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Washburn N4 フルレストアついでに自分好みへモデファイ編

 2020-10-10
今回は当ブログでも登場回数の多いN4です。

国産アルダーボディーのよく弾き込まれたN4を徹底的に作業させて頂きました。

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まぁこの手のギターお約束でフレットの摩耗が激しい。
早速フレットを抜いて打ち換えからスタートです。

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これまたお約束?なのですがエボニー指板に浅いクラックが入っています。
指板表面に汚れや埃が付着していると中々気付きにくいのですが。

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フレットを抜いた際のチップ修正作業時にエポキシ樹脂を流し込みます。

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指板修正中。
さほど酷いクセは無いネックでしたが低めの弦高設定を狙いたいのでネックのストレート出し
はきっちり仕上げます。

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フレット打ち完了。
ずっと秋晴れのお天気が続いていたのでココまではスムーズに進行してきましたが
秋雨予報に変わったのでネック周りの作業は中断。
ケースに仕舞って天気の回復待ちにします。

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したがってネック側が終わっていませんが先にボディー側を着工。
今回のお客様はヌーノリスペクトではなく弾きやすいギターとしてN4を弾いていらっしゃるので
ピックアップもヌーノルールから離れます。
お客様がチョイスされたのはフロントがダンカンAPH、リアはTBのカスタムカスタムです。
純正フロントの59は今でも十分「アリ」なのですがリアのビルローレンスL500は
正直現代の音作り感覚で言えば扱い難い…

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シャーラー製フロイドタイプのトレモロもアームホルダーにクラックが入っているので
ホルダーを交換します。

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まずはリアPU。L500は専用エスカッションなので汎用のエスカッションに交換する必要が
あります。

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元穴を埋め木して新しいエスカッションに合わせて穴開け。

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導電塗料塗って有線でアーシング。

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先日DIY派のお客様からアースラグの取り付けが難しい箇所(ザグリ)の結線について
ご質問頂いたのでちょっと書いてみます。

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アースラグが取り付け難い場合はその箇所に付けるパーツで工夫します。
今回はミニトグルスイッチを付けるのでその座金ワッシャーにアース線を結線。

純正は一般的なトグルスイッチですが耐久性、操作性ではミニトグルの方がお勧めです。
小指でパシッとPU切り替えするなら断然ミニトグルです。
接点がボックス内封入ですので端子劣化の接触不良もほぼ起きませんし。

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で、一段落したのでボディーを眺めながら休憩していると剥き出しのピッチシフトキャビティーが
ムカついてくる(笑)
詳しくは前回アップの長編サスティナーブログを見て下さい。

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ウレタンシート貼りました。
もちろんヌーノリスペクトな作業の時は貼りません。本人貼ってないはずなので。

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さて、ウレタン貼ってスッキリしたところで(笑)フロイドの作業に入ります。
アームホルダー交換する前に全体のクリーニングをと歯ブラシ(毛は柔らかめ)でゴシゴシ。

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ゴシゴシしている内に奥の細かい汚れにイラッときて気付けば全分解(笑)
しかし結果的には全分解して良かった!

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何故なら1個のサドルのストリングタイテンブロック底の板が無くなっている事に気付けたから。
この小さくて薄い真鍮板が無くなっていると弦を外す際、ブロックを緩め過ぎるとブロックが
ポロッと奥深くに脱落します。
「あーそうそう!ブロック落ちるわ!」って思ったそこの貴方、底板有るか確認してみて下さい。

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更にブロック1個に亀裂が入っている事にも気付けました。
本当に全分解しておいて良かった!

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ブロックは交換するとして問題は底板さんです。
この底板だけでパーツ販売しているのは見た事がありません。
よしんば有ったとしてもシャーラー製フロイド系は時期によって微妙に仕上げが変わるので
汎用性は無いでしょう。
なので作っちゃいます。
0.3ミリのアルミ板を適当にカットしてから、

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ちまちまヤスリで削って成形していきます。

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ドンピシャよりも僅かに大き目のサイズになったら圧入。
純正の真鍮板も圧入されているだけですが(だから簡単に外れる)保険で少しだけ
瞬間接着剤を流し込んでおきます。

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アームホルダーも交換してフロイド周りは一件落着!

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そうこうしている内に天候が回復したのでフレットの側面成形、すり合わせ等の
残った作業を終わらせる。

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指板のクラックも傷跡は残るがきっちり埋める事が出来ました。

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で、パーツ組み付けてる時に新たな問題に気付く。
裏止めのロックナット固定スクリューが表面へ少し飛び出している。

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キャップを乗せて確認するとやはり少し干渉している。
これではいくらキャップを締めこんでも弦をきっちりロックする事は出来ない。

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原因は経年劣化でスクリュー底面部のメイプルが押し潰されて肉厚が少し薄くなってしまった事。
要はビスの表面突き出し量を少し短くすれば良いのだがビスの頭をグラインダーで削ったりすると
切削面からサビが発生してしまう。
通常(フロイド純正状態)なら画像の座金ワッシャーに加えて平ワッシャーも挟まっているはずなのだが
今回のN4は座金ワッシャーのみ。

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なので座金ワッシャーを1枚追加してロックナット表面へのビス突き出し量を減らします。

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良い感じ。これならクランプに干渉する事は無い。

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ついでに気になっていたテンションバーの固定ビス。
頭のプラス穴が崩れている。

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GOTOH製ビスへ交換。
残念ながらフロイドローズは時期によってテンションバーの落とし込みにGOTOHのビスが
入らない事が有るので全てのフロイド純正テンションバーに通用する訳ではないのですが。

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電機系の組み込みも完了。
余談ながら国産N4はUSAとピックアップからスイッチ、ポットへの配線経路が違う。
USAはピックアップからトグルスイッチザグリ内でスイッチへ結線、スイッチからポット=
コントロールザグリへは出力線のみ。
国産はピックアップ線をコントロールザグリ内で別ケーブルへ結線、別ケーブルが
トグルスイッチザグリへ繋がっている。
国産パターンの方がノイズが少なく感じるのだが…特にリアがL500のままの場合は。
ポットにピックアップのアースを直接落とす方が良いのかもしれない。

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完成!
一見キラーのファシストに見えるのは気のせい気のせい…

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いやぁーピックアップ良いですよ!
クセの少ないアルダーボディーって事もあるでしょうがカスタムカスタムはカスタム(SH-5)
の中高域の独特の曇りが少ないしそれでいてカスタムの細かくて心地良い歪みはキープ出来ている。
APHは59よりもツヤが有るのでフロントのロングトーンも気持ち良い。
レスポールに付けた時よりもツヤ感と倍音の拡がりを感じる気がする。

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一番拘った全体のセッティングも狙った感じに組み上げられました。
N4の最大の特徴である弾き易さを活かし切れたかと。
気負う事無く疲れる事無く長い時間弾いていられる感じ。
お客様から頂いた「いやー弾いてて楽しいっす!」の感想が嬉しかったです。
それこそが狙っていた着地点だったので。

N4使ってて音作りに苦労されている方、ヌーノみたいに!と歪ませまくったら
グシャグシャの歪みになってしまう方、フロント使うソロはもっとシングルコイルの様な
くぐもった感じの音が欲しい方、
ヌーノリスペクトこそ正義!でなければ一度ピックアップを交換してみる事をお勧めします。



【追記】

偉大なるカリスマが旅立たれてしまいました。
エディーが居なければ今日のHR/HMギタースタイルは確立されていなかったでしょう。
R.I.P Edward Van Halen
安らかに。そして有難う。

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FENDER JAPAN ST72-R.Blackmore こだわりと個性の詰め込まれたストラトを徹底的に作業した編

 2020-06-13
自粛ムードが少し和らいだ?と思った瞬間に梅雨入りしましたね…
梅雨入り前ギリギリに何とか近年モノ数本のフレット交換を終えて一安心なトーンガレージです。
このブログを書き終え、来週からは梅雨の湿度なんざ関係ナシのヴィンテージ物を作業します。
近年モノは指板修正時に湿度や乾燥で木が動く物が多いですがヴィンテージは個体差はあれど
削ってる最中に雨が降り出そうが雪が降るほど冷え込もうがほぼ動きませんので。

さて今回はセンターレス2シングルのストラト…
クオーターパウンドではなくレースセンサー…

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ローズ指板にスキャロップ、

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イングヴェイと違い掘り込みが不均等なスキャロップ、

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そしてストラトなのにセットネック!

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そう。ブラックモア御大モデルを徹底的に作業させて頂きました!!
いやぁ~中々に難儀しましたよ(笑)

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まずはフレット周りから着工。
セットネックなのでレスポール等と同じくクリアファイル改でマスキング。
実はここに至るまでに一苦労ありまして。
トラスロッドが締め切りいっぱい、それでいて少し順反りだったのでビュレット抜いて専用スペーサーを
削り出しで製作、スペーサー挿入で何とか締め方向に少しだけ余裕を持たせる事が出来ました。
故に本格的な作業着工が可能になったワケです。
ロッド締め切りで何ともならないネックならどんなリペアも施す意味は無いので。

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で、指板修正。
当たり前だが指板修正で指板を削ればスキャロップの形状が崩れるわけでして。

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指板のストレートを確保したらスキャロップ形状を整えます。
丸棒にサンドペーパー貼って深さとフレット根元の形状修正。
6弦側から1弦側へ向かうにつれ深く、ヘッド側からボディー側へ向けて深く…
イングヴェイと違ってかなり難しい作業です。

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スキャロップ形状修正が終われば研磨キズを消すべくスポンジ研磨剤で研磨。
研磨しているうちに自分が入れた研磨キズと生産時のキズが入り乱れて
終わりの無い戦いが始まる。
結局は全てのキズを消すよりはスキャロップの形状を崩さない事を重点に仕上げるのですが。

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ようやく指板修正終了。
普段の数倍時間が掛かりましたが(笑)

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フレット打ち完了!

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すり合わせを終えて指板にオイルを入れたらネック周りは終了。
…なのですがオイル入れたらスキャロップの研磨キズが数カ所どうしても気になったので
結局再研磨しちゃうと言う…

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何とか特徴的なスキャロップ形状は維持したまま仕上げる事が出来ました。

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さて、ここからはボディー側へ着手します。
まずは導電塗料塗布。

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ブリッジは酷いサビ等は出ていませんでしたがそこそこ劣化しているので全分解して
クリーニング。

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サドルの弦高調整イモネジ、6本のスタッド全て交換。
サドルのイモネジは最終調整が終わらなければ適正な長さが見えないので暫定で
純正同長のビスを取り付け。
スタッド1本が極端にサビていたのでその箇所のみサビ除去の意味合いでスタッド穴拡大⇒
埋め木⇒空け直し作業を行う。

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お次は電気系。
お客様お持込みのレースセンサーへの換装、ポット類は全てCTS=スムーズポットへ交換。
レバースイッチは信頼のVLX。

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作業前の状態。

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組み込み完了。
ここだけの話、VLXレバースイッチをボォーっと生きていた自分はうっかり5段を手配していた(笑)
なので発注やり直しの都合、上の画像からココに至るまで2日を要した(笑)


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ピックガード付けて音が出る様になってからナット製作。
純正同様のデルリン素材では高域が丸いのでお客様と打ち合わせのうえ無漂白牛骨で。

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ちなみにペグは元からロック式。

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この埋め込み式ストラップピンやロック式ペグ、不均等スキャロップ、セットネック…
本当にリッチーのこだわりが詰め込まれたストラトですね。

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セットアップで弾いてみて改めて感じるけどスキャロップはイングヴェイモデルよりこちらの方が
弾き易い…と言うか違和感が少ないと言うか…

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こっちの方が理にかなってるんでしょうね。たぶん。
加工はかなり大変ですけど。

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弦高が決まったらサドルのイモネジの長さを最適化。
一般的なプレスサドルより70年代ブロックサドルの方がイモネジの突き出しが気になり易いので
余計な突き出しを無くならせるだけで快適にミュート出来ます。

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やはり出音も普通のストラトと違う。
音の拡がりが抑えられつつも立ち上がりの速さ、普通のストラトには無いソリッドな高域。
以前フェンダーカスタムショップ製のスルーだったかセットネックだったかのストラトを作業したが
レスポールチックにボディーがメイプルトップのマホバックだったのでサウンド的にはストラトから
遠ざかっていた。
それだけにアルダーでセットネックのこのストラトは新鮮且つストラトの範疇を越えていない。
個人的にはリッチー云々抜きにしてアリだとは思っている。

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このブログを書くにあたってBlackmoreのつづりが黒に「人を~憎むぅ~弱さを~みた~」のモアで
スペルが合っているかを確かめるべく「リッチー…」でヤフー検索したら変換候補が
リッチーブラックモア、リッチーサンボラ、リッチーコッツェンの順だった(笑)
リッチーから始まる名前の著名人はギタリスト以外に居ないのか?
はたまた自分のヤフー検索だからこの変換候補なのか??
つーか全員使用ギターが個性的なリッチーさん達ですやん。全員フェンダー使いやし(笑)

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鉄キャップアームなれど長さが普通。
ロングアームってまだ入手出来るのだろうか??

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YAMAHA SG-1000XY PHOENIX を徹底的にレストア。 甦れ!フェニックス編

 2020-02-29
今回はレアなギターを作業させて頂きました。
ヤマハのSG-1000XYです。
頭がVではなくBOWWOW世代としては崇高な存在のモデルなのですが…

お預かりした時の状況はかなり厳しいものでした。
電気系は全て入れ替わっているしトレモロもタケウチ製に素人作業で載せ換えられています。

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トレモロバックパネルは途中でカットされて何やらよく分からない回路用のバッテリースナップが…
そしておそらくストラップピンを移設したと思われる様な痕跡が。

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内臓回路用にミニスイッチが増設されています。
本来マスターボリュームの位置にトグルスイッチが…

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PUのエスカッションもかなり太いビスで止められています。

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ネックのコンディションも良くなかったので大変な作業になる旨をお客様へ説明させて頂きました。
それでも当時憧れていたギターゆえにせめて普通に弾ける様にまではとの事でした。
なので当時憧れていらっしゃった状態=デフォルトの状態へ如何に近付けるのか?が今回の
コンセプトです。
もちろん入手出来ない純正パーツ、元には戻せない改造跡だらけと問題は多いですが
現在入手出来るパーツ類でやれるだけやってみます。
BOWWOW世代のリペアマンとしては最高に誇らしい作業依頼ですしね。

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まずは全てを分解。

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ネックは重症では無いもののネジレ&波打ちのフルコース…
トラスロッドが機能していたのは不幸中の幸いか。
指板修正はかなり時間を掛けて徹底的に行いました。
途中で一度弦を張れる状態にして問題の改善具合を確認しながらなので中々に大変でした。

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フレット打ち完了!
使用したフレットはJESCARの#51108。純正フレットに横幅は近く、高さは現代基準。
日本規格のワイド&ローのフレットも入手は可能ですがこの先長く弾いていける様にと。

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リアPUの耳部分が雑に掘られています。
おそらくお客様はここまで見ていないだろうしピックアップ付けてしまえば見えない場所でも
あります。
でもこの状況のまま作業を進めるのは個人的に許せません。

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普段はめったに使わないウッドパテで埋めます。

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トレモロの要加工部と一緒にルーティング。

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導電塗料塗ったらこの通り!
トレモロ部はラッカーで着色しました。

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ちなみに新たに載せるトレモロはGOTOHのGE1996TなのですがGOTOH純正スタッドアンカーだと
アンカー穴を拡げる必要があります。
が、上の画像を見て頂いても分かる通りリアPUやトレモロザグリまでの距離が近く、
既にアンカーからリアPU側へは塗装のクラックも見られるので現状のアンカーサイズに近く、
ボディーへの負担が増えずに精度は欲しかったのでフロイドローズ純正スタッド&アンカーを
採用しました。
画像左より純正アンカー&タケウチのスタッド、GOTOH純正、フロイド純正です。

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さて、お預かり時よりずっと施工方法を悩んでいた増設ミニスイッチの穴。

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埋め木+タッチアップ塗装も考えましたが肉厚も薄い箇所なので経年変化や仕上げの難しさの
問題があります。
なので以前別のリペアで使ったアイデア、家具用のキャップを使うつもりでしたが…
サイズはミニスイッチ穴に対して大きいしツヤ消しなのが引っ掛かってました。

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施工方法を決めきれないある日、全く別の用件で金物屋へ行った時に使えそうなアイテムを発見!
家具用キャップよりもサイズは小さいし黒のツヤ有りなのでこちらの方が良さげです!

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仮止めして付けてみた。
うん。こっちで行こう!

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で、本当に大変なのはこっちですわ。
トグルスイッチサイズに拡大されてしまっているマスターボリューム穴。
このままでもCTSポットは付けられると言えば付けられますが自分的にこのままなのは
ナシです。

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用意したるはCTSのシャフトにジャストサイズの肉薄アルミパイプ。

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穴の形状を整えてからパイプを入れてみたら狙い通りジャストで入る。

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ボディートップのアーチ形状をマーキング。

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金属ノコでカット。

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ここからは慎重に加工。

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最後は完全に手作業で攻めていきます。

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ちなみにアーチ形状と合わせながらの加工ですが位置は元から空いているポット用のピン穴の
直下部にマーキング入れてるのでいつでも同じ位置に差し込んで形状チェックが出来ます。

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ポット用スペーサー完成!
正直言うと加工中に力を入れ過ぎてパイプがたわんだりサンダーで削っている時に
吹っ飛んでどっか行っちゃったりで都合3個目で完成(笑)

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これにてコントロール周りの問題は解決とします。

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ようやくボディー側の作業が完了しました。

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次なる問題はピックアップです。
純正はヤマハ独特の3点止めエスカッションにフロントは黒のPUカバー、
リアはフェニックスの柄に合わせてエスカッション&PU共にゴールド。
ピックアップはフロントはダンカン59、リアはJBの絶対的定番セットにします。
リアはゴールドカバー付きがあるので何の問題も無いですがフロントがね…
今時黒のメッキの施されたPUカバーは無いんですよ…
なので妥協はするのですが用意したのは黒ツヤ消しABS製の穴無しPUカバー。
コイツにダンカンピッチでポールピースの穴を開けてみようかと。

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薄いABS製なので加工中に「ペキッ」っと割れてしまうかもしれない。
でもカバー2個あるから一度の失敗は許される(笑)

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まずは59のカバーを外す。
さすがダンカンさん。カバーとPU本体はしっかりロウ浸けされてました。⇒外すの大変(笑)
配線時にコイルタップを設けるので59は4コンダクター仕様です。

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ダンカンのカバーをABSカバーに載せて位置決め。

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ボール盤の回転速度を少し下げてから少し小さめの穴を開ける。
更に回転速度を下げてリアルサイズ一歩手前のビットで開ける。
そこからはヤスリ手作業で進めます。

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1個目で無事成功!

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早速59に着せてみる。
ツヤ消しの黒ではあるけども中々良い感じだ!

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ちなみにエスカッションは底面を削って高さを現物に合わせました。

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組み込み完了!
画像は有りませんが大きめの打コンは全てタッチアップで埋めてます。
1本のギターで施工したタッチアップ箇所としては過去最高?ぐらいで何カ所作業したか
思い出せないぐらいです。

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サラッっと書いてますがリアPUも一苦労ありました。
純正と同じブラス(真鍮)製エスカッションは既に入手出来ないので妥協してプラスチックに
ゴールドメッキのエスカッションなのですが…
コイツにTB=トレムバッカー用のPUカバーが入りませんでした。
なのでエスカッションの内径横幅を拡げようとヤスリを入れた瞬間、メッキがペロッと剥がれました。
諦めきれずにエスカッションを再注文して挑むも結果は同じ。
仕方なくリアはトレモロ付きなれどTB-4ではなくSH-4にしました。
言い訳としてはフェニックス発売当時の1985年にダンカンTBシリーズはまだ販売されていなかった
と言う事で。
したがってTB-4のゴールドカバー付きを在庫しております。どなたか買って頂けませんか?(笑)

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コントロールは純正とは少し違います。
純正はマスターボリューム、フロント専用ボリューム、フロントトーンらしいのですが
それでは汎用として使い難いのでマスターボリューム、マスタートーン、
フロント&リアのコイルタップ切り替えスイッチポットとしました。

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トグルスイッチとコントロールのパネルは作り直し。
トレモロバックパネルはザグリが全て隠れるサイズで製作。

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パネル裏にはアーシング用のアルミテープを貼ってます。

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ようやくここまで来た…
ここ数年では一番試行錯誤を繰り返した作業かもしれない。

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リフレクター付きノブの並びは純正と同じボリューム・ボリューム・トーン。

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ペグはメッキの劣化が酷かったのでGOTOH製新品へ交換しています。

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でもロックナットは替えがきかないので流用。レンチが4ミリなのも不便だが流用。
このタイプはジャクソン/シャーベルのケイラー同様にロックを締め込むとチューニングは
かなりシャープします。
ですので締めてからファインチューナーで調整、その調整幅分をロックナットを緩めて
再チューニング、の繰り返しが必要になります。

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最後の調整を終えた時、疲れよりも満足感、達成感の方が遥かに大きかったです。
かなり手は掛かりましたがお客様のフェニックスへの想い、自分の拘りとプライドを
注ぎ込めたと思います。

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近年メディア(ネット)で露出があったフェニックスはリアがゴールドバーポールピースの
オープンタイプPU、トレモロはロッキンマジックⅡの様でした。
近年仕様へ変更とか言われたらどないしよ…(笑)

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1985年に150本限定で販売されたこのSG-1000XY、言うまでも無くかなり貴重です。
自分も長くこの業界に居ますが今回のフェニックスで見た、触れたのは3本目です。


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バイギブのオービルLPスタンダードを徹底的に作業!フロントPU断線や全ポジマーク浮きのフルコース編

 2020-01-18
それにしても今年の冬は雪が少ないどころか暖かいですねぇ…。

さて、今回はバイギブのLPスタンダードです。
お持込み頂いたお客様は気付いていらっしゃいませんでしたがバイギブは黒カスやSG、エクスプローラーや
FV等はよく見掛けますが実は一番売れ筋と思われしスタンダードの流通本数は多くありません。
現在ではジャパンヴィンテージとして確固たる地位を築いているのでプレミア価格で取引されている事も
珍しくはありません。

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眠っていた系なのでホコリの蓄積がスゴいですが本当にバイギブのスタンダードを見るのは久しぶりです。

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まずフロントPUの音が出ないとの事でしたのでチェックしたところ、異常な抵抗値でした。
なのでまずはフロントを何とか復活させる事が出来るのかに挑みます。

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純正でギブソン製PUです。

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アセテートテープを剥がして分解、各ボビンの抵抗値を計測したところ、
問題があるのはフラットポールピース側のボビンと判明。

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当該ボビンを分離。

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コイル巻き終わりの白線を外して外周テープを慎重に剥がしつつ鬼集中してコイルを
激慎重にほどいていきます。

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断線箇所発見!!

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コイルの被膜を剥がして元の白線へ接続。

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何とか復活出来ました。
しかしながら経年劣化による様々な原因で断線したと思われるので
今後また別の箇所で断線する可能性は残ります。
その時はPU交換か完全リワインドがお勧めになります。

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フロントPUの問題が片付いたのでフレット周りに着工するのですが…

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今回はほぼ全てのポジションマークが浮いております…
指で軽く押すとパカパカ動くぐらい浮いている物もあれば端だけが軽く浮いている箇所と
症状は様々。

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まずはフレットを抜きます。

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続いて全ポジションマークを外します。

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よぉ~く見て下さい。
ポジションマークが反っているのが分かりますか?
つまりポジションマークの接着に問題が有った訳ではなくポジションマーク自身の「縮みによる反り」が
今回のポジションマーク浮きの原因です。

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再固定に入りますがまずは余分な接着剤の跡を削ぎ落とします。
ここで重要なのは必要最小限=ポジマークが深く沈み込まない様に、底面のフラットを崩さない様に
削る事です。

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こんな感じ。

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ポジマークの仮合わせを繰り返して削ります。

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全箇所底面修正完了。

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接着に入ります。
ポジマークの裏面=接着面に#150程度の粗めのペーパーで傷を付けます。
これは接着剤の食いつきを良くする為です。

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接着剤はゼリー状のアロンアルファを使用。
四隅と中央に少量。

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接着完了。
僅かに接着剤がはみ出てますがこの後研磨するので問題ありません。
むしろ少しはみ出すぐらいの方がきっちり接着剤が行きわたっている証なので安心です。

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全箇所接着完了!

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一晩置いて完全に接着剤を硬化させてから指板修正に入ります。

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段差等も無く綺麗に仕上がりました!

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フレット打って指板周りの作業は完了。

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お次はヘッド表面をキレイにします。
通常はペグブッシュも抜いてバフ掛けしちゃうのですが…
1弦ブッシュの横に塗装浮きっぽいのが見えます。

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なのでブッシュを抜かずに手作業で研磨しました。

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やはり塗装が内部で浮いている様です。
無理にブッシュを抜くとペリッ!っと塗装が剥がれてしまってもおかしくはないので
ブッシュを抜かずに作業で正解でした。

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ようやく木部は一段落したので次は金属パーツをメンテナンスします。
パーツクリーナーを使用しますがペグはそのままクリーナーをブッ掛けると内部の必要なグリスも
流れ出てしまうのでウエスにクリーナーを吹き付けて手作業で掃除します。

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左の2弦用が施工後、右の4弦用が施工前。
ちなみにブリッジやテープピースは遠慮なくブッ掛けてクリーニングします。

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そろそろ電気系も組み込む段階なのですが…

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フロントは冒頭の作業で組み込み時に外周アセテートテープを巻き直してますが
リアは劣化したままなのが気になる。

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なのでリアも貼り直して、

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フロントと一緒にロウ浸け。

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これでPUの準備完了です。

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ボディーはいつも通りザグリ内に導電塗料塗って有線でアーシング接続。

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コントロール部もいつも通り。

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配線完了!

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完成です。
やっぱり良い鳴りしてます。
これからは再び眠りにつくのではなくガンガン弾いて欲しいですね。

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多少の打コン等のダメージはありますがここまでコンディションの良いバイギブスタンダードは
もう今後見る事は無いのかもしれません。
後世に伝えるべく「THE 日本製レスポール」かな。

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GIBSON '70s ES-340 TD 潜むトラップにことごとくハマった編

 2020-01-18
ちゃんとしたブログを書くのは久しぶりになります。
ようやく年末年始のバタバタから落ち着きを取り戻しつつあります。

今回はギブソンのES-340 TDです。
1969年から73年までの短い間しか生産されていない中々にマニアックなセミアコです。
シリアルから判定する製造年は70~72年、でもラベルカラーやオリジナルと思われしPUカバー表面に
レリーフ刻印が無いので70年製と思われます。

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335とは違いメイプル尽くし。

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ネックはメイプルーウォルナットの5ピース。

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Fホールから覗くコントロールの配線には何やらマスキングテープらしき物が…
しかも奥に見える線はどう見ても汎用の配線材。
でも良いんです。配線は既に変更されているみたいなので。
本来の340はトグルスイッチでリアPUのフェイズ/パラレルの接続変更、
通常のボリューム・トーンはPUバランサーを装備し、一般的な配線レイアウトではありません。
この340は既にごく普通の配線レイアウトへ改造されています。

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ブラスサドルのABR-1ですがコマ鳴りが発生しています。
これは組み込み時に手を加えようかと。

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さて、分解に入ります。
電気系はチャチャッと全バラシ、毎度の通りまずはネック=フレットから着工です。
で、お預かり時にフレット交換歴アリなのは分かってましたが…
ナットは「適当リペアあるある」でプラ板と薄板の下駄を履かされていました。
そんなにナット作り直すのが面倒なのだろうか?いやどうしてオリジナルのナットを
活かしたかったのか??

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はい。早速第1トラップにハマりました。
フレットは木工用ボンドで止められてました(笑)
そう言えば下駄履きナットも木工用ボンドで付けられてたな…
フレット溝の側面のみならず底面から取りとめなく湧き出してくる木工用ボンドの残骸…
木工用ボンドは硬化してもフニャフニャ柔らかいくせに導管には染み込むので今回の様に
フレット溝の中だと除去は滅茶苦茶大変です。
カッターナイフでひたすらこそぎ出す。

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木工用ボンドの残骸除去に半日近く費やして(チップ修正も含む)ようやく指板修正。

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そこからフレット打ちまでは比較的スムーズだったのだがフレットすり合わせ時に
金属粉を吹き飛ばすべくコンプレッサーでプシュ~っとエアー掛けたら突然思いも寄らぬ
マスキング済みのフロントPU奥からデカいホコリの塊が飛び出してきた!
しかもその断片が目に入った…
水道で目を洗って目薬さして暫し休憩。
指板修正前にFホールやPUホールから念入りにエアー吹いてホコリは取り切ったはずだったのに。

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フレット周りが一段落した頃にはトラップ慣れしてきた(笑)

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さて、電装系や組み込みに入る。

まずは分解時より気になっていたブリッジのスタッド穴。
埋め木が施されているが今空いている穴とどちらが正しいスタッド位置なのか?
日焼けの具合からすれば今の穴位置っぽいがスケールポイントから計測するとどうも
埋め木穴っぽい。
なのでブリッジだけ先に仮組みして弦張ってクリップ式チューナーでオクターブを見てみようかと
考えたんですが…

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スタッドめっちゃ曲がってました(笑)

分解時に指でスルスル回して抜けたので「あぁスタッド穴拡がってんな。組む時埋め木するか」程度で
スタッド本体はちゃんとチェックしてませんでした。
まぁコレはトラップって言うよりも自分のミスチェックなだけですが。
で、交換用のスタッドを発注したら今度は発注元のミスでゴールドのスタッドが届いたと言う(笑)
呪われてんな。今回は(笑)

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正しいスタッドが届くまでに先に作業を進める。
まずはピックアップのロウ浸け。

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で、またトラップ出現。
交換すべく取り寄せたピックアップマウントスクリュー4本入り1パックのうち1本だけが
インチサイズでは無い、ミリサイズでも無い(笑) 何のビスやねん?状態。
こちらも取り寄せし直して何とか組み込み完了。

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そしてリアPUのフェイズ/パラレル用出力線。
お預かり時はマスキングテープで絶縁(したつもり)されていた場所。

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メインケーブルへきっちりハンダ付けしてから…

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収縮チューブで絶縁。
と、文面と画像を見ればすんなり進んだ様に見えるがココにもトラップは潜んでいた…
収縮チューブはめてから抵抗値を測ると明らかにおかしい。
収縮を剥いてチェック。
どうやらメインケーブルへ落とした副線の作業箇所では無いところで短絡(=
ホット出力がアースへ接触している)のを発見。
手直しして再度収縮チューブをはめる。
こいつは不幸中の幸いか?本体へ組み込み後に発覚したらとてつもなく面倒な事になっていたはずだ。

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リアだけ収縮チューブはめるとフロントもはめたくなるよね~。

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さて、今度はポット周りだ。もはやどんなトラップが出ても動じない(笑)
交換されているポット類だがそれなりに劣化していたりハンダの熱も相当加わった跡が
あるので全交換。ただしトーンのキャパシターは流用。

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組み込み時に引っ掛かって邪魔にならない様にトーンからの出力線をキャパシターで
軽く押さえる様に工夫。
使用している出力線は最近お気に入りのモガミ製オーディオ用1芯シールド線。

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この様にポットから真っすぐ線を引き出せます。

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トグルスイッチも配線して下ごしらえ完了。

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コレなのよ。大変なのは。
でも今回はトーンの配線に一工夫したお陰で割と短い時間で組み込めました。

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FホールからはリアPUの線は仕方ないにしても余計な線が見えない様に組めました。

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ブランコテールピースへ繋がるブリッジアース線は元の線材の被膜内部までサビが入っていたので
新調。

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先端を取り付けビスの穴に引っ掛けてスッポ抜け防止策。

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さぁようやくココまで来た。
オクターブピッチ的には埋め木穴が正しいスタッド位置っぽい感じだったがブラスサドルのコマ鳴りを
防ぐべくなるべくサドルをオクターブビスで締め込みたかったので現状の穴を使う。
が、穴サイズがスッポスポだったので埋め木して空け直し。

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ABR-1も分解しtれ清掃。
ブラスサドルを止めるオクターブビスはビスピッチに軽くキズを入れてサドルとのガタを
無くしています⇒コマ鳴り防止策。

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コマ鳴りは止める事が出来ました。
2回目入荷のスタッドはちゃんと銀色でした(笑)

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ここまで色んなトラップにハマって段取りが狂うと逆に徹底的にヤリたくなる。
ネックグリップに有った演奏時微妙に気になる打コンをタッチアップで埋める。

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ようやく完成!

元よりフェイズアウトを盛り込んだ仕様なのでフロントとリアはミックス時にフェイズアウトに
なるがオーナー様は購入からお持込みまで数カ月その状態のまま弾いていたらしいので
フェイズのまま組み上げた。
まぁ使いにくければまた分解してピックアップ内部に手を入れれば良いだけだし。
もはやそれぐらいの手間は何とも思えないほど今回は色んなトラップを堪能した(笑)

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78年製グレコGO-1000を徹底的にレストア。同時に近代的かつ実用的にアレンジを加える編

 2019-11-30
少しバタバタしておりまして中々ブログの更新に手が回りませんでした…

今回はグレコのGO-1000です。
お客様はファーストオーナーでコンディションはバツグンです!
本来はPRSを購入しようとお考えでしたが予算の都合でこのGOを生まれ変わらせる事を選択されました。
なのでこのスルーネックでウイング材はセン、音質的にはドンシャリぎみのGOに中域の膨らみを持たせるべく
色々手を尽くしてみます。

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ネームプレートは1977…でもヘッドシリアルは78?

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ゴム製のローレットリングも千切れずにしっかり残っています!
同時期のアイバニーズもコレを採用していますが何故か千切れて欠品している物が多い。

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重い金属製のコントロールパネル。

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内部の配線は一見問題無さそうですがポットにガリ等の経年劣化は顕著に見られます。
ですので電気系はPU以外全て入れ替えます。
ちなみにミニスイッチ2個はフロントPUのシリーズ⇔パラレルとリアPUのフェイズですが
今時では使い難いのでスイッチを新品交換のうえフロント・リアの個別コイルタップへ変更します。

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それでは本格的に分解に入ります。

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PUのマウントベース。
よく見る同時期のGOはマウントベースをボディーへ固定するビスが完全にサビている事が
多いのですがキレイです。

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PUに充填されているゴムも縮みやクラッキングが無い。
何度も言いますが本当に良いコンディションです。

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さて、それでは…

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いつも通りにフレット抜いて指板修正から。
今回は弦高低めのプレイアビリティーも狙うので指板修正はかなり神経質に行いました。

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これぞ日本製!なブラスと牛骨の貼り合わせナット。
これはこれでGOのアイデンティティーですが弦と直接作用する部分がブラスでは音が硬すぎるので
無漂白牛骨の1ブロック物へ変更します。
まぁナットの製作なんてまだまだ先の工程ですけど。

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元々ネックに面倒なクセは無かったので指板修正も順調に進み、フレット周りが完成。

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お次はボディー側へ。
まずはコントロール内のアルミ箔を剥がします。
アルミ箔はしっかり導通が取れるし貼り易いのでこの時期は多用されていましたが
シワの浮き上がりがホットラインに触れるとNGなのでいつも通りの導電塗料塗布にします。

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塗り終わり。

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もちろんPUホールも。
画像は無いけどトグルスイッチホールも。

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PUマウントベースから組み込みますが同時にアーシングの結線も割り込ませます。

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と、このまま電気系の作業を進めたいのですが…
フレット周りを作業している頃からずっと気になっていたヘッドの1弦側角の塗装欠けが
どうしても許せなくなったのでタッチアップで補修。(画像は補修後)
こんな寄り道ばっかりしてるから毎回段取り通り進まない(笑)

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ちょっと遠回りしましたが電気系組み込み完了!
ポットはCTSですが純正のノブを流用したいのでシャフトはミリサイズの物を使用しました。
もちろんスムーズポット化しております。

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純正ノブのローレットリングをクリーニング&シリコンオイルで仕上げ。
右が施工前、左が施工後。
リングの内側までシリコンオイルが流れ込むと操作時に空回りするので綿棒使ってちまちまと
表面だけを作業しました。
プラスチック製のノブ頭面や側面はプラスチック用の極細目コンパウンドで研磨。

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さて、話はブッ飛んでペグです。
ペグはPRSリスペクトと言うワケでもないのですが使い勝手を考えてロック式に。
ちなみにこの頃の純正ペグはしっかりとした金属製(軽金属ではない)なので重い…

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取り付けるGOTOH MG-Tペグ。
47-31=16グラム。
16x6=96グラム!
ヘッドが約100グラム変わるって大きいですよ!!
謀らずしてヘッド落ち対策にもなったと言う。

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ようやく完成です。
画像はありませんがナットの溝切りをいつもより僅かに深めにしたりブリッジサドルの
弦溝を少しだけ加工したりと中域に膨らみを持たせる工夫を施しました。
言葉で表現するのは難しいのですがナットやブリッジサドルで弦に僅かにだけアソビを
持たせてやる事で倍音の広がりを増やす事は可能です。
加工してはサウンドチェック…更に全体のセッティング見直しと手間暇掛かりますが
本当に奥が深くて毎回のめり込んでしまう工程だったりします。
またロック式ペグにした事でペグポストへ弦の巻き込みがなくなりその分ナットからペグポストへの
弦角度が緩くなった事で若干ながら弦テンションも下がる。そしてその分サウンドはふくよかに
なったと感じます。
フロント・リア共にミニスイッチでコイルタップ仕様にして良かったです。
元々シリパラやフェイズの配線レイアウトを念頭に考えられたPU(だったのかもしれない)の
お陰かタップサウンドも十分使用に耐えうる音質でした。

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全体のバフ掛けや金属パーツの研磨も徹底的に行ってピッカピカになりました。
お客様のお引き取り時の笑顔を見て徹底的にやって良かったと実感。

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おそらくは「TEJ-95S」最終型の美品を徹底的に作業する編

 2019-11-05
夏の間はド暇だったのに最近になって少しバタバタでブログ更新が滞ってました。スミマセン。

今回はおそらく9万5千円定価だったTEJの最終型と思われるTEJ-95Sを徹底的に作業します。
この後、時代の流れでTEJ系は値上がりしていきます。

それよりもやな、TEJでブログ書くのん何回目やねん(笑)

しかしこの個体、95S時代の物にしては驚くほどの美品です!

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最終型ならではの2軸2連ポット。
上がボリューム、下がサスティナーのゲインコントロールであるサスティーンボリューム。
こいつが使い難いのよ…なのでいつも通りマスターボリューム化、サスティーンボリュームは
基板改造でフルアップ固定にします。

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先っぽが欠けてない綺麗なTEJヘッドは最近見てないかも。

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DET-1(ダブルエッジトレモロ)とこのローラーナットはセットでもはや伝説だ。色んな意味で(笑)

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そう。弦を張ったり緩めたりチューニングの最中で「ちゅるっ」っと1弦側へお滑りになられる。
これは恒例行事でもある。伝説たる所以の不具合とも言う。
今まで何本作業したか分からない。手を変えネタを変え散々再発防止策を講じてきた。
今は完全な対策方法で落ち着いている。
つーか今を去る事何十年前のギターやねん?と思いつつも多い月は3本ほど作業する。
このローラーナットスペシャルは後半に書きます。

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そして伝説の相棒、DET-1トレモロ。
サドルはサビが酷いので交換。
なのにスタッドの六角穴がナメてないは珍しい。

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前面から見ると既に伝説的恒例症状を発症しているのが分かる。

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トレモロスプリング、ハンガー共に結構なお疲れ具合である。
さて、これより本格的に分解に入る。

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はい。お約束。スタッドアンカー抜け。
手でスタッドごと引っ張ると簡単に抜けてきた。
リアPU側へクラックが入ったり倒れ込んでいないのはまだ軽症である。

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先は長い。
長い故にラクな事から手を付ける(笑)

まずはサドルを外してサスティーンブロックとベースプレートの固定ビスを増し締め。
これは古いギターは絶対にチェックした方が良い箇所です。
フロイド系も同じく。

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ベースプレートを磨いてから新品のブロックタイプサドルを装着!
お客様と相談のうえブロックタイプとしたのですが
こっちの方が音がタイトになるから個人的にはオススメです。(TEJにはね)

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さぁネックに取り掛かりますか!
作業中どこかに当てやすいヘッドの先端をマスキング。
指板修正開始。
とは言ってもこのネック、かなり優秀なコンディションだったのであまり手こずりませんでした。
いつもより早い段取りでフレット打ちへ進める事が出来ました。

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最近フレット周りを作業したお客さんに
「この1本1本フレットの端を丸めるのって大変なんでしょ?どうやってるの?」と
聞かれる事が多いので今回は書いてみます。

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自分はこのフレットエッジの面取り時のキズを消したいから「すり合わせ」作業の途中で
行います。
目の細かい小型の平ヤスリを使って

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右側から、左側から、

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そして上面。

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平ヤスリの作業が終われば根元に残った角を取る為に目立てヤスリで根元のみを弧を描く様に仕上げ。

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もちろん両側から。

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面取り終了。

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研磨終了。
面とった所に周囲の模様が映り込んでるぐらいにツヤが出たら満足。(←自分がね)

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ネック周り完成!
この段階、指板にオイル入れるまでヘッド先のマスキングは外しません。
これが自分的にはジャクソンヘッドに対する尊敬の念です(笑)

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Yから始まるシリアルなので自分の記憶では95Sの最終期だと思うのですが。

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ボディー側へ着工。
まずはマスターボリュームをCTSにするのでポット穴を拡大。

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導電塗料をPUザグリ、コントロールに塗ったら…
恒例のアンカー抜け対策開始!
まずはアンカーの周りにビス穴を空ける。

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アンカーの「へり」に頭が少し掛かる様にエスカッションビスを埋め込み。
これでアンカーが上方向に抜けたくても2本のビス頭がそれを阻止します。
もちろん上のビス穴空けの時点で絶妙な位置出しが必要です。

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ボディー組み込み完了。

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今回は徹底的作業シリーズなのでサスティナー周りには触れませんがフルチューンダンカン仕様です。
トレモロハンガー、スプリング共に新品へ交換。

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徹底的アーシング(ノイズ対策)の〆としてコントロールパネル裏にアルミテープを貼る。

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ちなみに外したハンガーとスプリング。
トレモロスプリングってこんなに曲がっちゃうんですよ~
定期的にとは言わないが数年に一度ぐらいは交換してみてはいかがでしょうか。

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さてと…

面倒…いや、手の掛かる作業は後のお楽しみに取っておく性格でしてね(笑)

いよいよローラーナットの滑り対策に着工します。

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今回ブログには初めて載せますがこのローラーナットの滑り対策作業があまりに多いので
専用治具をだーいぶ前から作って使ってます。定期的に作り替えるのでこいつで3代目ぐらいかな?
治具を使って底面に2φの穴を空ける。

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次に用意するのは2φの真鍮棒。
幾年の時を経て真鍮に落ち着きました。
これより硬い材質だと稀にネック側が負ける事が有ったので。

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真鍮棒を短く切って整形、そしてナット側の穴へ圧入。

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今回は作業前の計測でナットの高さが低めだったので0.5ミリのスペーサーも作りました。

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治具使ってネック側へも穴開け。

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スペーサー挟み込んでナット取り付け完了!
真鍮棒とネック側の受け穴がきっちり合えば接着剤要らない?ってぐらいしっかり取り付け出来ます。
これにてナット横滑り対策完了!!


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組み込み完了。

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コントロールの使い勝手もバッチリ!

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お客さんには大切に永く弾いて欲しい1本に仕上がりました!

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近日中?に時間があればこれまでのややこしい系作業ブログ(笑)を
新カテゴリー、「こだわりだらけの徹底的レストア作業!」にカテ変更していく予定です。

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