フロイドローズトレモロのピッチシフト機能をロック!例えばこんなアイデアはどうだろうか?編

 2014-03-08
今回はフロイドローズタイプブリッジ=ロック式トレモロでの小ネタをご紹介。

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ロック式トレモロだとアーミング時のチューニング安定度はピカイチなのだが色々面倒な事も多いですよね。
例えば
・弦交換が面倒。
・チューニングが面倒。。
・強く弾くと音が揺れる=クリケット。(クリケットの意味が分からない方はググるか往年のブラッドギルスか
レブビーチのプレイをYoutubeで観てね)
等々。。。

アームアップをほとんど使わないのにブリッジ後部のボディー落とし込み→ピッチシフトキャビティーが掘られてると
弦交換は更に面倒ですよねぇ…

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まぁ弦交換の時には画像の様なゴムのブロック挟んだり、人によってはゴムの代わりに9V電池だったり
ボディーにダメージ与えるはずなのに割り箸挟んでたり…まぁ色々苦労されてるかと。


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で、そんなギタリストは
アームアップ方向への動きを止めちまえ!
って思うワケですよ。

一番メジャーなやり方はロック式トレモロではありませんがクラプトンのストラトでお馴染みの木片挟み。

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でもブリッジのザグリの後ろ壁は塗装前にしっかり研磨する訳でもなく塗装を厚く塗れる場所でもない。
なので手で触ってみればわかりますがボコボコです。
木片を挟んでもしっかり面では圧力を支えてはくれません。

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木片を挟む方法はお手軽だけどお手軽に厚みを調整したりカット出来る木片は当然柔らかい木材なので
長期的に圧力を加え続ければ導管が潰れて薄くなってしまう…
すなわち精度を長期間保つ事は期待出来ません。

そこでちょっとお金を掛けてでも何とかしたいギタリストは後付けパーツを考えるわけで…


パーツ代は高いし製造精度もイマイチ、耐久性にも疑問が残るが機能的にスバラシイ!のは
TREMOL-NO(トレモルノ)。
ALLPARTS JAPANさんが取り扱ってますよ~
コイツはトレモロを完全に(ダウン方向にも)ロック出来るスグレモノ!!

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その他「トレモロをロック出来る」と勘違いされやすいトレモロ周辺取付けパーツは画像の
アイバニーズのゼロポイントシステムや同様のパーツがESPやアイバ、SCUDからも発売されているシャーラーの
トレムセッター等でしょう。
これらのパーツは「ブリッジをボディーに対して適正な位置に留め易くする」だけで
ブリッジ自体を固定する機能はありません。

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なので今回は去年の秋口ぐらいから頭に浮かんでたアイデアを試してみました。

名付けて「アームアップを止めちゃうゼ!オリジナルアルミブロック」!


まずは正確にチューニングした状態でボディートップ面とブリッジ本体が平行になる様に調整します。
これが結構大変な作業ですが根気強くやってみて下さい。

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次に「コの字型」のアルミ素材を用意。

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このアルミ素材を
スプリングハンガーとサスティーンブロックの間に挟み込むってワケです!

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当然コンマ数ミリの誤差も角面の垂直の崩れも許されないので丁寧に切削してバッチリの長さに調整。
と、簡単に書いてますが…めっちゃ大変で時間の掛かる作業です。。。。。

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何度も真ん中のスプリングを外しては全長を超微調整!

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キッチリ仕上がると…

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アルミがサスティーンブロックとスプリングハンガーにしっかり挟まれています!


アームダウン時はこんな感じ。

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そもそもアルミはトレモロスプリングのテンションも相まって挟み込まれているのですが
アームダウン状態ではサスティーンブロックがアルミから離れてしまうので何らかボディーへ固定する必要があります。
時にはアームアップも使うゼ!って場合は簡単に外せる両面テープで固定しても良いかもしれませんね。
塗装面には中々付き難いので強力両面テープをオススメします。

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でも当店は工房なのでココはプロっぽく(笑) しっかりビス止めします!
個人的にはクリケット奏法も好きなのでたぶんスグ外しちゃいますけど…

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弦交換を想定して弦を外してみればこんな感じ。
ギターによってはトレモロスプリングにブリッジが引っ張られて少し後ろへ傾斜するでしょうが弦交換には
支障無いかと思います。

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まぁアイデアが思い付いた時には素材は安いし取付け方法が難解なアフターパーツよりゃ実用的じゃね?
って考えてましたが精度をしっかりキープして切削で作るのはかなぁ~~~り大変でした(疲)

ロック式トレモロをお使いでアームアップ不要⇒なのにピッチシフトキャビティーが掘られてまんねん…
弦交換めっちゃ面倒ですねん…で
お悩みの方はご相談下さいねぇ~~

おそらくウィルキンソン等の2点支持シンクロトレモロがフローティング設定のギターにも有効かと。
 

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ちなみに↓画像の様にスプリングキャビティーの底面が傾斜しているギターはアルミの両端に適正な角度を
付ける必要がありますので高度な切削技術が必要になります…
なるべくこんなギターの相談が来ない事を祈りつつ今回は終了!!

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