ベース、アコギ何でもOK!!
弦交換が必要な場合は弦お持込みか弦代が必要になります。
当ブログ、フェイスブックページをご覧の皆様はお分かり頂いているかとは思いますが
ご来店は予約制となっております。
キャンペーン作業もお手数お掛けしますが事前に来店予約をお願いします。

本年も当店を宜しくお願いします。

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年末年始休業のお知らせ

 2019-12-27
遅くなりましたが年末年始休業のお知らせです。

28日(土) 昼過ぎまで営業

29日(日)~新年5日(日) 休業

6日(月)~ 通常営業

新年も当店を宜しくお願いします。

今月はバタバタとしておりましてブログ更新が滞ってしまいました。
新年になれば落ち着くかと思われますのでブログ掲載をお約束しておりますお客様は
今しばらくお待ち願います。


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78年製グレコGO-1000を徹底的にレストア。同時に近代的かつ実用的にアレンジを加える編

 2019-11-30
少しバタバタしておりまして中々ブログの更新に手が回りませんでした…

今回はグレコのGO-1000です。
お客様はファーストオーナーでコンディションはバツグンです!
本来はPRSを購入しようとお考えでしたが予算の都合でこのGOを生まれ変わらせる事を選択されました。
なのでこのスルーネックでウイング材はセン、音質的にはドンシャリぎみのGOに中域の膨らみを持たせるべく
色々手を尽くしてみます。

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ネームプレートは1977…でもヘッドシリアルは78?

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ゴム製のローレットリングも千切れずにしっかり残っています!
同時期のアイバニーズもコレを採用していますが何故か千切れて欠品している物が多い。

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重い金属製のコントロールパネル。

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内部の配線は一見問題無さそうですがポットにガリ等の経年劣化は顕著に見られます。
ですので電気系はPU以外全て入れ替えます。
ちなみにミニスイッチ2個はフロントPUのシリーズ⇔パラレルとリアPUのフェイズですが
今時では使い難いのでスイッチを新品交換のうえフロント・リアの個別コイルタップへ変更します。

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それでは本格的に分解に入ります。

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PUのマウントベース。
よく見る同時期のGOはマウントベースをボディーへ固定するビスが完全にサビている事が
多いのですがキレイです。

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PUに充填されているゴムも縮みやクラッキングが無い。
何度も言いますが本当に良いコンディションです。

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さて、それでは…

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いつも通りにフレット抜いて指板修正から。
今回は弦高低めのプレイアビリティーも狙うので指板修正はかなり神経質に行いました。

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これぞ日本製!なブラスと牛骨の貼り合わせナット。
これはこれでGOのアイデンティティーですが弦と直接作用する部分がブラスでは音が硬すぎるので
無漂白牛骨の1ブロック物へ変更します。
まぁナットの製作なんてまだまだ先の工程ですけど。

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元々ネックに面倒なクセは無かったので指板修正も順調に進み、フレット周りが完成。

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お次はボディー側へ。
まずはコントロール内のアルミ箔を剥がします。
アルミ箔はしっかり導通が取れるし貼り易いのでこの時期は多用されていましたが
シワの浮き上がりがホットラインに触れるとNGなのでいつも通りの導電塗料塗布にします。

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塗り終わり。

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もちろんPUホールも。
画像は無いけどトグルスイッチホールも。

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PUマウントベースから組み込みますが同時にアーシングの結線も割り込ませます。

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と、このまま電気系の作業を進めたいのですが…
フレット周りを作業している頃からずっと気になっていたヘッドの1弦側角の塗装欠けが
どうしても許せなくなったのでタッチアップで補修。(画像は補修後)
こんな寄り道ばっかりしてるから毎回段取り通り進まない(笑)

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ちょっと遠回りしましたが電気系組み込み完了!
ポットはCTSですが純正のノブを流用したいのでシャフトはミリサイズの物を使用しました。
もちろんスムーズポット化しております。

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純正ノブのローレットリングをクリーニング&シリコンオイルで仕上げ。
右が施工前、左が施工後。
リングの内側までシリコンオイルが流れ込むと操作時に空回りするので綿棒使ってちまちまと
表面だけを作業しました。
プラスチック製のノブ頭面や側面はプラスチック用の極細目コンパウンドで研磨。

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さて、話はブッ飛んでペグです。
ペグはPRSリスペクトと言うワケでもないのですが使い勝手を考えてロック式に。
ちなみにこの頃の純正ペグはしっかりとした金属製(軽金属ではない)なので重い…

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取り付けるGOTOH MG-Tペグ。
47-31=16グラム。
16x6=96グラム!
ヘッドが約100グラム変わるって大きいですよ!!
謀らずしてヘッド落ち対策にもなったと言う。

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ようやく完成です。
画像はありませんがナットの溝切りをいつもより僅かに深めにしたりブリッジサドルの
弦溝を少しだけ加工したりと中域に膨らみを持たせる工夫を施しました。
言葉で表現するのは難しいのですがナットやブリッジサドルで弦に僅かにだけアソビを
持たせてやる事で倍音の広がりを増やす事は可能です。
加工してはサウンドチェック…更に全体のセッティング見直しと手間暇掛かりますが
本当に奥が深くて毎回のめり込んでしまう工程だったりします。
またロック式ペグにした事でペグポストへ弦の巻き込みがなくなりその分ナットからペグポストへの
弦角度が緩くなった事で若干ながら弦テンションも下がる。そしてその分サウンドはふくよかに
なったと感じます。
フロント・リア共にミニスイッチでコイルタップ仕様にして良かったです。
元々シリパラやフェイズの配線レイアウトを念頭に考えられたPU(だったのかもしれない)の
お陰かタップサウンドも十分使用に耐えうる音質でした。

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全体のバフ掛けや金属パーツの研磨も徹底的に行ってピッカピカになりました。
お客様のお引き取り時の笑顔を見て徹底的にやって良かったと実感。

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おそらくは「TEJ-95S」最終型の美品を徹底的に作業する編

 2019-11-05
夏の間はド暇だったのに最近になって少しバタバタでブログ更新が滞ってました。スミマセン。

今回はおそらく9万5千円定価だったTEJの最終型と思われるTEJ-95Sを徹底的に作業します。
この後、時代の流れでTEJ系は値上がりしていきます。

それよりもやな、TEJでブログ書くのん何回目やねん(笑)

しかしこの個体、95S時代の物にしては驚くほどの美品です!

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最終型ならではの2軸2連ポット。
上がボリューム、下がサスティナーのゲインコントロールであるサスティーンボリューム。
こいつが使い難いのよ…なのでいつも通りマスターボリューム化、サスティーンボリュームは
基板改造でフルアップ固定にします。

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先っぽが欠けてない綺麗なTEJヘッドは最近見てないかも。

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DET-1(ダブルエッジトレモロ)とこのローラーナットはセットでもはや伝説だ。色んな意味で(笑)

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そう。弦を張ったり緩めたりチューニングの最中で「ちゅるっ」っと1弦側へお滑りになられる。
これは恒例行事でもある。伝説たる所以の不具合とも言う。
今まで何本作業したか分からない。手を変えネタを変え散々再発防止策を講じてきた。
今は完全な対策方法で落ち着いている。
つーか今を去る事何十年前のギターやねん?と思いつつも多い月は3本ほど作業する。
このローラーナットスペシャルは後半に書きます。

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そして伝説の相棒、DET-1トレモロ。
サドルはサビが酷いので交換。
なのにスタッドの六角穴がナメてないは珍しい。

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前面から見ると既に伝説的恒例症状を発症しているのが分かる。

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トレモロスプリング、ハンガー共に結構なお疲れ具合である。
さて、これより本格的に分解に入る。

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はい。お約束。スタッドアンカー抜け。
手でスタッドごと引っ張ると簡単に抜けてきた。
リアPU側へクラックが入ったり倒れ込んでいないのはまだ軽症である。

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先は長い。
長い故にラクな事から手を付ける(笑)

まずはサドルを外してサスティーンブロックとベースプレートの固定ビスを増し締め。
これは古いギターは絶対にチェックした方が良い箇所です。
フロイド系も同じく。

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ベースプレートを磨いてから新品のブロックタイプサドルを装着!
お客様と相談のうえブロックタイプとしたのですが
こっちの方が音がタイトになるから個人的にはオススメです。(TEJにはね)

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さぁネックに取り掛かりますか!
作業中どこかに当てやすいヘッドの先端をマスキング。
指板修正開始。
とは言ってもこのネック、かなり優秀なコンディションだったのであまり手こずりませんでした。
いつもより早い段取りでフレット打ちへ進める事が出来ました。

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最近フレット周りを作業したお客さんに
「この1本1本フレットの端を丸めるのって大変なんでしょ?どうやってるの?」と
聞かれる事が多いので今回は書いてみます。

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自分はこのフレットエッジの面取り時のキズを消したいから「すり合わせ」作業の途中で
行います。
目の細かい小型の平ヤスリを使って

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右側から、左側から、

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そして上面。

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平ヤスリの作業が終われば根元に残った角を取る為に目立てヤスリで根元のみを弧を描く様に仕上げ。

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もちろん両側から。

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面取り終了。

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研磨終了。
面とった所に周囲の模様が映り込んでるぐらいにツヤが出たら満足。(←自分がね)

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ネック周り完成!
この段階、指板にオイル入れるまでヘッド先のマスキングは外しません。
これが自分的にはジャクソンヘッドに対する尊敬の念です(笑)

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Yから始まるシリアルなので自分の記憶では95Sの最終期だと思うのですが。

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ボディー側へ着工。
まずはマスターボリュームをCTSにするのでポット穴を拡大。

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導電塗料をPUザグリ、コントロールに塗ったら…
恒例のアンカー抜け対策開始!
まずはアンカーの周りにビス穴を空ける。

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アンカーの「へり」に頭が少し掛かる様にエスカッションビスを埋め込み。
これでアンカーが上方向に抜けたくても2本のビス頭がそれを阻止します。
もちろん上のビス穴空けの時点で絶妙な位置出しが必要です。

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ボディー組み込み完了。

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今回は徹底的作業シリーズなのでサスティナー周りには触れませんがフルチューンダンカン仕様です。
トレモロハンガー、スプリング共に新品へ交換。

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徹底的アーシング(ノイズ対策)の〆としてコントロールパネル裏にアルミテープを貼る。

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ちなみに外したハンガーとスプリング。
トレモロスプリングってこんなに曲がっちゃうんですよ~
定期的にとは言わないが数年に一度ぐらいは交換してみてはいかがでしょうか。

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さてと…

面倒…いや、手の掛かる作業は後のお楽しみに取っておく性格でしてね(笑)

いよいよローラーナットの滑り対策に着工します。

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今回ブログには初めて載せますがこのローラーナットの滑り対策作業があまりに多いので
専用治具をだーいぶ前から作って使ってます。定期的に作り替えるのでこいつで3代目ぐらいかな?
治具を使って底面に2φの穴を空ける。

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次に用意するのは2φの真鍮棒。
幾年の時を経て真鍮に落ち着きました。
これより硬い材質だと稀にネック側が負ける事が有ったので。

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真鍮棒を短く切って整形、そしてナット側の穴へ圧入。

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今回は作業前の計測でナットの高さが低めだったので0.5ミリのスペーサーも作りました。

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治具使ってネック側へも穴開け。

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スペーサー挟み込んでナット取り付け完了!
真鍮棒とネック側の受け穴がきっちり合えば接着剤要らない?ってぐらいしっかり取り付け出来ます。
これにてナット横滑り対策完了!!


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組み込み完了。

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コントロールの使い勝手もバッチリ!

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お客さんには大切に永く弾いて欲しい1本に仕上がりました!

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近日中?に時間があればこれまでのややこしい系作業ブログ(笑)を
新カテゴリー、「こだわりだらけの徹底的レストア作業!」にカテ変更していく予定です。

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80年代MARTIN HD-28 ピックガード剥がれ⇒貼り替え編

 2019-10-19
今回お預かりしたのは80年代のHD-28です。
手に持った感じ現行モデルに比べてしっかりとした重量感があり、「あぁ良い材で出来てるな」と
直感しました。
やっぱりヘリンボーンだとボディーの輪郭がハッキリしてカッコイイっすな。

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さて、お見事なピックガードの剥がれっぷりです。
現行には無い塗装前にピックガード貼り付け、ピックガード上にも塗装が施されているタイプです。
剥がれの原因としてはピックガード自体の縮み・変形なのですがプラスチック系素材に
揮発溶剤であるラッカーを吹けばそりゃぁ何らかの変質は起こるでしょう。
塗装がこの症状の要因の一つなのは確実だと個人的には思っております。
もちろん剥がれていない個体も有るので保管環境も大きな要因なのは言うまでもありません。

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ここまで急角度で剥がれているにも関わらずマーチンクラックが入っていないのはラッキーかも。

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分解して着工です。
上からと下からの2方向から剥がれている感じ。

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まずはまだ剥がれていない箇所のピックガード際にデザインカッターを入れて塗膜と
ピックガードを完全に分離します。

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いよいよ剥がしに掛かります。
用意したのは熱風絞り込み君を装着した安物ドライヤーです。
この手の作業に高くて良いドライヤーは向いていません。良いヤツは温風の温度が高過ぎます。
へちょくて風量の弱い安物が最適です。
熱風を当てたいのはピックガードだけ。その他の箇所には熱を加えたくないので
熱風絞り込み君は必須です。

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安物と言えど熱風絞り込み君を装着するとピンポイントに熱風が集約されるので
それなりの高温になります。
5秒ぐらい熱風を当てては少しづつ剥がす。
コレがかなり緊張するんですよ。
ピックガード下の見えないトップ板が実はクラック入っていて一緒に剥がれてこないかと。
なので本当にジワリジワリの牛歩作業です。

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ようやく半分ぐらいまできました。

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あと少し!

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トップ板のクラックも無く無事に剥がす事が出来ました。

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用意したのはネット通販で買ったマーチン純正28用ピックガード。
現行商品なので剥がしたオリジナルとは少し形状が違い、
オーバーサイズではないのに少し大きめです。
ちなみに以前はマーチン純正ピックガードは割と簡単に入手出来たのですが
現在は日本国内小売り販売設定無し、リペア受付時のみ対応との事。
そのお値段…
3万円だと!高っ!工賃高っ!
ピックガードは2000円ぐらい、送料入れても3000円ぐらいなのに。

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とりあえずあてがってみる。
塗装の切り口=傷口は上手く隠れます。そりゃそうだ、大きめなんだから。

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元の形状に合わせて加工する事も出来ますが今回は傷口もピックガードで覆い、
塗装の無いエリアへの防湿、対乾燥を狙うので若干の形状調整のみ行います。

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貼り付け前にフレットのサビや指板の汚れが気になってたので先に研磨クリーニング。
指板オイル塗布、ボディーサウンドホール内のホコリ除去など。

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さて、緊張MAXで貼り付け一発勝負に挑みます!
が、
いざ剥離紙剥がすと粘着力に若干不安が…
たぶん何の凸凹も無いツルッとした塗装の上に貼る分には良いのだろうけど
今回の様に貼り付け面に段差が有るとちょっと心もとない。

なので粘着テープ剥がしました。画像は撮り忘れたけど。
ステッカー剥がし塗りながらコツコツと。
灯油臭で気持ち悪くなりながらコツコツと。

剥がし終わった裏面をきっちり脱脂してから両面テープの食い付きが良くなる様に軽くペーパーで
サンディング、そしてこの手の作業に多様しているニットーテープの強力両面テープ(超薄いヤツ)を貼り付け。

そして緊張の一発勝負貼り!

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上手く貼れました。
定着するまで一晩置いてから作業を進めます。
って事でホッと一息しながら気になったのはヘッド面の汚れの付着(笑)
ペグワッシャーの根元にも汚れがこびり付いていたのでペグを外す。
そしてクリーニング。
そして今日の作業は本当にここまでにする。

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翌日組み込みやって完成!!
画像は無いけどボディー側も徹底的に磨いてやりましたゼ!
今回の作業、ここまでやってピックガード代込みで12000円です。
正直失敗しました。見積り安過ぎました。メーカーみたいに3万円欲しいです(笑)

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えー…、相変わらず「トーンガレージさんはアコギも作業してもらえますか?」な問い合わせが多いです。

や っ て ま す 。

大 歓 迎 で す 。
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FENDER/USA SRV-ST フルメンテナンス&サビ対策 最近KTSチタンサドルの出番が多い編

 2019-09-17
今回は個人的にも付き合いの長いスタジオB4さんからのご依頼リペアを紹介。

何故か白1Pのピックガードが付いたSRVシグネイチャーストラト。
フレットのすり合わせを含むフルメンテナンス、ピックガード製作等ガッツリ作業です。

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同じお客様のギターを作業させて頂く事数回、毎回作業の重要なポイントなのが
サビ対策です。
今回はゴールドパーツなのでいつも以上にサビが酷いかも。

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ブリッジ周りは元よりビス類も全て交換します。

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近年はフェンダーのみならず、パーツメーカーを問わずメッキ加工が環境規制により
一昔前に比べて薄く、対サビ性や対摩耗性が弱くなってはいます。
なのでサビが酷くなったからとは言え同じパーツに交換しても一時的な解決にしかなりません。

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さて、まずは分解…
はい。出ました。
ステルストラップです(笑)
ブリッジのスタッドスクリュー抜いたら1本だけ埋め木が飛び出してきた…

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指で摘まんで引っ張ったら出てくる出てくる(笑)
言うまでもなく埋め木はきっちり接着されているべきですが。
まぁ先は長い。後で埋め木やり直し⇒ビス穴空け直しですな。
もう見積り言っちゃったし。もうスタジオ通してお客様からの見積OKもらっちゃったし。
故にタダ作業確定…

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とりあえずはピックガー製作から取り掛かる。

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ビス類以外にも汗の侵入でCRLレバースイッチのトッププレートが変質している。
が、接触不良やガリが無いのは流石CRLと言ったところ。
本当は交換が望ましいが現在CRLのレバースイッチはかなり価格が上がっている。
今のところ機能に問題が無いので今回はこのまま使う事に。
ポット類は接点クリーニング、ジャックはスイッチクラフトへ交換です。

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ピックアップカバーを外す。
ポールピースがサビているのは仕方ない。
このままサビが奥深く浸食していけば将来コイル断線も考えられるが現状軽くサビを除去する
ぐらいしか打つ手は無い。

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が、側面のコイル剥き出しは汗の流れ込みも考えられるので一工夫しておく。

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全PUの側面にアセテートテープを巻く。
布状なので多少の汗はコイルへ届く前にテープが吸い込んでくれる事を期待。
ちなみに画像は無いがアセテートテープの貼り直しが出来る様にコイル外周には
粘着力の弱いフィルムテープを貼ってから施工しておいた。
これでアセテートテープを剥がす際にコイルを引っ張る力はだいぶ軽減出来るはず。
つまりはアセテートテープを貼るだけでなくいつの日かの貼り直しまでも想定しておくって事。


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で、例のスタッド穴を埋め木。⇒空け直し。

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そんなこんなを作業しながらも黒3Pのピックガード完成。
画像は完全に撮り忘れましたがフレットのすり合わせも完了。
ここからは組み込み作業に入ります。

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実は分解時から気になっていたトレモロスプリングハンガー。
パネルを外して使われていたのでしょうが画像では分かりにくいもののハンガーに白い粉が
付着しています。
バフ掛けのコンパウンド付着とは違った感じ。たぶん汗かなぁ…
元々このハンガーの表面もメッキ無しだから酸性に弱いし。

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なのでGOTOH製ハンガー&スプリングに交換。
ブリッジアース線の取り方も一工夫。線材もへちょい物が気に入らなかったから交換。
こうやってどんどん見積り金額の範囲を超えていく(笑)⇒もちろんコダワリの分は見積り外、全て自腹(悲)

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さて、ブリッジだ。
サドルはKTSのチタンサドルへ交換。
サウンド云々は置いておき現状サビ対策としては最強の選択肢である。


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スタッドスクリューは入手が困難になりつつあるステンレス製。
ピックガードマウントスクリューもステンレスビス。

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組み込み完了!

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お引き渡し時、その場でチューニング変更を伝えられて少しバタバタしたが無事作業完了!

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チタンサドルね。
サウンド=高域の出音アップ的なイメージが強いしメーカーの売り文句もそんな感じなんですけど
ウチとしては対サビ性能と精度でオススメですね。
ちなみに10.5ミリピッチのプレスタイプ、PR-14はほぼ常時在庫しています。
何故かって?そりゃ最近よく使うからですよ。
フェンダーMEXやUSAでよく付いていますがサビ云々は個人差があるとしてもメーカー純正は
弦高調整イモネジの精度やら色々問題が有るもんで。
その点KTSさんは精度に関してはバッチリで全くの問題・不安ナシ!
そして天下のGOTOHさんは10.5ミリピッチのプレスタイプはラインナップに無いし。(ブロックタイプは有る)
なのでアメスタ系10.5ミリピッチのプレスサドル仕様で徹底的にヤルならKTSしか選択肢が無い。
(くどくど書いてますが今回のSRVは10.8ミリピッチです)

ちょっとお高いサドルですがMEXやUSAのアメスタ系をお使いの方でブリッジセッティングにお悩みの方は
ご相談下さい。
そう言えば数年前に金属アレルギー?対策でお持込み取り付けを作業した記憶も有るな。

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あ、スタジオB4さんオススメです!
心斎橋店はよく知らないのですが茨木店はスタジオ前に車横付け出来るからメッチャ便利!
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