FENDER Vintage Hot Rod 60's Tele サスティナー取り付け編
2018-02-03
新年1発目に続きサスティナーネタになります。今回はフェンダーのテレ、ご依頼前に白へリフィニッシュ、ブリッジをMarverickトレモロへ改造された物を
作業させて頂きました。

目指した完成形はコレ。
画像からスイッチ位置等を割り出しての取り付けは毎回大変です…

お客様お持込みのサスティナーキット。
いや~久し振りにこのパッケージ見たね。
未だメーカー供給不安定。次回入荷予定全く不明…
今回お客様は海外通販サイトよりお取り寄せされたらしいです。逆輸入って事ですな。
正直海外通販サイトはリスクが高いのでご購入をお考えの場合は完全自己責任でお願いします。
個人的にはお勧め出来ませんが現状サスティナーキットを入手するにはこの方法しかないのかもしれません…

さて、元ギターは普通のテレキャスターな訳なのでフロントPU部はボディー&ピックガード共に
サスティナードライバーへ合わせて拡大加工が必要になります。
ボディーはザグってしまえば問題無いのですがピックガード…
純正を加工して使用するつもりでしたが元のPUの固定ビスの穴位置が非常にツライ所に
きてしまいます。

なのでピックガードの新規製作が必要。
並びにピックガード下にサスティナー基板が入るので組み込み時調整用の基板部カット版も
必要。
元ガード、新規製作用元型、基板部カット版。

基板も色々手を加えて完成!
リアPUシングルコイル駆動にしては良い効き具合に仕上げる事が出来ました。
ちなみに純正状態で組み込まれているS1スイッチはサスティナーと同居出来ません。

バッテリーボックスの位置もミュージシャン使用機画像を参考に少しトレモロ寄りに。

サスティナー取り付けも沢山のお問い合わせを頂いておりますが上記の通り未だ次回入荷の
目途は全くたっておりません。
それでいて取り付け事例をここにアップするのは気が引けるのですが
一つ皆様にお願いが有りまして。
サスティナーキットが入手困難故に某オークション等にてサスティナーギターより取り外された
中古部品を使っての取り付け依頼お問い合わせが増えております。
申し訳ありませんが中古品を使っての取り付けはお断りしております。
理由は中古品ですと組み上げないと故障しているか正常なのかが分かりません。
したがってザグリ加工も全て終え、組み上げて不具合が生じても交換する正常な新品が
入手出来ない現状、取り付け作業全てにおいて責任を持つ事が出来ません。
また一概にサスティナーと言っても世代によって様々なバリエーションが有り、
旧型ですと当店の目指すクオリティーに組み上げる事が出来ません。
何卒ご理解下さい。
メーカー供給が安定していればこんな事書く必要はないのでしょうが。
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