ハンダの使い分けについて書いてみた。いや、書いてくれって頼まれたから編

 2015-05-29
いやぁ~暑いですね。
まだギリギリ5月なのにエアコン入れちゃいました…

そんな暑い最中ではありますが先日のリペアセミナーブログの影響か本日は配線=ハンダ付けのセミナーを受講
して頂きました。

で、その受講されたお客様が復習の為にもハンダの使い分けについてブログアップして欲しいとの事でしたので
忘れちゃう前に書きます(笑)

ハンダの違いによる音質の違いはシールド自作マニアの方が詳しく書いているでしょうからググッて探して下さい(笑)
よくハンダの違いによる音質の違い、用途を聞かれますがまずはキッチリと適正なハンダの量でハンダ付けが出来る事が
前提だと思いますよ…


まずは定番Kester #44 線径1ミリ
主にサスティナー等のプリント基板の作業に使う事が多いかな。
ギブソン系のブレイデッドワイヤーにもコレ使うね。

P5291011.jpg




こちらも定番アルミットKR-19 線径0.8ミリ。
右側の白いリールトップの物はRMA規格=ミルスペックみたいなヤツです。
どっちもそんなに変わらないんだけどね(笑) でも値段はRMAの方がエラそうな分ちょいと高い…
ポットやスイッチ、ジャック等幅広く使ってます。

P5291012.jpg



ホームセンターでお馴染み!goot社の鉛フリーはんだ 線径1ミリ
主にヴィンテージギターの配線作業で使ってます(理由は後述)

P5291013.jpg


線径は0.8~1ミリで特にコダワリは持ってません。
本来は基板作業なんかには0.5~0.6ミリが向いているのでしょうけど別に0.8ミリでも不自由しないので。


で、この3種をどう使い分けるかです。

下の画像はCTSポットに大体同じ面積になる様にハンダ付けしました。

一番左が鉛フリーはんだ
真ん中がアルミット
右端がKesterです。

P5291014.jpg


一見で鉛フリーはんだはツヤがなくクモってますね。
なのでツヤツヤピカピカのハンダ作業跡が似つかわしくないヴィンテージギターを作業する時に使ってます。
ポットの一部だけや特定のスイッチ端子を作業しても他の経年変化でくすんだ他のハンダとあまり違和感が無いので。

アルミットとKesterはキレイにテカってます。
でもこの両者には大きな違いがあるのです…

ちょっと横から見てみましょう。

P5291016.jpg


画像では分かり難いですがアルミット(真ん中)の方がKester(右端)より山が高く盛られています。

つまりアルミットの方がKesterよりも粘度が高い、Kesterの方がシャバシャバ
って事です。

したがって使い分けとしては

シールド自作時やブレイデッドワイヤーの外周アースの網状の線材へしっかりとハンダを流し込みたい時は
Kester。

ポットの端子や背面アース、スイッチ端子、ジャック端子の予備ハンダを盛りたい時はアルミット。

がオススメになります。

ネット界ではシールド自作派のオススメ?なのかKester #44が人気高いみたいですがハンダ初心者や
すぐにイモハンダになってしまう様な大盛り派のかたにはKesterはあまりオススメ出来ません。
まずはアルミットでハンダ面積を小さく、かつ確実にハンダ付けが出来る様に練習して欲しいですね。

上にも書きましたがハンダによる音質云々の前にまずは的確なハンダ付け技術が必要です。
「いやぁ~~やっぱKesterは違うよねぇ~~」みたいな事言っててもダンゴになったイモハンダや
特盛りハンダでハンダ面がグチャグチャになっちゃってる人の意見は無視しましょう(笑)



最後にハンダコテのご紹介。

上の青い方がHAKKOのPRESTO №984、下がgootのPX-232です。
先端の形状(太さ)によって使い分けています。

P5291010.jpg


両者共にコテ先は300℃以上になる高温仕様のハンダコテです。
このコテ達でポットやスイッチ端子を長時間温めるとパーツ破損に繋がるので正直なところ
万人へのオススメではありません。
かと言ってホームセンターで安く売られている家庭用?ハンダコテでは温度不足です…
じゃあ何がオススメなんだって?
今度(忘れなかったら)ハンダコテ種類置いてるホームセンター行ってオススメの商品撮ってきます…





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