師走はサスティナー祭り!音が伸びる前にオレの体がノビちゃうゼ編

 2013-12-29
ここ最近作業が忙しく、中々ブログを更新出来ませんでした。

今年の年末は何故かサスティナー関係の作業が多く、仕事納めを迎えた今もサスティナーキットの入荷待ち等で
越年お預かりが数本有る状況です…

作業させて頂いた内の数本ではありますが特徴あるサスティナーギターをご紹介!


まずは初冬にお預かりした今は亡きソロイストの故郷、中信楽器製造によるCOBRANのFG-4!

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24フレット仕様なのでジャクソン同様に各ピックアップ間の距離が狭く、サスティナー的には厳しい条件の上に
センターとリアピックアップは磁力の強いバーポールピースタイプでした。
いつも通りピックアップの極性変更や基板のゲインアップで何とか合格点の動作まで確保。

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コントロール周りはスペースに余裕が有ったのでさほど苦労せず。

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これからもガンガン弾いてもらいたいソロイストの生き残り!
確かこのモデルにはトップにメイプルを貼ったフラッグシップモデルが有ったような無かったような…
そんな懐かしい記憶を呼び覚まさせてくれた1本でした。

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お次はホーナーのヘッドレスG2。
当たり前ですが改造スペースに限りがあります。

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小型タイプの基板を使って何とか組み込み完了。
お客様がサスティナーOFF時はフロント出力不要との事でしたのでフロントプリアンプ部を省く事が出来ました。
リアピックアップはSH-4です。
TBではなくノーマルピッチですが僅かにSH-4を1弦側へズラせて1弦の動作も良い感じに仕上がりました。
極性変更の際にSH-4内部にも少し細工したんですけどね…

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コントロールはマスターヴォリュームにサスティナーON/OFFスイッチとモードセレクトスイッチのみと
シンプルな構成。つーかこれ以上何かを付けるのは場所が無い…

大昔に個人的にGT2を所有していた事があったので作業してて懐かしい1本でした。

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さて今度はBCリッチのモッキンバード。
他店工房にてサスティナーをインストールされたギターでしたがリアピックアップ交換と
フロントドライバー下へダンカンLittle59の取付け、ドライバーへのLED埋め込みをご依頼頂きました。

ドライバー下へのピックアップ取付けは以前ロングスケールのソロイストでは作業して良い結果が得られてましたが
今回はミディアムスケールの為にかなり苦労しました…

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ご依頼当初、リアピックアップはSH-13 DIMEBUCKERでの組み込み予定でしたが…
何をどうやってもハーモニクスモードで満足に作動せず…
やむをえずお客様に相談させて頂き無難なTB-4でのセットアップになりました。
が、やはりミディアムスケール。リアピックアップの固定角度が僅かにズレるとハーモニクスモードで発振。
結局リアピックアップをガチガチに固定して完了。
たぶん今後このレイアウトはミディアムスケールではお受けしません。どうかご勘弁をm(_ _)m

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サスティナーOFF時、セレクターがフロントではLittle59が出力されます。
当然サスティナー基板を通過するので本来のLittle59の音質ではありませんがサスティナードライバーの
音色よりはフロントとしてかなりマシです。

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このあたりで年末進行のおかげもあり生活が不規則になり風邪をひく(;´д`)  
「しっとりチョコ」は今年何袋食ったか分からない100円ローソンでのお気に入りである。
真ん中の怪しげな風邪薬は眠くなりにくいので深夜のサスティナー作業には必需品なのだ!
鼻水垂れながらのサスティナー作業はまだまだ続く…

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そして今度はPEAVEY WOLFGANG!
EVH系は四六時中作業させて頂いておりますが今回はすでにサスティナーがインストールされた物を18V化!

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18V化にあたりバッテリーボックス増設はZO-3用を並列で設置。
元のバッテリーボックスの跡も見えずにスッキリとしたルックスに仕上がりました!

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実は今回お預かり時よりリアには現行EVH Wolfgang Pickupがマウントされていました。
サスティナーの駆動はいつも通りの手法を使ってクリアーしたものの
基板内部の音決めに迷った…
音決めの際には基板をバイパスして素の音色をチェックしてから作業するのですが、このウルフギャング、
近年チェックしたEVH系とは一味違う味付け。
フランケンやダンカン生産のイーブンリー何ちゃら等とは違って中低域重視の音色でした。
なので夜な夜な色んなパターンの音色を試して悩みまくる。
リアの音色が決まらないとフロントドライバーの音色も決めれないし…
結局は素の音色が丸めだったのでそれに順じた音色で組み上げました。逆にフロントは少し高域寄りで
音のツブが比較的ハッキリする音色に決定。
毎回この音色バランスには悩まされます…
いつか機会があればこのEVH Wolfgang Pickupはゆっくりチェックしてみたいですね。

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そしてラストはフェルナンデスのFR-DLX JPC 2011 。
現行サスティナー搭載モデルでは日本製で最上位機種。
プロパーラインナップではいわゆるフラッグシップモデルにあたると思います。
新品購入された物をリアピックアップ交換、ドライバーへLED埋め込み、各部セットアップでご依頼頂きました。

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リアピックアップはダンカンTB-5です。
ボディー直付けなのでピックアップがグラついて角度が変わらない様にウレタンを大量に敷いてしっかり固定。
なにせフラッグシップモデルですからね。

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LEDの埋め込みは難なくクリアー。
ドライバーとLEDの配線がバッテリーボックスの直下を通る構造だったので電源ノイズ対策も施しました。
やっぱ青のギターに青のLEDはカッチョエェですな~

DSCN9734.jpg 



さて、セットアップですが…
まずこのFR、トレモロがGOTOHのGE-1996TのOEM品が付いているにも関わらずトレモロスプリングは汎用の
物が付いてました。
しかしトレモロスプリングキャビティーのザグリ寸法はGE-1996Tに合ったサイズ。
したがって普通にチューニングするとスプリングハンガーを一番締めこんだ状態でもトレモロはアームダウン状態…
コレでイィのか?フェルナンデス。コイツはフラッグシップモデルのはずだぞ??

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なのでGE-1996T純正パーツのパワースプリングへ交換。
これでトレモロもしっかりセッティングする事が可能。

DSCN9721.jpg 



お次はネック周り。
少しバリが出ていたりフレットエッジの角が立ってポジション移動の際に手に当たるのが気になったので
フレットエッジの丸め作業=面取り作業をお客様へ提案。
ネック自体にも波打ちの症状が出始めていたのでフレットエッジの作業やるなら指板マスキングしちゃう事だし
ついでにフレットもすり合わせ。
新品のギターのフレットをすり合わせするのはちょっと気が引けますがなにせフラッグシップモデルだからねぇ~

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フレットエッジの面取り完了。

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で、配線作業へ戻るのですが…
サスティナー搭載のためコントロールザグリ内は配線で混雑してるのはしょーがない。
でもレバースイッチがバッテリースナップを踏みつけて電源線がぺっちゃんこになっているのはいただけない。

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バッテリースナップ自体もあまり良い物ではなかったので耐久性の高いCLIFFのスナップへ交換。
本来CLIFFのバッテリースナップはフェル社のバッテリーボックスには入らないのですがバッテリーボックスの
一部を削って改造する事で使える様になります。
最近バッテリースナップも品質の良くない物が多いのでサスティナー関係の作業の場合は割とCLIFFを使う機会が増えてます。
何せサスティナーは電池交換する機会が多いデバイスなので。

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さてダンカンとドライバーの音色変更やりますか!って所でリアの音決めコンデンサーを外していると…
センターにはEMGが付いているのにセンターの音決めコンデンサーは普通にパッシブ用の物が付いてた(笑)
コレでエェんか??フェルナンデス。コイツはフラッグシップモデルのはずだぞ???
なので当然センターのコンデンサーもアクティブ用の数値の物へ交換。
基板上の半固定抵抗トリムも主要なコントロールがテスターで測ると怪しい数値…しかも回転させると接触不良なのか
ガリが出てたので交換。
ついでに書いちゃうとコントロール内に導電塗料が塗られている場合はサスティーンボリュームのアースはカット
指定(音漏れ防止のため)なのに普通にハンダ付けされてたのでカットして絶縁。
ホンマ頼むでフェルナンデスさん。フラッグシップモデルでっせ?
妙に高級感出そうとしてオレンジドロップ積むならまずはしっかり品質管理じゃーか?

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と、最後はグチっぽくなっちゃいましたがこれにて2013年のサスティナー関係作業は終了。
12月は他にもピックアップ交換やサスティナー調整を作業させて頂きましたがご紹介出来なかったお客様、ごめんなさい。
年内に仕上げ切れなかったお客様、年明けにガッツリ作業させて頂きますので今しばらくお待ち下さい。

2014年はサスティナー関係も新ネタを考えておりますのでご期待下さい!



さて、今回の長編ブログで何回「フラッグシップモデル」と書いたでしょう。
正解回数をメールやFBでご連絡頂いた方、先着3名にお年玉としてトーンガレージオリジナルピックを
3枚差し上げます(笑)申し訳ありませんが直接来店可能な方に限らせて頂きますm(_ _)m

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コメント
お忙しいところ大変申し訳ありません。
ご相談があるのですが現在アイバニーズのARZ700を所有しているのですが
元々リヤPUがEMG81でフロントにはEMG60の2Hになっていまして
サスティナーを取り付けたいと思っております。
当然フロントPUを取り替えることになるとは思うのですが
サスティナーを付けた場合に隙間ができるのでそこにEMGのSAの取付は可能でしょうか?
取付可能で音も出るのであれば概算で代替料金はいくらぐらいになりますか?
宜しくお願いいたします。
【2014/02/10 16:07】 | エイジ #- | [edit]
APG一DLX(ナチュラル)新品で半額でネットショップにありました、写真見る限り良さそうなのと日本製とゆうことで買おうと思ってますが、造形のデキはフジゲンと同等のクオリティーでしようか?実物は触ってないので分りません。フジゲンと同等のクオリティーなら買いたいのですが。よろしくお願いいたします。
【2015/08/19 15:56】 | キャワニー #- | [edit]
コメント有難う御座います。

残念ながらフジゲンクオリティーまでは望めません。
フラッグシップ?モデルなのにボディー材がアッシュの代用材のセンなのも納得出来ませんねぇ…
【2015/08/19 18:20】 | トンガリガレージ #- | [edit]
大変、参考になりました~だから売れないんですね、30年ほど前にフェルナンデスのフロイドローズ買って弦切れるし弾きにくいので直ぐ手放してからずっ一とフェルナンデスは買いも見るのもしませんでした(笑)今もクオリティー変わらずですかぁ~フェルナンデス~もう終わってますね、フジゲンは偉いですね―腐れ外道のフェンダーUSAに非道な限りをされても今は前よりも良いクオリティーでしかも明朗会計ですし、フェルナンデスというより~フェラナメルンデス、お後がヨロシイようで、このへんで失礼しまっす(笑)良かったら拝見してみてください~YouTube ねいろや #1 #2 #3 ~大分に来たら気軽にお立ち寄りください。
【2015/08/22 10:40】 | キャワニー #- | [edit]












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