Gibson Historic Collection SG Standard VOS 2013 新型ピックアップ CUSTOM BUCKERをチェック!編

 2013-02-21
2013年モデルSG続編。

ギブソンさんの新型ピックアップ、CUSTOM BUCKER です。

DSCN7392.jpg

有り難い事にSGのオーナー様よりピックアップ分解、データ取りの許可を頂きました。


まずサウンドインプレッションとしてはバーストバッカーに比べ高域が強くなっています。

メーカー説明は

「2011年に登場したクラプトン “Beano”レスポールに搭載された、新たなPAFレプリカPU”Custombucker"を標準装備。。ボビン毎のターン数を微妙にずらし、絶妙の枯れたトーンを生み出します。Alnico IIIとの組み合わせでアグレッシブなドライブとビンテージ感を同時に満たす、レンジの広いPUです。」

との事ですが今回はSGでのチェックでしたのでボトム=低域がどれほど出ているのかがイマイチ分かりませんでした。
だからこそ高域の出方が余計に気になったのかもしれません。

チェックしたのはSGのリアにマウントされていた物です。

アジャスタブルポールピース側がS極、フラットポールピース側がN極。
実測抵抗値は7.68KΩ。
フロントもほぼ近い抵抗値でした。
フロントとリアが同スペック??なのか抵抗値はほぼ同じなれど着磁等の工夫でパワー感に差を設けているのかもしれません…

シャーシー面にはお約束のデカールやシール類は見当たりません。何でだろ?

DSCN7394.jpg


さて、データ取りに入ります。
まずはピックアップカバーを外します。

DSCN7397.jpg


バーストバッカーには見られませんでしたがピックアップカバー側面が少し爪折りされてます。
カバー取付け時の作業性重視か?

DSCN7398.jpg


カバーにもいわゆるVOS加工が施されていますが個人的にはメッキの手法が変わったかと思います。
洋白の感じが何となくモ○ト○ーのカバーに似てるなぁ…

DSCN7402.jpg


アジャスタブルポールピースを抜き取っていくと…
すっげぇエイジング!!

DSCN7404.jpg

まぁコイルに直接触れる箇所ではないので気にする事はないのですが2000年代初頭のフェンダーのレリック
パーツを思い出す質感ですね。


この後で各コイルのデータを取りました。

アジャスタブルポールピース側が4.16kΩ。
フラット側が3.97kΩ。


ありっ?

メーカーは
「ボビン毎のターン数を微妙にずらし、絶妙の枯れたトーンを生み出します。」
って書いてるねんけど…

計測前はディマジオの一部のモデルと同様にかなりのターン数に差があり(抵抗値もかなり異なる)、
ギブソンがどう工夫してくるか期待してたのですが…

このぐらいの抵抗値の差は「微妙に」ではなく「誤差の範囲」だと思うのですが……

と、一抹の疑問を覚えながらも元通り組み上げました。

ちなみにピックアップカバーの側面を爪折りしている為なのか、はたまたピックアップカバー自体が
変更されたのかは分かりませんがカバー底面=ピックアップボビントップと直接当たる面があまりフラットでは
なかったので純正状態では大音量や歪ませた時にカバー共振による「発振」の可能性が高いと思います。

なのでフロント・リア共に丸ごと含浸=ロウ浸けしておきました。

DSCN7412.jpg


O様、この度は分解の許可を頂き有難う御座いました。


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