こう言っちゃ失礼だが意外にしっかり作られているDuesenberg Starplayer事変

 2016-05-30
久々のブログ更新になります。

5月連休以降リペアが混雑しておりご来店予約、クイックリペアをお断りさせて頂いたお客様には改めてお詫び申し上げます。
現在は落ち着きつつありますのでお問い合わせお待ちしております。


さて、今回は当店では珍しい?Duesenbergの作業です。
デューセンバーグと言えば林檎姫でお馴染みではありますが何処かグレッチっぽいニュアンスを現代風にアレンジした
新たなるビザール系ギターの代表格になりますでしょうか。

ご依頼頂いたリペア内容はフルメンテナンス+クモった金属パーツの研磨だったのですが…

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少し弦をズラせてみれば弦下のフレットがかなり減っている。

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コードを多用する5F以下は減りが顕著。

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そりゃフレットのすり合わせを行えば見た目には気にならなくなるかもしれないが
今後本気で弾けばすぐにフレット残量限界点に達するだろう。

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なのでフレット交換を作業させて頂く事になりました。
幸いネックに問題となる様なクセは無く、トラスロッドの機能も正常でした。
でもまずは指板修正をキッチリと施します。
ちょいちょい崩れる春の天気(急な湿度の上昇)との戦いでした…

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指板が安定してからフレット周りは滞りなく進行。
次はナットの製作です。
純正はしょぼいプラスチック一体型だったので無漂白牛骨で製作。

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ビブラートユニットのい付いたギターなので弦溝は弦滑りを重視して少し浅め。

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フレット&ナットが一段落したところで今度は金属パーツの研磨です。

このDuesenberg Starplayer のピックアップ、3点固定式?ですな。

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ピックアップ下側のビスはピックアップ下部の小さなパーツを保持。

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すなわちエスカッション上面や弦に対してピックアップの角度を適正に調整可能!
コレは良いアイデアだと思います。

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ブリッジのスタッドは六角レンチで抜き取り&取付け可能。
最近のギブソンレギュラーラインも六角レンチでスタッド調整出来る様になってますね。
(ブリッジ自体の高さ調整がレンチで出来るわけではないのでご注意を)

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独特の形状である金属製レバースイッチノブは六角レンチで固定。
素早いレバースイッチ操作や勢いよくスイッチングするとフッ飛んで行方不明になりがちな
スイッチノブもこれなら安心出来ますな。

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画像を撮り忘れましたがビグスビータイプのビブラートユニットは弦を張る際にピンへボールエンドを
引っ掛けるのではなくプレートに穴が空いていて弦を通す構造。
本家ビグスビーよりも遥かに弦交換がラクです!

この手のブランドのギターはだいたい大陸製で全てのパーツが安価で適当な物がくっ付けられてますが
このデューセンバーグは違った。ナットがプラスチックなのは残念ではあるが電装系もポットこそ国産でしたがスイッチはCRL製。
しっかりとした拘りと作り込みが施されたギターでした。
オーナー様にはこれからもガンガン弾き込んでもらいたいですね。

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