GIBSON C/S HIST54黒カスの ビグスビーをMontreux製アルミテールピース仕様へ。 改めて垣間見えるヒスコレとヴィンテージの違い…

 2012-08-11
何故か最近ヒスコレの黒カスの作業が多いです(笑)

DSCN5124.jpg

今回は2009年製54カスタムのビグスビーをMontreux TimeMachine Collection
Light Weight Aluminum Tailpiece、
Inch Steel Studs Vintage、
Bushings for tailpiece studs for Vintageに換装します。

DSCN5135.jpg



で、お客様のオーダーはヴィンテージと同じ位置感でのテールピース取付け。

ヴィンテージの実寸データも有るには有るが当時の手加工中心の製法の為か数値はバラバラ…

とりあえずは見た目だけでも近付けるべくお客様が参考にされているのはコレ

DSCN5150.jpg


目指すはこのルックスだ!

DSCN5156.jpg


問題となるのはテールピース=テールピースアンカーの位置。

今回の作業は事前に連絡が有ったので先日3P.U化したカスタムからも参考数値を拾っていたのです。

DSCN5010.jpg
DSCN4986.jpg



この黒カスも含め、現行2009~2010年のヒスコレは1弦側ブリッジスタッドからテールピースアンカー
中心までの距離が42ミリ。
ヴィンテージの実測値は40ミリ。
ヴィンテージの方がブリッジ~テールピース間が2ミリ狭い。

ヴィンテージのルックスは
テールピーススタッドの1弦・6弦の中心を結んだ線がフロントヴォリュームノブの前面に掛かるぐらいである。

ちょうど分かり易い?のがこの写真。

DSCN5157.jpg

冒頭のカバー写真の59でも分かり易いですな。

DSCN5150.jpg



そして毎度の事ながらヒスコレ特有の薄い塗膜に気を遣いながら作業する。

セットアップしたらこんな感じ。

DSCN5204.jpg
DSCN5206.jpg

お客様の理想の位置感に近付けたかと思います。

DSCN5141.jpg


テールピースはMontreuxが本物の59より模った製品なので50年代後半の特徴であるアンカーに掛かる
切り欠き後部のエラが張っているタイプ。
54なのに50年代後半タイプでイィのか?というところはご勘弁を。
ビグスビーの固定ビス穴跡もしっかり埋め木しました。

DSCN5202.jpg

あ、

今回の黒カスタム。

ペグも抜かりなくファーストシーリングタイプのクルーソンへ換装済み!

DSCN5154.jpg

現在販売されているファーストシーリングタイプの付属ビスは何故か+ネジ頭だったのでお客様が自分でマイナス
頭のビスを調達されてきました。



<何故ヒスコレはヴィンテージ同様の位置にテールピースを設定しないのか?>

ヒスコレユーザーならご存知の通り、近年のマイナーチェンジでコントロールの位置が変更されましたね。
では何故テールピースの位置は変更されないのか?

考えられる理由としては
・テールピースをボディーに密着させる通常のセッティングではABR-1ブリッジの後端に弦が当たるから?
・弦テンションが上がる事によりGIBSON C/Sの狙った音より硬くなるから?

ん~~~真実はどうなんでしょ…

いずれにせよテールピース位置を変更せずにルックスだけを近付ける為にコントロール位置を変更したので
あればちょっと残念ですねぇ。

今回作業前にスタッド~テールピースの位置数値を身近でサンプリング出来たのはヒスコレ2000年代前半~
2009年。知り合い所有の59リイシュー。69年コンバージョン。
その中でヴィンテージと同じブリッジ1弦スタッド~テールピーススタッド中心が40ミリだったのは69年
だけでした。

少なくとも69年までは40ミリで50年代より変更は無かったはず。
その後混沌の70年代に42ミリへ冶具が変更されたのでしょうか?
または50年代でも手加工ならではの誤差で42ミリの物も存在し、ヒスコレはその42ミリ物を元データ
としたのか?→GIBSONは絶対に数多くのヴィンテージから採寸してるはず…


たかが2ミリ、されど2ミリ。

何か狙いがあるに違いない…

ヒスコレ次回のマイナーチェンジはこのテールピース位置だったりして(笑)



DSCN5151.jpg




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