FERNANDES FST-90S 近年見る機会の少ないサスティナー過渡期モデル編

 2012-12-15
今回は最近見る機会の少なくなったサスティナーモデルをご紹介。

FERNANDES FST-90Sです。

DSCN6770.jpg


FST-90Sを始まりにこのサスティナーの付いたストラトはマイナーチェンジを経て数モデルのバージョンが
存在します。

今回ご紹介するFSTにはサスティニアックからサスティナーへの過渡期、「サスティナー」の名称になった
初期のモデルです。

DSCN6772.jpg


9V電池×2個とサスティニアックの面影を残し、基板も現行サスティナーとは異なります。

DSCN6773.jpg

今回サスティナー周りのメンテナンスを主な作業でお預かりしましたが改めてイジると興味深かった…
と、言うか懐かしかった(笑)
ぶっちゃけ現行のサスティナーより駆動感が強く、良く動きます。
1弦の開放も楽勝です。
回路全体が18V駆動ではありませんがサスティニアック並にパワー感があります。

なぜ古いモデルの方が良く動くのか?

そもそも布袋氏使用でお馴染みの「サスティニアック」からサスティナーの歴史は始まります。
マニアの方はご存じですがサスティニアックは18V駆動で、かなり過激に弦が振動します。
その過激な弦振幅により6弦等の必要としない弦のミュートが困難だったり、電池の消耗が激しい等の
問題もあったのでサスティナーへの変遷では全体の駆動感のバランス、電池寿命の延長、取り付けギター
のラインナップ拡充=汎用性の向上が重視されました。
確かにサスティナー=9Vになってその問題は解決され汎用性も広がったのでキット販売も始まったわけですが…

全体のバランス感の為に弦の動きが大人しくなってつまんなくなっちゃいました。

確かにギタープレイの中の一部として使うならサスティナーの進化は正しいでしょう。

でもやっぱり「飛び道具」的に使うギタリストの方が多いわけで…

当店にサスティナー関係でご相談頂くお客様の9割はパワー感を求めていらっしゃいます。

だからこそ18V化など駆動を上げるメニューを展開してるんですけどね。

上に書いたサスティナーの進化過程を考えれば当店で作業する18V化は「退化」だと思います。

でも「退化」が求められる事が多いのがギター業界だと思いませんか?
アンプは未だに真空管がもてはやされエフェクトはこのデジタル全盛の時代にアナログコンパクトが流行る。

要はユーザーが使いたい物、使い易い物は最新のアイテムばかりではないって事ですね~







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