赤いTEJ-DELUXE SUS ダンカン付けるついでに色々メンテ編
2017-05-13
さて今回は赤いTEJ-DELUXE SUSをモデファイさせて頂いた。通常は黒のみの展開モデルだがどうやら某楽器店のオリジナル仕様らしい。
赤も中々良い感じだと思う。


お受けしたモデファイは
・リアPUをダンカンSH-4へ交換。
・使い難い2軸2連ポット(上=サスティーンボリューム、下=マスターボリューム)を1ボリューム化。
であるが他にも気になった点は手を入れる方向性である。

それでは諸々チェックしながら作業に入る。
店頭在庫期間が長かった為かフレットも曇ってしまっている。
全体研磨して指板にオイル塗布確定。

当ブログでは何度か書いているのだがGOTOHの510トレモロ搭載ギターの場合、
トレモロバックプレートの弦通し穴が6穴だと使い難いっちゅうねん…

抜いた弦を見て欲しい。
510はただでさえ弦が複雑に曲がるので弦がサスティーンブロックの弦差し穴から真っ直ぐ
出て来ない。
パネルの弦通し穴を6穴⇒1スリットへ変更決定。

配線周り。
特にワイルド(笑)な仕上がりではなく一見問題は無さそうだ。

が、サスティナー基板はもはやお約束(笑)
コンデンサー数個が非行に走ろうとしている…

まっとうな人生を歩める様に矯正しておいた(笑)

純正リアPUは往年の名器、VH-4!
今なおマニアックな信者の居る数々の伝説?を持つハムバッキングだ。

当時モノのVH-4は長足だったが現行は短足。
ま、ダンカンに換えちゃうから問題は無いんだけどね。

こういうのが個人的には嫌だったりするシリーズ。
ブリッジアースの線がトレモロスプリングハンガーの上側を通ってハンダ付けされている。
何らかのタイミングでスプリングとハンガーの爪の間に入り込んだら断線するだろう…
あまり考えられないシチュエーションだが精神衛生上はよろしくないな。

ハンガーの下をくぐらせてハンダ付け。

分解していて気になった所はガンガン直していく。
お次はジャックプレートだ。いや、問題はジャックプレートを止めているビスだ。
左側のペグビス?みたいな細くて短いビスで止まっていたがジャックプレートはプラグの抜き差しの際に
力が加わる事が多く、実際にトラブルの多い箇所である。
なのでピックガードビスへ交換。
ボディー材が柔らかい場合は更に長いビスを用意する。

サスティナー周りをダンカンSH-4に合わせてモデファイ、2軸2連ポットに組み込まれていた
サスティーンボリュームは除去するので基板上でサスティーンボリュームをフルアップ固定へ
改造。
他にはいつも通り信用していない半固定抵抗を信用出来る物へ交換。

変更前2軸2連ポット。(ノブはお客様が変更しているかもしれません)

1ボリューム化でスッキリ!

指板&フレットも研磨完了。

弦通し穴もスリット化したので弦の着脱もラクになりました。

バッテリースナップもヘロヘロに柔らかい物が付いていたのでCLIFFへ交換。耐久性重視!
何せサスティナーは頻繁に電池交換が必要なデバイスなので。

完成!

「転ばぬ先の杖」的に「こりゃヤバいかもな…」と思える所は手を入れさせて頂きました。
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