ピエゾP.U搭載ギターのブリッジアース加工 TRAVELER GUITAR ESCAPE編

 2013-08-17
まずはブリッジアースとは何ぞ?から。

エレキ弾きの方はお分かりでしょうがアンプから音が出る状態でギターに全く手を触れない状態だと
弦が一切振幅しない無音状態でもアンプからは
「ぶぅぅ~~ん」と低域のノイズが出ますね。
でもプラグやジャック、ブリッジ等の金属パーツや弦に手が触れると「ピタッ」とノイズが止まる。

これはエレキギターの音が鳴る仕組み上(回路上)、最終的なアースは人体に落ちるからです。

通常は回路のアースを常に手が触れる所=ブリッジ⇒弦へ接続する事により人体を通してアースが落ちます。

これを「ブリッジアース」と呼びます。

ではピエゾP.U後付け等のアコギはどうでしょう?

スチール弦のギターであれば弦は電気(アース)が通電します。

でも肝心のブリッジは木製なので電気を通しません。

そんな時はブリッジ裏面にアースプレートを取付けて対処します。

普通のアコギのブリッジアース加工はよく作業しているのですが…


今回はコレ↓です。

tg1.jpg

TRAVELER GUITAR ESCAPE。
ミニギターとしてはよく考えられたモデルだと思います。


Shadow製のイコライジングコントロール搭載。

tg3.jpg 


1弦側カッタウェイ部にアウトプットジャック。まぁストラップ付けて立って弾くには邪魔になりませんね。

tg4.jpg 


ナット部にボールエンドを通します。方式は違えどスタインバーガースタイルですね。

tg5.jpg 


ペグ本体はボディー裏に設置。正直弦張りにくい…
もちろんチューニングするにも慣れが必要。チューニングしてると何弦のペグ回してるか分からなくなる(笑)

tg6.jpg 


で、ブリッジはこんな感じ。

tg2.jpg

最初ブリッジアース加工のお問い合わせ頂いた時には

ブリッジ後ろのローラー部にアース線繋いでぴゅ~っとジャックのアース
へ繋げば楽勝ぉ~~

なんて考えてましたが、


ブリッジ後ろのローラー部は

tg7.jpg 



樹脂製でした…orz

当然樹脂は通電しません。

その他に弦に触れてる金属パーツはネックの先っぽのナット…

まさかネックグリップにアース線這わすわけにもいかないし。

何かしらのアース用プレートを肘が当たる箇所に貼り付けるなんて素人チックな作業はイヤだ。
見た目にもダサイですやん?


なので、


今回はペグからアースを取ります。


まずはペグが付いている部分に銅箔テープを貼って

tg9.jpg 


ペグ付けるとこんな感じ。
ギアボックス側にテープ貼るとボディー表面から見えてしまうので六角ナット側に加工しました。

tg10.jpg 



側面の銅箔テープにハンダ付けて

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1~3弦、4~6弦側を繋ぎます。奥に見える黒い耐熱電子ワイヤーがアースの架け橋です。

tg13.jpg 



バッテリーボックスを外してアース線の引き込み穴を開けます。

tg14.jpg 


ジャックのアースまで繋げば作業完了!

tg15.jpg 



今まで色んなアース加工してきましたがペグから引っ張ったのは初めてかも…



ボディートップにはお客様が希望されていた指置きをウエンジで製作&取付け。
フルウッドコンセプトのウッドパーツ同様に強化加工を施しました。

tg16.jpg



いやぁ~世の中色んなギターがありますねぇ~~


つーかメーカーさん、ここまで独創的なギター作るなら最初からアース取る工夫してよ(笑)




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