ヴィンテージのF-keyペグの回転トルクが硬いのは…'68 JAGUAR編

 2013-04-29
60年代後半から70年代、Fキーのペグをお使いのみなさん、チューニング時に

「んー、何でこんなにペグ回すの硬いんだろ?」

って思ってませんか?

確かに70年代でコンディションの良いペグはスムーズに回りますが60年代後半や長年放置されていたギターの
Fキーペグは硬い物が多いですよね?

今回そんなFキーペグについても少し書いてみます。


68年製ジャガーのフレット交換を承りました。
年式の割には中々キレイな1本です。

DSCN7914.jpg



指板修正も結構クセのあるネックだったので慎重に作業します。

DSCN7916.jpg

バインディングの入ったネックなのでフレットエッジを加工しながらいつも通りJESCARフレット打ちました。

そしてセットアップなのですが、


かなりペグの回りが硬いです…


かなり昔にお客さんが持ち込んだヴィンテージギターを目の前でチューニングしてる時に
ワシ 「このペグ硬いっすねぇ~」
お客さん 「そうなんですよ~毎回ペグ回すと指が痛くなるんですよね~~」
なんて言いながらペグ回してると

ポロッ!(汗)(汗)(冷や汗)

ってペグのツマミが真っ二つに割れた事がありました…
今では思い出したくない思い出です…


なので今回はリペア内容には入っていませんがペグもオーバーホールする事にしました!


まずはペグの箇所によって劣化具合にバラつきがあるので外す前にナンバリングします。

DSCN8004.jpg



外しました。
一見少し劣化している程度でサビも無いので安心か?

DSCN8005.jpg



ギアボックスをFキーのカバーより外します。
この作業は多少コツが要りますので無理にコジって外そうとするとペグが曲がったり折れてりする可能性があります。

DSCN8014.jpg 



だぁ~~~~!
ギア内部は既に油分が完全に飛んだグリスのカス?やホコリで埋まっています…

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ギアを抜くと更にキョーレツ!
ギアの歯が見えない…

DSCN8015.jpg


ここからクリーニング作業になるのですが…
すっごい臭いんです…
田舎の婆ちゃんの家の開かずの間になっている押入れの中の湿気臭い匂いに化学物質の匂いが足された感じ。

しかもメッチャ時間が掛かります…

6個全てクリーニング終わった頃には飯時にも関わらず食欲はゼロになりました…

DSCN8011.jpg



で、新しいグリスを塗って組み込み。

DSCN8016.jpg



カバーを付ければ何事も無かったの様に完成。
Fキーカバー取り付け時にも少しコツが要ります。DIY派の方は慎重に作業して下さい。

DSCN8013.jpg


近年モノ如くスムーズにチューニング出来る様になりました!

でも「婆ちゃんの家の押入れ+バイオ臭」はしばらく指から取れず……



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