ROLAND G-707 サスティナー取り付け このギター…座って弾くのがスゲェ大変…編

 2016-02-27
今回のサスティナー取り付けは

往年の名機、ROLANDのギターシンセ、G-707です!

最近コンディションの良いG-707はほとんど見掛けなくなりましたがこの個体はボディーが
リフィニッシュされているとは言え全体的にはかなり美品。

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ネックの上の「スタビライザー」は当時斬新だった。
今でもガジェットとしての存在感は素晴らしいと思う。

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さて、今回はギターシンセユニットを全て外してのサスティナー取り付けなので
遠慮なく真っ裸にさせてもらう。
元々古いユニットなので現代のGKシリーズほど動作も良くないし何せギタシンの巨大な
基板が入ったままだとサスティナー基板を入れるスペースが無い。

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分解、各部の寸法を測った所で時は2月中旬、
このG-707の作業段取りを考えながらガリガリに凍った凍結路を走って…

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向かった先は奥飛騨温泉郷。
そう。一言で言えば祝日+臨時休業を頂いての現実逃避だ!

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今回はどうサスティナーを組み上げるかを考えながら(実際にはたまに思い出しながら)
雪見露天風呂を堪能する…

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さて、現実へ戻る。

ツマミ類の穴が多いのはある意味助かるが全ての穴に何を付けるのかはお客様と綿密に
打ち合わせ済み。

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リアピックアップ後ろのデカくて深いトレモロザグリ…
このザグリに干渉しない様にバッテリーボックスを付けなければならない。
バッテリーボックスの位置決めに長時間悩んだ。


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バッテリーボックス以外にも悩み所は満載のG-707。
でも位置決め関係が終われば一気に作業は進む。
…なんて文章で書くと短いが後述するフロントピックアップのおかげで基板の改造は結構苦労した。

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裏パネルは純正を利用するが金属パネルなので基板と当たりそうな箇所にはスポンジを貼って絶縁。

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元々ギターシンセ用の巨大なコネクタージャックが有った箇所。
このままでは見た目はよろしくないしホコリの侵入等で難有り。

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ツヤ消し黒1Pの板で蓋を削り出しで製作してビス止め。

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完成!!

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コントロールはネック側よりサスティーンボリューム、マスターボリューム、キルスイッチ。
キルスイッチはライブアクトの多いギタリストには重宝するかと思います。

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プラグインでメインのイグニッションLEDが点灯。

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サスティナーONでサスティナーイグニッションLEDが点灯!

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レスポールと同じ様な位置のピックアップセレクタースイッチは普通のトグルスイッチから
操作性、耐久性に優れるミニトグルスイッチへ変更。
スイッチの作動角度もお客様の希望角度へ変更。

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今回最大の難所、フロントピックアップ部。
サスティナードライバー直下にダンカンSHR-1、ホットレイル!
サスティナーOFF時、フロントピックアップとして稼働。(ドライバーの音は出ない)
普通にサスティナー組むだけなら何の問題も無いG-707だがドライバー付近に
磁力の強い物体が有ると一筋縄ではいかない…
3パターン考えられる各ピックアップの磁力方向、位相、配線レイアウト、基板改造パターンを試す。
組み上げてチェックしては分解、別パターンでの組み上げの繰り返し…
毎度の事ながらサスティナーは一通り組み上げてからが本当の勝負の始まりなのだ!!

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リアピックアップはフェルナンデス純正VH-401、ギターシンセのピックアップはダミー化。

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まぁフロントのホットレイルも苦労させられたが同じくらい苦労したのがこのギターの形状。
1弦側ボディーサイドに滑り止め?の為のプレートが付いているが実際は全く役に立たない。
チェックの為に弾く度にギターが滑り落ちそうになる。(汗)
完全に座って弾く事を無視して設計されたギターだ。
したがって毎回変な姿勢でチェックしていたので首と肩の筋がおかしくなってしまった…
せっかく温泉でリフレッシュして作業に挑んだにも係わらず
またもや温泉治療が必要になってしまったのである(笑)

滑り止め付けるならスタインバーガー系のパカッ!と開くタイプにしてくれたら良かったのに。


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まぁこのG-707と707をリスペクトしたであろうのギター…
個性的なのは認めるがギターエンジニアが作業するには厳しいボディー形状である。
確かを作業した時には腰が痛くなった。

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苦労はしたが結果的にサスティナーは十分合格点ラインの駆動に仕上がった。
お客様にはガンガン弾いて頂きたい!

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今回の様なサスティナードライバー直下へのパッシブピックアップ取付けですが
ロングスケール22F以下のギターには作業可能です。
が、
サスティナーの動作は実際に作業してみなければ分かりません。
ミディアムスケールや24Fのギターではかなり厳しいかと思われます。
ご了承下さい。








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