JAPAN VINTAGE YAMAHA SG-2 67年製をメンテナンス!近年のギターメーカーに足りない物は何か?

 2012-08-21
今回はフルメンテナンスでお預かりしたYAMAHA SG-2 1967年製をご紹介!

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皆さんもご存知?の通りジャパンヴィンテージにはあまり興味の無いワシですが(笑)
今回はメンテナンスするうちに思う事があったので取り上げさせて頂きました。

すでにフレットも交換されていたので主な作業はナット代わりの0フレットに弦溝が出来ていたので
0フレットのみ交換と全体のメンテナンス。

<作業後>
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全体的にコンディションが良かったのでさほど苦労する箇所はありませんでした。
この頃は環境破壊云々も無かったのでメッキも強力!40年以上経っているのにメッキはピカピカ!


電気系=ポットがシブイ!

ポットデートが昭和年号!!

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ほほぉ~フロントプリセット回路のポットは「通信機用」ですか。

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このトラスロッド調整機構は近年のギターでは見ないですな。
前にグレッチのスーパーチェットで苦労したのを思い出しますわ…
ドラムレンチなんざ無かったから工具自作したっけなぁ~

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ピックアップもおもろい作りでんな~
ちなみにサウンドは「テケテケ系」と想像していましたが単発だと意外にコンプレッションの効いた個性的な音。
ミックスが一番オイシイかな?と思いました。

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個人的に感動?したのはブリッジ&テールピース部

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明らかに元ネタはFENDERジャズマスター、ジャガーなのだろうがテールピース内部の機構がシッカリした作りで
ボディーに固定されている。
ビブラート掛けてもFENDERより動きがスムーズ!
ブリッジもしっかりとボディーに固定される構造で高さ調整用のテンションスプリングまで入ってる。
ちょいとアーム動かすだけでブリッジが前後に傾いてチューニングの狂う本家よりは実用性では遥かに上だ。
(FENDERはあの構造だからこそ「あの音」なんだ!って意見はひとまず置いといて)


このSGは67年製だが60年代中頃~後半はビートルズの初来日から始まる第一次エレキブーム。
正に日本のエレキギター史の中では文明開化と言っても良いだろう。
各メーカーがこぞってフェンダーやギブソンの模倣から始まり様々な製品を世に出すが、このSGの様に
単なる「模倣」に留まらず、一工夫を加えてより一層完成度の高い製品に仕上げているのはさすが日本人だと思う。
自動車と同じですね。欧米の模倣から始まり本家を超えた物を作り上げている。
「単なる模倣に留まらない」 これぞ日本人気質なのでしょう。

高度成長期の頃の日本人は色んな分野で「工夫」「創造」「努力」で勝負してきたのだろう。
近年、日本が模倣される側になってはいるが模倣する側の某国々は単なる「模倣」だけで終わっている。
そんな形だけ似せて品質の悪い模倣品が安価な為に市場でもてはやされるから更にタチが悪い…
最近の日本人は模倣品に振り回されているからこそ価格競争に躍起になっているのだろうとも思う。

楽器に限らずモノ作りに携わる人間は人種は限らず今一度先人達の「日本人気質」を思い出すべきでしょうね。
模倣する側が追いつかないほど新しいモノをガンガン産み出してやりゃ良いんだよ!
アップルなんざマネされまくっても新しいモノを産み出す熱意は失っちゃいない。
何故なら最終的に勝つのは本物、本当に新しいモノ=オリジナルなのだと分かっているから。


楽器業界もこのままズルズル行くとフロイドローズみたいな衝撃的な新しいモノは産まれないだろうね~
国内外問わずに各ギターメーカーは今一度熱意をもって挑戦すべきなのだと思う。


え?

トーンガレージは?って?


そりゃ当然ガンバリますよ!

金がありゃ
やってみたい事、作ってみたいモノは山ほどありますから…  



今回のSGには何かを教えられた気がした。

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