MARTIN D-18 1~5Fのみ交換 for HEAVEY USER
2011-12-03
以前より好評なリペアメニューの アコギのローフレットのみ交換
ですが今回はその実作業内容をご紹介!
素材は近年モノながらよく弾きこまれたMARTIN D-18です。

さすがに「鳴り」もバツグンですが1~5フレットの弦下、特に2弦下の減りがヒドイ



画像では少し分かり難いですがここまでフレットが摩耗すると「すり合わせ」作業ではキビシィ!
何がキビシイィかと言うと
明らかにローフレットの2弦の弦下が極端に摩耗している。
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でも5フレット以降は減りが酷くない。
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ハイフレット側に至ってはほとんど減りが無い。
↓
減りが酷いローフレットを押弦すると
↓
減っていない6フレット以降に弦が当たり「ビビリ」が発生。
↓
通常だと減っているローフレットの高さに合わせて「すり合わせ」を行うが…
↓
減りが酷過ぎるので「すり合わせ」を行うと全体的にフレットが極端に低くなってしまう。
↓
指板表面から弦までの距離が離れて=弦高が高くなり弾きにくくなる

↓
ならいっその事フレット交換だ!

↓
通常フレット交換は全フレット交換が定説。当然工賃高額(アコギ全フレット交換は5万~)
↓
交換が必要なのはローフレットだけなのに全フレット交換??
↓
もったいない

金もフレットももったいない!
プレイヤーの味方!
ToneGarage!!
ToneGarage!!
ローフレットのみのフレット交換ヤッてます
まずは摩耗の酷い5フレットまでを慎重にヌキます。 

指板表面の汚れをクリーニングします。

純正サイズに近いフレットを打ちます

今回はDUNLOPの#6230を使用。

純正のままの6フレット以降と違和感無い様にフレットサイドを仕上げ(ココが腕の見せ所!)
全体のバランスが取れるようにすり合わせを行います。

メーカー純正フレットではないのでよぉ~~く見れば多少違いは分かりますがプレイするには全く問題ナシ!
当店のお客様でもコードワークの多い「弾きまくり系」アコギプレイヤーには人気のリペアメニューですね

気になるお値段は1~3フレットまで交換+すり合わせ+ナット高、サドル高調整込みで
15000円!
以降追加は2000円/1本です。
ローフレットの特に2弦・3弦の弦下に「極端な減り」が見られるギターをお使いのそこの貴方!
まずはご相談下さい。
「フレットすり合わせ」で解決出来る場合も御座いますのでなるべくお財布に優しいリペアメニューで対応させて頂きます♪
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アコギのローフレットのみ交換!
2010-09-18
アコースティックギターは通常ローコードのプレイが中心である為にどうしても弦の真下のフレットがエグレる形で減ってしまいます。 フレットの減りにより演奏性の低下や酷くなればビビリ、音詰まりの原因となります。
軽い減りであればフレットのすり合わせで対処出来ますがプレイヤーのお客様が多い当店では持ち込まれる修理の大半がフレット交換が必要なレベルである事が多いです。
と、言うことで通常ですとローフレットの減りだけが問題であるにも関わらず全フレット交換になりますがそうなりますと工賃は50000円~で納期は約2ヶ月とかなり大掛かりなりペアになってしまいます。
ついにご要望の多かった
をメニュー化!
※格安な分お客様にも多少の妥協が必要となりますので下記作業内容をご確認ください。
<具体的な作業内容は?>
1フレット~3フレットのみを交換、全フレットすり合わせ作業にてフレット高を調整します。
通常フレット交換の際に必ず行う指板修正、新規ナット製作は行いません。
ナットの交換が必要(ナットの溝の磨耗が酷い場合)はナット交換工賃6000円~が別途必要となります。
3フレット以降も交換が必要な場合は1本につき2000円の追加となります。
また最終セットアップ時には新品の弦が必要となりますので予めご用意下さい。
*注意事項*
・アフターマーケットのフレットの中でもなるべく純正、4フレット以降のフレットと似た太さ、形状のフレットを使用しますが全く同じ仕上がりにはなりませんのでご了承下さい。
・ローフレットだけでなく全体的にフレットの減りが見られるギター、ネック=指板に問題となる反りやうねりがあるギターは全フレット交換をお勧めするか当メニューでの受付をお断りする場合が御座います。
・基本的にプレイヤー向けのメニューですのでルックスや完成度に拘る方はご遠慮下さい。
※本メニューはアコースティックギター専用メニューです。
エレキギターは全フレット交換のみの受付となります。
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