GIBSON 68LP を徹底的に作業した!編

 2013-11-02
今回は68年製、ゴールドトップを作業しました。

お持込頂いた状態は下の画像の通りピックアップとペグは付いているもののブリッジ周辺は欠品、
ピックアップはオリジナルですがリワインドされている気配が濃厚、ペグはお客様が手配された2コブの
クルーソン新品です。



68-1.jpg
 



ボディーには一部クラックがありますが塗装はオリジナル!
見事な緑青です!
ヒスコレには有り得ないヴィンテージならではの魅力ですな。

68-2.jpg 



ヘッドはLesPaulのロゴがハッキリ残っています。
消えちゃってるヴィンテージは多いのでヘッドのコンディションは良好かと。

68-3.jpg 



で、今回承った作業に入ります。

まずは一部素材の違う物に入れ替えられているポジションマーク。
下の画像では12Fが分かり易いですかね。
これを全て同じ素材のポジションマークへ入れ替えます!

68-4.jpg 



早速フレットを抜いて作業開始!
軽く指板を研磨した状態でポジマーク周辺だけペーパーが当たっていません。
これは以前のポジションマーク入れ替え作業時にフレットを抜かずに作業した形跡ですね。
ポジマーク周辺だけ研磨し過ぎて軽くスキャロップ状態(笑)

68-5.jpg 



コチコチ、ネチネチとほじくりながら丁寧にポジションマークを剥がしていきます。

68-6.jpg 



全て外し終わり。
底面に残った接着剤も除去します。
それから成形。って文章で書くと一瞬ですが中々大変な作業です…

68-7.jpg 



新しく入れるポジションマークはお客様が持ち込まれた59のレプリカパーツ。
本来は現状のポジマーク凹ザグリに合わせて素材から切り出して新しいポジマークを作るべきなのですが…
こうやって成形された素材を入れる事も可能です。
…ってエラそうに書いてますがこのパターンの方がかなりラクです♪ 工賃も下がるしね♬

68-8.jpg 



で、指板のザグリや新規ポジマークを微妙に修正・成形しながらなんとかインストール完了!

68-9.jpg 



でも当然ポジマークと指板の間に隙間が出来ます。
その隙間を指板を研磨する際に採集しておいたローズの粉を混ぜた樹脂で埋めていきます。

68-10.jpg 



塗り塗り完了。
画像はありませんが樹脂が硬化する前にドライヤーでゆっくり熱を当てて樹脂を隙間の奥深くまで
浸透させます。

68-11.jpg 



その後、指板修正をきっちりやってフレット打ってネックの作業は完了。
フレット打ちは今更珍しい作業でもないので画像はナシ。
って文章で書くと一瞬ですが台風来たり秋雨続いたりで実際は数週間掛かってしまいました。。。


ここからはパーツ類。

ブリッジはMONTREUXのナイロンサドルABR-1を使用。
その他ロッドカバーやバックパネル類もモントルーのレプリカパーツを使用しました。

テールピース&スタッドは当店のオリジナルパーツです。

これらのパーツ類とペグ等、全ての金属パーツをエイジング加工しました。


68-12.jpg 



今回自己満足度の高い(笑)のはペグのギアボックス。
イィ感じにムラが出来てる…

68-13.jpg 



ブリッジ&テールピースは一度エイジングを終わらせてから本体に載せたらイマイチ光沢が多く感じたので
再度加工して質感を調整。

68-14.jpg 




いやぁ~~苦労しましたがやっと完成!

さすがにヴィンテージだけあってブリッジがナイロンサドルだろうがフレットが新品だろうがお構いナシ!
強烈にイィ音してますわ!!

ちなみに電気系=アッセンブリー類もフル交換。
68の特徴が色濃く分かるコントロールザグリ内でしたが画像撮るの忘れた…


68-16.jpg
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コメント
こんにちは!

いや~っ、プロの職人技ですね!

見ていてドキドキします。

素晴らしいです!

ゴールドトップ、カッコイイです!

更新、楽しみにしております!
【2013/11/05 22:22】 | 44BSV40 #/.OuxNPQ | [edit]












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