アングル付きのヘッドは簡単にナットが取れてしまいますね…編

 2013-07-29
久々の更新になります。

ここ最近ブログアップするほどイカツイ(笑)リペアが無いもんで…
いや、フレット交換祭り開催中につき連日汗ダク状態なんですけど今更フレット交換について書いてもオモロないでしょ?


今回はアングル付き(角度付き)ヘッドのギターのナットのお話しです。


DSCN8428.jpg

↑の画像はフェルナンデスのTEJです。
いわゆるジャクソンヘッドってヤツですね。

このギターは土台が金属製のローラーナット(実は全てのローラーが回るワケではないけど)ですが
弦交換等の際に気付けば「ポロッ」ってな感じで簡単にナットが取れてしまいます。

DSCN8429.jpg


こんな経験のある方もいらっしゃるでしょう。

コレは何もメーカーの作りが悪いわけではありません。

元来「木」と他の物質=金属や牛骨、カーボン、デルリンetc…は「接着する面同士」では相性が良くありません。

どんな接着剤を使っても「木」には接着剤は染み込むが上記の物質にはほとんど染み込みません。

特にナットの接着に多用されるアロンアルファ等の接着剤は「木」と「木」や「面」と「面」などの
同じ性格の物質同士を接着する場合に最大に能力を発揮します。

つまり「木」と「接着剤の染み込まない他の物質」では相性が悪く、ちゃんと接着した様でも時間が経過して
接着剤が「痩せる」と外れてしまいます。
ナットに指板とは逆方向=ヘッド側や1弦方向、6弦方向へ軽く衝撃を与えれば簡単にポロリです。

まぁ接着剤の問題では無いと言う事です。

アロンアルファや木工用ボンド、多目的用接着剤で再接着されているのをよく見掛けますが…
再接着の際は残った元の接着剤を除去してから…みたいな再接着の方法の話ではなく、

簡単に、しかも頻繁にナットが外れるのは問題ですよね。

なので、

当店ではナットが外れにくい様に

ナットにピンを打ちます。

まずはナットの底面に2ヶ所穴を開けてビスを立てます。(しっかりナットに食い込ませますがナットの素材に
よっては割れますのでご注意を)

DSCN8430.jpg

ビスの頭をカットして切り口を整形。
ネック側のピンの入る位置へ穴を開けます。

DSCN8431.jpg

で、しっかり接着して終了。

これならナットに衝撃や力が加わってもナット自体がズレないので「木」と「金属」でも簡単には外れません。

廉価なギターでプラスチック製のナットが付いている場合を除き牛骨ナットやカーボン系等でも有効です。

「ナットのポロリ」にお悩みの方はご相談下さい。



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