湯原:茅森&郷緑、温泉津:薬師湯、三瓶:池田ラヂウム&国民宿舎さんべ荘&湯元旅館&千原、奥津:般若寺、上斎原:国民宿舎いつき 充実の秘湯巡り編

 2016-09-26
久々の番外編です。

今回の秘湯巡りはかなり充実していたのでいつも以上に長編です。
おそらく過去最長の番外編でしょう(笑)
本当に長ぁ~~~いので通勤列車の中や眠れない秋の夜長の暇つぶしにでも読んでみて下さい(笑)

例年我が家はこの時期に遅めの夏休みを頂いて奥飛騨~乗鞍方面に出掛けるのが
暗黙の了解なのですが今回は西へ向かいました。
以前より秘湯サイトではチェックしていた島根県。
どうやら素晴らしい秘湯が有るらしいよ島根県。
「名物が何も無いのが名物」らしいよ島根県。
でも大阪からは結構遠いぞ島根県。
当店の秘湯通のお客様が7月に秘湯巡りしたお話しを聞いて
目的地は島根県の秘湯群に決定!!

9月21日、初日。仕事を少し早めに終わらせて駅で嫁をピックアップしてから中国道へ飛び乗る。
途中のサービスエリアで夕食を済ませて米子道へ。
大阪から約180キロ走って湯原ICへ到着。

<湯原温泉 茅森温泉野天風呂&郷緑温泉>

岡山県は湯原温泉。
湯原周辺の秘湯は過去にも訪れている。
秘湯&珍湯巡り岡山編は⇒コチラ

20時過ぎに到着したのは「森のホテルロシュフォール」。
湯原界隈で温泉宿を検索していると必ずヒットしてくるリゾートホテルだ。

↓ 画像は翌朝チェックアウト時に撮影。

ロシュ2


我々温泉狂夫婦はリゾートホテルなんぞには興味は無いが翌日からの長距離運転&湯巡りの為に
少しでも距離を稼ぎ、体力を温存すべく前入りした訳だ。
とは言えチェックインしたら早速温泉へ!

ロシュ1 


うん。普通のリゾートホテルの浴室だな(笑)

ロシュ3


小さな露天風呂も有る。
泉質は湯原温泉の名湯、砂湯を少し薄めた感じか…

ロシュ4



アルカリ性単純温泉=略してアル単だが肌からの湯離れは良いので決して悪い泉質ではない。
翌日からのハードな湯巡りのウォーミングアップには丁度良い(笑)

ロシュ5


下湯原温泉と言うだけあって湯原のメイン温泉街からは離れているが「湯めぐりの宿」と看板が有る。
実は今回の宿泊プラン、1泊朝食付き洋室で1人あたり5000円以下!!
爆安である!!!
今時はビジネスホテルでも5000円以下での宿泊は難しい。
まぁ翌日が祝日とは言え平日宿泊ですしね。
ココを拠点に湯原の温泉街、砂湯を周るのも安上がりで良いかもしれない。

ロシュ6


さて翌日。
何度か訪れているが湯原では未湯の秘湯がある。

郷緑温泉へ向かう道の川沿いにひっそりと佇む(本気で探さないと分かり難い)
茅森温泉(かやもり)温泉、野天風呂だ。
生憎の雨模様だがようやく入湯する事が出来そうだ。

茅森1


と、言うのも前回訪れた時には湯が無かったのだ…

茅森2


降りしきる雨の中、頭にタオルを巻いてとりあえず入浴。
ツルヌル感がありで美人の湯系である。ツルヌル感だけで言えば砂湯より上か?
泉温は33~35℃ぐらいだろうか、かなり温い。
良いお湯だが雨が冷たいので早々に上がる。

茅森3


ここ茅森温泉の真横は茅森霊苑である。
ちょうどお彼岸だったので湯に浸かっていたのは自分1人だけでは無かったかもしれない…

茅森4


以前訪れた時には無かった「他者入浴禁止」の立て看板。
温泉直前の細い畦道で地元の方の車とすれ違ったが「なにわナンバー」の自分に何も
忠告は無かったので少しだけ入らせて頂いた。
本来は入浴出来ないのであろう…
素晴らしい湯だけに地元占有は勿体ない気はするが湯船周辺は綺麗に掃除されている。
これは地元の方の努力に感謝したい。
個人的には入浴料を徴収してでも他者を受け入れるだけの価値はあると思う。
ただしお墓ビューでパブリックからもビューされる入浴を楽しめる温泉客が多数居ればの話だが…
これを読んだ地元の方、茅森温泉関係者の方がいらっしゃれば勝手に入浴した事をお詫び申し上げます。

茅森5



茅森温泉より少し進むと郷緑温泉の案内看板に出会う。

郷緑1


案内看板に従って進むと立派な石垣の上に旅館が見えてきた。
郷緑温泉の旅館、郷緑館である。



郷緑2


旅館横の駐車場。
日帰り入浴は午前10時~だが9時20分ぐらいに着いてしまった。
だがこの郷緑館の日帰り入浴は浴室貸切制である。
つまり一番風呂は早い者勝ちなのだ。
実際車の中で待機していると程なくして広島ナンバーの車が入って来たが自車を見てUターンしていった。
誰かが入浴していると短くとも小一時間は待たなくてはならない。その間に他の湯を巡るのも良いだろう。
それだけ秘湯が点在しているのも湯原の良いところである。

郷緑3


結局車に居てもヒマなので宿の入り口で待たせてもらった。
画像は無いがかなり歴史を感じるお宿である。
スッポン料理が名物らしく過去にTVの取材も訪れていた様である。

ようやく10時になり入浴!日帰り入浴料金は1人500円也。
画像左側が源泉風呂、右側が上がり湯用の加温浴槽。

郷緑4


郷緑館の特徴は湯船底の岩盤から自然湧き出しの掛け流し温泉なのだ!

郷緑5


アル単とは言えpH値が非常に高い。

P9221868.jpg


当然メインは源泉掛け流しの大風呂。
湯温は茅森より少し高いぐらい。源泉温度34℃の表記よりは少しだけ高いか?
まぁ34℃計測は外気温4℃の時だしね。
泉質は茅森同様に美人の湯系。
距離も近いのでほぼ同質だろう。実に優しい肌触りだ。
茅森に入りたい人はココに入れば問題無い。


郷緑6


湯船底の岩盤の割れ目からたまに「プクッ」と泡が出る。
足を割れ目の上に置くと割れ目から湯が湧き出しているのを感じる。
一番風呂とは言えこの透明度!
一分間に30リットルの湧き出し量はこの湯船のサイズなら十分過ぎるだろう。
常に新鮮なお湯が楽しめるのだ!

郷緑7


効能の「草マケ」とか「毛虫ノ刺傷」ってのが新鮮だ…

郷緑8


本当に良いお湯でした郷緑館。
皆さんも湯原界隈に来たらオススメですゼ!

P9221854.jpg



<温泉津温泉 薬師湯>

湯原温泉での秘湯ミッションを完遂したので米子道を走り日本海へ出る。
そして山陰道を西進。
出雲からは日本海の景色を眺めながら延々と国道9号線を走る。
湯原より約200キロを走破して温泉津温泉へ到着!
「温泉津(ゆのつ)温泉?どこそれ?」ってな方は島根県の地図を見て欲しい。
大阪からはめっちゃ遠いから(笑)
この温泉津温泉への訪湯を計画していただけに湯原温泉へ前入りしたのだ。





温泉津1


温泉津温泉のメジャーな日帰り湯は「元湯温泉 湯治の湯」と「薬師湯」。

温泉津2


今回は薬師湯をチョイス。
ちなみに古い温泉街なので道路は幅員激狭である。運転には注意が必要。
薬師湯に近い専用駐車場はほぼ満車だったので少し離れた山の中の第二駐車場へ案内された。
第二駐車場は山の中の斜面にあるので車高の低い車は要注意。

温泉津3


入浴料は1人350円!安っ!!
レトロな雰囲気の脱衣所。
木製ベンチが懐かしい!

温泉津4


浴室内。(画像は薬師湯HPより拝借)
湯温は激熱である。おそらく43℃以上はあったかも。
源泉温度は45.8℃…それの掛け流しか…そりゃ熱いわ!
入口に貼られた入浴方法は洗面台にあるアルカリ水をコップ一杯飲んでから入浴。
「1~2分浸かったら湯船から出て休憩」を繰り返し「額が汗ばんだら上がり時」とあるのだが
40秒ぐらい浸かっていただけで汗ダク(笑)
30~40秒入浴、2分ぐらい休憩を根性で3セットこなしたところでギブアップ!
湯治修行であった…ダチョウ倶楽部向けの秘湯である。

薬師湯5


外気温はさほど高くはないのだが火照った体を冷やすべく車のエアコン温度を下げて山道へ入る。


<池田ラヂウム鉱泉>

到着したのは池田ラヂウム鉱泉。
一見普通の民家である…


池1


敷地内に入ると温泉である事を確信。
民家?横の庭に源泉が湧いている。
ちなみにこの源泉横は絶えず濡れている為かコケ?が生えているのか地面がヌルヌルで転びそうになった…

池2


ここ池ラヂには8本の源泉が有るらしいが先ほどの地面ヌルヌル源泉は3号泉。

池3


3号泉の奥に池ラヂの宿泊施設、放泉閣がある。


池4

入口の看板を見なければ温泉宿には見えない。
調べてみると近年に現在の建物へ建て替えられたらしい。

池5


ここ池ラヂはラドンの含有量「世界一」?の放射泉である。
ラドン?ラジウム?の含有量を誇る温泉と言えば以前訪れた山梨県の「増富の湯」を思い出す。
増富の湯を訪れた際のブログは⇒コチラ
増富では泥の様な色の素晴らしい湯の中で長距離ドライブの疲れからか泥睡した。
泥酔ではないぞ。泥睡したのだ。

池ラヂも浴室貸切制。入浴料1人500円。
先客が入浴中だったので「完全に他人の家の中」みたいな仄暗い待合室で待たせて頂いた。

池6


いざ入泉!
薄っすらと茶色に濁った湯。増富より色は少し薄めかな。

えー、先に言ってしまいます。
池ラヂがこの旅での泉質ではランキング1位でした!
ぬるめの湯船に浸かっていると湯温は高くないのに体の表面がポカポカしてくる。
次いで体の中からもポカポカ感が湧いてくる。
そして皮膚の表面が少しピリピリする感じがする。
これがラドン含有量最高峰の効果なのだろうか?
ちなみに源泉を舐めてみると何故か「お出汁」の味がした(笑)
この源泉に味噌を入れればさぞかし旨い味噌汁が出来そうだ…


池7


湯船の前には源泉バルブがある。
つまり湯の量が少なければ好きなだけ新鮮な鉱泉を足す事が出来る。
湯温が低ければ上のボイラースイッチを入れて加温した鉱泉の投入が可能!
ちなみに源泉温度は19℃の冷泉である。

池8


試しにバルブを回すと冷泉の鉱泉が注ぎ口からドッコンドッコン出た。(当たり前やろ)

池9


内湯の外には新緑の広がる露天風呂があるのだが…

池10


その小さな露天風呂は源泉そのまま=約19℃なので完全に水風呂状態である。
あまりの冷たさに入湯せず。ココにもボイラースイッチとバルブが欲しいところだ。

池11


池ラヂはこの地を訪れたなら必ず入って欲しい秘湯、いや必湯である。
滞在中に機会(時間)があればもう一度入浴したかった…


池ラヂから数分走ると今回の目的地、三瓶山へと到着。

さんべ1



<三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘>

今回の湯巡りのベースキャンプである。
さんべ荘に2泊して三瓶山麓に点在する秘湯を堪能するのだ!
施設としては相当年季が入っているので館内や部屋の中は湿気っぽいような…
オブラートに包んで言えば「おばあちゃんの家」みたいな空気が漂っている。
ま、すぐに慣れましたけどね。
そもそも温泉が目的なので部屋や館内はどうでもエェのですが(笑)

さんべ2


さて、今回の旅で一番楽しみにしていたさんべ荘の湯巡り開始!
さんべ荘の露天風呂は初日男風呂だった方の浴室で11、女風呂の方が8、
合計19の湯船が有るのだ!内湯も入れれば21湯船だ!!

源泉温度は38℃、湧き出し量は毎分3600リットルと大量である。
浴室は時間帯ではなく1日毎に男女入れ替え制。
なので夫婦、カップルでさんべ荘の湯を全て満喫するには2泊以上が必要である。

さんべ3


画像中央の樽風呂に源泉が無加温で注がれ手前の樽風呂へと流れる。
奥に見える酒樽の湯や右端の樽風呂、その全てが源泉掛け流しであり
湯温が全て異なる。
すなわち自分がその時に欲している湯温の浴槽が選べるのだ!

さんべ4


奥に見える実際に漁に使われていた船を湯船に仕立てた船風呂(笹舟の湯)はHPや温泉案内図では
2個の浴槽になっているが実際は3個。加温熱め⇒まぁまぁ熱め⇒源泉の3種。
個人的には手前の酒樽の湯がベストな湯温だった。
したがって酒樽の湯⇒船のまぁまぁ熱め⇒船の源泉⇒酒樽⇒船源泉⇒船……無限ループに陥る(笑)
翌日入浴した嫁も同じ感想で我が家ではこの3カ所の湯船を「魔のトライアングル」と呼んでいた。

さんべ5


「笹舟の湯」全景。

さんべ6


露天風呂エリアで最初、最後に必ず入っていた檜風呂。
こちらも湯温は熱過ぎず冷た過ぎずかなりのお気に入りだった。
あぁここまで書いていると今すぐにでも三瓶へ出掛けたくなってくる…

さんべ7


露天エリアで一番大きい岩風呂。
この岩風呂と内湯の大浴槽は源泉から鉄分等を濾過しているので透明な湯。
衛生管理の為か消毒&循環もしているらしい。
したがってほとんど入る事は無かった(笑)

P9231970_20160927204952eaf.jpg 
 

全体的にぬるめの浴槽が多いが小さ目の釜風呂2個はかなり熱めに加温されているので
熱い湯が好みの人にはこちらをオススメする。湯温はおそらく40~42℃。

さんべ9


もぉ大満足なさんべ荘の露天風呂群ではあるが文句を付けるなら床面である。
滑り止め?に細い木が貼られているが結構な高さがあるので踏み方によっては足の裏が痛いのだ。
実際ご年配の方はおっかなびっくりみたいな腰が引けた恰好で移動していた。
安全の為の滑り止めではあるが危なくもある。
まぁ子供達が走り回る防止策としては有効だと思うけど。
あとは脱衣所に綿棒を置いて欲しいな(笑)

さんべ10


源泉温度38℃~40℃。確かにぬるい浴槽が多い。
初夏から秋口までは丁度良いが冬場の源泉浴槽は水風呂と化すだろう。
したがってさんべ荘、いやこの三瓶山エリアの湯巡りベストシーズンは5月半ばから9月後半までかと思う。
夏場は源泉浴槽の取り合いになるだろうな。

さんべ11


さんべ荘2日目。
昨日は女湯だった方の露天風呂を堪能する。
この日は天候が回復したので青空の下でツバメが飛び交う様子を眺めながら湯を愉しむ。
何故か朝の露天風呂はガラガラに空いていた。


さんべ12


前日に嫁がお気に入りだった「いも代官の釜湯」。
小さな釜風呂だがなるほど、良い湯加減だ。

さんべ13


いも代官の釜湯の対面にある「代官の檜風呂」。こちらは源泉温度。
したがってこの日はいも代官⇒檜風呂⇒いも⇒檜⇒いも⇒の無限ループにハマる(笑)

さんべ14


昨日と同じサイズの檜風呂がこちらにも有る。
浅めの樽浴槽だが湯温も丁度良く、気持ち良かった。

さんべ15


館内に貼られていた湯治プランの案内。
確かにお得なプライスなので次回は3泊するか?いや4泊か??

さんべ17


ちなみにさんべ荘は日帰り入浴も受け付けている。1人500円。
が、夕方等の時間帯によっては日帰り入浴でかなり混雑していた。
我々と同じく湯巡り旅行者か?と思ったが駐車場は地元ナンバーの軽自動車が多い…
地元の方にも人気のさんべ荘である。
それもそのはずだ。さんべ荘の日帰り入浴回数券は
6000円で20回入浴出来るのだ!
大阪では考えられないお値打ち価格である。

さんべ荘最終日、再び初日の浴室になりチェックアウトまで魔のトライアングルを愉しんだ。

P9242090.jpg


大阪からは遠いけどオレは必ずココに帰ってくる!!
ホタルもよく観れるスポットがあるらしいので来年はホタル観賞とさんべ荘かな?

P9242097.jpg



<三瓶山周辺>

さて、ちょっとさんべ荘の露天ばかり書いてしまったので三瓶山周辺についても書いてみる。
三瓶山は親三瓶(男三瓶、女三瓶)、子三瓶、孫三瓶、太平山の集合帯である。
近年のカテゴリーでは活火山だそうだ。

三瓶山1


周辺案内図。
それほど大きな山ではないが今回は西の原側、三瓶山の西側しか訪れていない。
トレッキングや観光リフト⇒冬場は小さなスキー場もあるらしい。
少し離れた清流ではカヌーも楽しめるみたいなのでアクティブ派=我が家と違って健康的な旅行を
される方にもオススメだ。
もちろん世界遺産の石見銀山、出雲大社へ足を延ばすのも良いだろう。
家族を説得して三瓶を訪れるなら何かしらの言い分を各自考えてみよう(笑)

三瓶山2


バス停の時刻表の上には何かしらの動物が居る…
さんべ荘前はホンドタヌキ。

三瓶山3


こちらはニホンイタチ。

三瓶山4


さんべ荘より車で3~5分のお食事処、霧の海食堂 きつ川。
実はさんべ荘2泊の間、2日目の昼食と夕食はこの「きつ川」を利用した。
さんべ荘の食事も悪くは無いがきつ川の口コミも良かったので。


三瓶山5


昼食に「割り子そば」。ご当地では「三瓶そば」との事。
出雲そばの流れを組んでいる感じ。

三瓶山6



テラス席で頂いたのだが生憎の曇り空でも景観はバツグンである。
曇天なれど乾いた高原の風が気持ち良かった。

P9232042.jpg


で、夕方に再訪(笑)
夕食には冒頭で三瓶温泉を勧めてくれた秘湯通のお客様が「美味しかった!」と言っていた
ジンギスカンを食べるのだ!
当然テラス席。遠くに見える山々は中国山地、つまりは広島方面の眺望。
さんべ荘の近くにも雲海が見れる展望場所があったが雲海の出る朝にはココは絶景だろうな。

三瓶山7


足を蚊に咬まれながら夕暮れに染まる中国山地を眺めているとジンギスカン着弾。
画像は2人前。
サイコロステーキ状にカットされたラム肉は赤味が中心で臭みはほとんど無い。
あまりの旨さに1人前追加。
結果ジンギスカン3人前+白飯(中サイズ)2杯でお会計は4000円弱!安いし旨いぞ「きつ川」!
ちなみに次回訪れた時には「わらじトンカツ」にチャレンジ予定。

三瓶山8


ジンギスカンに夢中になっていると日が暮れて星が輝きだした。
どうやら少しの間は雲が途切れそうだ。
そうだ!西の原へ行こう!!

P9232066.jpg


左に松江市街の明かり、右に広島(と思われる)の街明かりの光害はあるものの
肉眼でもはっきり見える天の川。無数の星。時折流れ星。
キャンピングマットを持って来て寝転びながらの星空散歩も良いだろう。
ただし夜露が凄かったので星景撮影にはレンズヒーター必須。
残念ながらすぐに曇ってしまったので天の川の濃い部分は撮れず。

三瓶山9


<三瓶温泉 湯元旅館&千原温泉>

さぁもっとディープな三瓶温泉に行ってみようか!

まずは「カーナビさん…ほんまにこの道で合ってますのん?」な林道を進む。

小屋原1


到着したのは小屋原温泉 熊谷旅館。
ここには個性的な4つの内湯が有るらしい。

が…

小屋原2


…残念。。。

小屋原3



次へと向かう。
山道を登っていると側溝には温泉(廃湯)が!!

湯元1


到着したのは三瓶温泉 湯元旅館。
「湯元」ってぐらいなんだから期待は高まる!

湯元2


愛想の良いお姉さんが迎えてくれた湯元旅館。
ひっそりした山の中にも関わらずお食事処もお洒落な感じでした。
ここで打っているそばがオススメみたいですよ。
日帰り入浴1人500円也。ここも浴室貸切制。
先客が居たので駐車場で待っていたら件のお姉さんが呼びに来てくれました。

湯元3


ここには2ヶ所の湯船があるがまずは大きい方の浴室を攻める。

湯元4


何たる湯量!!
オーバーフローどころか湯船と洗い場の境目が曖昧なぐらいだ!!

湯元5


岩の上の源泉湧き出し口から流れて落ちてくる湯だけではなく湯船内にも湧き出し口が
ある様だ。

湯元6


湯船の端で時折間欠泉の如く「ゴボッ」と湯が湧きだす。

湯元7


そして成分が超濃厚!
湯船の端を指で軽くこするだけでこんな感じ。

湯元8


洗い場を歩くと足跡が残る(笑)

湯元9


椅子と洗面器もエライ事になってますがな!
さすが三瓶温泉の「湯元」を名乗るだけの事はある。

湯元10


続いてもう1つの浴室。
こちらは「泥湯」と言うらしい。
「ん?さっきの湯船とそんなに変わらんやん?」と思ったが…

湯元11


湯船の底を足でなぞると煙の如く抽出物が舞う!
なるほど。泥湯だね。

湯元12


湯温は泥湯の方が少し熱めだったが共にぬる湯。
次回は湯元旅館にも1泊してみたくなった。

湯元13


まぁ濃厚なお湯だったのでね。
そりゃぁ真っ白だったタオルも茶色になっちゃうよね♬

湯元14


据え置きのタオルで体拭いただけでもこうなっちゃうよね♬♬
ちなみにこの後でもう一ヶ所入浴したのだがさんべ荘に帰ってナイロンタオルにボディーシャンプー付けて
体を洗ったら泡が茶色に染まった(笑)
恐るべし濃厚温泉、湯元旅館!

湯元15



湯元旅館を十分に堪能してから三瓶山エリアを少し下る。
次に目指すは千原温泉だ。

千原1


静かな谷合の清流沿いに千原温泉は佇む。

千原2


ここ千原温泉は元々は療養専用の温泉だったが現在の女将さんになってから
一般の日帰り入浴はが可能になったらしい。
日帰り入浴1人500円。

千原3


手前の受付で入浴料を払い、奥の湯治場入口へ向かう。

千原4


ここは湯治湯なので石けん、シャンプー類は禁止。
体を洗いたい場合は他の日帰り湯を利用する様に。

千原5


脱衣所入口。

千原6


男湯は入浴者(泥睡者)が多数いたので浴室の撮影は無理でした。
女湯は一時無人になった様で嫁が撮影。
壁1枚を挟んでの男湯、女湯は同じ構造。
ただし気温が低い時期用の上がり湯、釜湯は男湯のみ。
小さな湯船なので5人ぐらい浸かるとちょっと窮屈。

千原7


千原温泉の源泉は湯船の底に敷かれた板の間から細かい泡と共に湧き出ている。
常に体を細かい泡がジワァ~~っとくすぐってくる。非常に気持ち良い!
おそらく水槽のエアポンプの泡の上でサスペンドしているメダカや金魚もこの感覚を
味わっているのだろう…
なんて考えているオレはだいぶん温泉の毒にヤラれているかもしれない…

千原8


源泉温度は35℃なので冬場はちょっと厳しいか…
と、言うより積雪量によっては閉鎖される秘湯なので冬場に出掛けるなら事前に
営業しているかを問い合わせた方が良い。

千原9


さて、三瓶エリアへ戻る。
先の「きつ川」の通り沿いに公衆浴場 鶴の湯が有る。
入浴する機会は無かったが入浴料は何と300円!
このエリアはどこの風呂でも入浴料が安い。
大阪なんて440円払って普通の銭湯…440円払っても工業用水沸かしたお湯なのに…

P9232038.jpg


かなり無理矢理感のある足湯(笑)
豊富な湯量が有るからこそこんな事が可能なのだろう。

P9232039.jpg


いやぁ~本当に三瓶温泉は満足でした。
絶対に、いや確実にまた来ます!!
池ラヂにもまだまだ入りたい!!
さんべラスト1


後ろ髪を引かれる想いの掛け流しで晴天のさんべ荘を後にする。

さんべラスト2


三瓶山周辺で温泉以外に気に入ったのが日本の原風景だ。
観光地化が進んでいない?のか温泉地では必ず目にする
何ちゃらジェラートとか何ちゃらケーキとかの里山には似つかわしくない派手で余計な物が一切無い。
ぶどう狩りののぼりを見た程度。
秘湯と静かな時間を贅沢に愉しめるのが三瓶山の魅力だと思う。

いよいよ「何も名物が無いのが名物」の島根県を後にするのだが
出雲大社と石見銀山、そしてこんなに素晴らしい温泉と風景が有るじゃないか。それじゃダメなのか?

さんべラスト3



<奥津温泉 般若寺温泉>

一路山陰道を北上。
山陰道終点手前に山本おたふく堂本店がある。

ふろしき1


ここへ立ち寄ったのは休憩目的もあるが出来立ての「ふろしきまんじゅう」を買う為だ。
2013~2014年、年末年始激湯編以来だ。その時のブログは⇒コチラ
今回は本店でしか味わえない「ふろしきアイス」と「ふろしきチョコちゃん」をイートイン。
美味しいお茶と共に頂く。

ふろしき2


鳥取県は東伯郡。ここまで来れば普通は目と鼻の先に有る羽合温泉、三朝温泉へ向かうのだろう。
しかし三朝温泉を川沿いに眺めながらひたすら山道を走る。ふろしきまんじゅうを食いながら(笑)

やっと岡山県へ帰ってきた(笑)
鏡野町と言えば(有)内海プレス工業所内にある鏡野温泉。しかしここはまだ山の中。
鏡野温泉については冒頭にリンクを貼った秘湯&珍湯巡り岡山編を見て欲しい。

ふろしき3


奥津温泉へ到着。
奥津温泉では鍵湯の奥津荘が未入湯だが件の秘湯通が言うには
意外に普通の温泉だったとの事なのでやはり我々はキテる日帰り湯を選ぶ。

般若1



奥津温泉エリアの奥に位置する般若寺温泉へ到着。
ここは完全予約制の貸切入浴施設なので事前に連絡が必要。
単にふろしきまんじゅうを食いながら山道ドライブをしてきたのではなく奥津エリアへの到着
時間が見えたところで般若寺温泉に予約を入れた。すると運良く空いていたのだ!!

般若2


道路沿いの駐車場へ車を停めて竹林の中を下って行くと

般若3


茅葺屋根の般若寺へ着く。

般若4


看板犬の「テツ」が出迎えてくれる。
テツは柴犬とシェルティー(シェットランドシープドッグ)のミックスで1歳4ヶ月だそうだ。
あまりシェルティーの面影は無いな…

般若5


人懐っこいので良い看板犬になるだろう。

般若6


色々親切に説明してくれる般若寺温泉のご主人に日帰り入浴料1人1000円を払ってから
更に川沿いへ下りると入浴施設が見えてきた。

般若7


意外(と言っちゃ失礼だが)にキレイな脱衣所。
奥の壁面は岩盤…
そう。この般若寺温泉は川沿いの岩盤壁面にあるのだ。

般若8


内湯ド~~ン!
一見洞窟風呂みたいな感じだが天井と川方向壁面はコンクリート。
しかしながら雰囲気はバツグンである!

般若9


比較的小さ目の湯船。貸切制なのでこのサイズでも全く問題無い。
泉質は濃厚な美人の湯系。鏡野温泉ほどヌルヌル天国ではないがかなり上質なアル単である。

般若10


湯船に明確な源泉注ぎ口が無い…
脱衣所から浴室へ入る石積みの階段の隙間から…

般若11


ちょっと一休み出来る石椅子の間から…
色んな所から湯が湧き出ている。
この石椅子に座ると寝湯みたいな感じで尻の下を源泉が流れる。

般若12


そしてこの小さいながらも絶景の渓谷露天風呂だ!!

般若13


新緑の中で岩の間を豪快に流れる川の音を聞きながらぬるめの湯に浸かる。
紅葉の時期はサイコーでしょうなぁ~
当然ですが女性は水着か湯浴み着が必要。着用入浴が可能かは未確認ですが。

般若14


もはや川沿いにあるお宿からの視線なんぞ全く気にならない。
木の柵は目隠しではなく転落防止用。
長湯してから岩の上で座って日光浴してたら背中とタ〇袋の裏側を蚊に咬まれてしまった…

般若15


湯上りにもテツが出迎えてくれる。
先に上がった嫁がご主人に聞いたところによれば以前は宿泊も可能だったそうな。
確かに川の対岸側に小屋が有った。
この般若寺温泉、源泉は川底と岩盤壁面らしいが先ほどの渓谷露天風呂はもちろん
川が増水すると露天風呂は消失、内湯にも浸水するので臨時休業となるらしい。
予約も含めて事前連絡は必須である。
何と関東方面からも秘湯マニアが多数訪れるとの事!

般若16


湯上りに竹林は涼しくて気持ち良い。
いよいよこの湯巡り旅も終わりが近付いている事を考えれば寂しくなってくる…

般若17


<上斎原温泉 国民宿舎いつき>

奥津温泉から少し鳥取方面へ戻って最終宿泊地、岡山県最北部の温泉、上斎原温泉へ到着。

いつき1


上斎原温泉…聞いた事ありますか?
自分はグーグルマップで秘湯探ししていて偶然見付けました(笑)

いつき2


この国民宿舎いつきは「クアガーデンこのか」を併設。
もちろん宿泊者は入浴無料。

いつき3


このかの露天風呂。
近代的(笑)な造りの露天風呂に入るのは久し振りだ!

いつき4


特に特徴の無いアル単泉…
数々の濃厚な秘湯に侵された体を現実社会へ復帰させるべくクールダウンするには
丁度良いのかもしれない(笑)

いつき5


いつきの内湯。
ただ体を洗うだけ(笑)

いつき6


いつきの露天風呂。
ただ三瓶の思い出に浸るだけ(笑)
いや、いつきのアル単が悪い訳ではないですよ!三瓶のインパクトが強過ぎただけ!

いつき7


いつきには「ドールストーン温浴ルーム」がある。
珍しいので利用してみる。

いつき8


個室にテレビ、ソファー。壁面のタイルは…

いつき9


ドールストーン!

いつき10


なになに?ドールストーンってのは?

いつき11


三朝=ラドン温泉の雰囲気を味わえるのか。

いつき12



ほほぉ~…ホルミシス効果ねぇ…

いつき13


宿の方が言うには50分ぐらいこの個室に居ないと効果が出ないらしいのでヒマだし
ちょっと勉強してみるか。

いつき14


約40分経過。⇒飽きた。
<効果?>
・眠たくなってきた。⇒たぶん夕食食べ過ぎた。
・少しポカポカしてきたかも。⇒たぶん温泉入り過ぎ。
<結果>
ホルミシス効果を実感出来ず。

いつき15


国民宿舎いつきの内部は山の中のお宿とは思えないほど綺麗だ。
そして土曜の晩なのに利用者が少ない為か静かだ…
学生の合宿を町あげて誘致しているみたいなので騒がしい時も有るんだろうな…

いつき16


翌朝。雲はあるものの良い天気だ。アル単で朝風呂も堪能した。
いよいよ大阪へ帰る(寂)

いつき17


中国道院庄ICへ乗る前にちょっと寄り道。
道の駅久米の里にはZが居る。

久米の里1 


バンダイやら日本サンライズさんが作ったのではなく個人製作らしい!
実物?の1/3スケールとの事。背中のデカイ羽は無い…

久米の里2 


院庄ICから中国道に乗り嫁と三瓶の思い出ばっかり話しながら無事帰宅しました。
4泊5日、総走行距離913キロ。
待てよ…温泉津にまで行かなければ奥飛騨~乗鞍、もしくは八ヶ岳方面とそんなに走行距離は
変わらないじゃないか。前泊、後泊をナシにすれば三瓶に3~4泊ってのもアリだな…

自宅1



帰宅した晩はふろしきまんじゅう32個


自宅3


久米の里で買った卵で巻かれた「おすし」と高野豆腐、
道の駅奥津温泉で買った生こんにゃくを頂きながら今回の湯巡りを偲んだのでした。。。

自宅4



現時点で我が家の温泉地番付は
東の横綱が奥飛騨~乗鞍。
西の横綱は三瓶温泉に決定!!

基本自走での湯巡りなのでたぶん三瓶より西には行かないな…
九州は湯が熱いらしいしな…

ラスト


ここまで長文にお付き合い頂いて有難う御座いました。
当然ですが書くのも大変でした(笑)

実はこんな長文書いていますが仕事はバッタバタです…そりゃ4日も連休取れば忙しいわな…
昼間は必死のパッチで作業、夜になってブログ書く…
このブログを書き終わる事が湯巡り旅の本当の終わりではないかと思いながら。 ⇐オレはアホか(笑)

来年も三瓶に行ける様に仕事ガンバリます!


あ、その前に年末年始は奥飛騨やった♬♬







スポンサーサイト
タグ :
コメント
少しご無沙汰してます、山陰湯めぐりお疲れ様でした!
さんべ荘とジンギスカン気に入ってもらえたみたいでよかったです、僕もあの辺はまた絶対トライしようと思います、この前池田ラヂウム入ってないしわらじトンカツも食べてないので!

またギターも増えたので調整のお願いと秘湯語りしにいきます(笑
【2016/10/05 00:09】 | 例の秘湯通 #- | [edit]
おお!君からの反応待ってたよ(笑)
ほんまに三瓶良かったわ!池田ラヂは絶対に入らんとアカンぞ…
小屋原=熊谷旅館や頓原、湯抱等まだまだ攻める湯が残ってるから来年また行くと思う。
またリペアついでに温泉談義の来店待ってますよ!
【2016/10/05 09:30】 | トンガリガレージ #- | [edit]












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:

http://tonegarage.blog52.fc2.com/tb.php/341-cc3c5dff

≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫