GIBSON ハミングバードをフルメンテナンス…って言うかピックガードの貼り直し。何でこんな素材使っちゃうんだろね…編

 2015-01-07
本年「まともな」ブログ更新第一弾です。

今回はGIBSONハミングバードをフルメンテナンスでお預かりしたのですが…


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ピックガードが激ハガレです。。。

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近年のハミングバードはピックガードがエナメル?みたいなビニール系の材質になり、
新品に近い状態であっても材質自体の「縮み」でピックガードが反り、今までのプラ素材では
十分接着強度を確保していた両面テープを道連れにボディーから剥がれてしまいます。
今までにも相当な本数のハミバやダブのピックガードを貼り直してきましたが今回は貼り直しの工程を
ご紹介しようかと。

しかしまぁ何でこんな素材にしっちゃったんだろうかねぇ…
そりゃ生産性は上がってコストは下がるのだろうけど…

まずはピックガードを剥がすのですが今の季節、気温が低いので柔軟性に富むエナメル素材でも
無理に手で剥がそうとすると折れて(千切れて)しまいます。
なのでドライヤーで「弱めの熱風」を当てて素材を柔らかくしてから両面テープの接着力が強く残る
箇所は「ステッカー剥がし」等を使い、丁寧に剥がしていきます。

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裏面。
ガッツリ両面テープが残っています…

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ステッカー剥がしを吹きかけては染み込むまで時間を置いて丁寧かつ慎重に両面テープを
剥がします。
かなり時間の掛かる作業ですが根気強く粘る!

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両面テープ剥離完了!

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エナメル素材自体の反りが酷いのでここでもドライヤーで「弱めの熱風」を当てて形状を修正。

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裏面は新規に貼る両面テープがしっかり食い付く様に#600~800程度のペーパーでキズを
付ける。
深いキズまでは必要ないのでツヤを消す感じで研磨。

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平面の状態で両面テープを貼らなければエナメル素材の反りにつられて両面テープに「しわ」
が入るのでまずは表面に「接着力の弱い両面テープ」を部分的に貼る。

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ラバープレートに平面になる様に固定。

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今回の様な素材には「ポリエチレン ポリプロピレン用」の強力両面テープを使います。

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余分な部分を新品の刃が付いた小型カッターやデザインカッターを使ってカットする。
紙をハサミで曲面に切る時と同様に刃物を動かして切るのではなくピックガードを動かして
カットします。

ピックガードを切らない様に細心の注意が必要。

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余分な部分のカット完了!
これでピックガード側の作業は終了です。

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次にボディー側の接着面を整えます。
塗装面に残った両面テープは当然除去します。

が、

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塗装面をクリーニングする前に元のピックガード位置の痕跡にマーキングを施します。

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クリーニング完了。

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マーキングに合わせてピックガード貼り付け。

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貼り付け完了!
この段階でセットアップには入らずネック、フレット、指板の作業に取り掛かります。
元々の依頼はフルメンテナンスなので。

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しっかり貼り付いてます。

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完成!

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早く元のしっかりした素材のピックガードに戻って欲しいですね。。。


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