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ピックアップ下の反発素材について考えてみる編

 2018-10-12
梅雨明けから続いた怒涛のフレット交換祭りもようやく終わりが見えてきました。
ご依頼頂いた皆様にお礼申し上げます。
とは言え今からの季節が一番作業には向いてるんですけどね。

さて、久々のブログ更新になります。
正直最近フレット交換ばっかりだったので苦し紛れのネタになりますが(笑)

意外に多いボディーへPU直止めのギター、ベース。
ジャズマスターにジャガー、ソロイスト系、ジャズベにプレベetc。
そしてそのほとんどがPUの固定テンション確保の為にウレタン系のスポンジが
PUとボディー間に挟まれています。
が、ウレタンの反発力は持続性が無い。
下のジャズマスター然り大体がへしゃげて反発力が無くなっています。
ヴィンテージに至っては変質してラスクの如くカリカリサクサクか
溶けてペタペタのコールタール状になっている事も多いです。←取り除くの毎回大変…

PUの高さがベストな位置で反発力を失っているのであれば構わないのかもしれませんが
ネック調整を含むセットアップ時はPUの高さをお預かり時より上げたい時も少なくありません。
そんな時にへしゃげたウレタンは交換するしか手が無いのですが…


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交換時には今までも片面に両面テープの付いたウレタン素材を使ってきました。
でもいずれ反発力を失う素材を使う事=自分が設定した高さよりもオーナー様が
PUの高さを上げたい時に反発力が無くPUのグラつきが出る可能性が高い事。
それが分かっていながらウレタンを使う事に長年違和感が有ったんですね。


2_20181012152735edb.jpg


で、最近はウレタンに代えてスプリングを試しています。(勿論お客様ご了承のうえで)


3_20181012152737768.jpg


今のところギターからベースまでPUの形状を選ばず万能に使えるスプリングは見付からず、
毎回ベストな太さ、テンションを持ったスプリングを探して金物屋をウロウロしています。
これが結構難しく悩むんですよ。
テンションが緩ければPUの固定力不足やストリングフォニックの原因にも成り得るので。
もちろんマックスに縮めた時の最低長も重要。

更にスプリングの位置固定が難しい。
今のところは塗装に影響を与えない材質の両面テープで固定しています。
本来ならスプリング径の穴をボディーに落とし込む木工加工を施したいところですが
そこまでやるとなると工賃上げざるをえないしね。

4_20181012152737f86.jpg


ボディー側でスプリングの位置出しが難しい場合はPU裏面に付ける事もあります。
ジャズマスターやベース類でアーシングプレートがある場合はボディー側の加工は
現実的では無いな。

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スプリングも反発力の低下は少なからず有るのでしょうがウレタンよりは圧倒的にマシなはず。
指でPUを押し下げても…

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指を離せばPUが元の位置に戻ってくるこの快感(笑)
もちろんウレタンでも新品へ交換してしばらくはこうなりますが少しでも時間が経ったウレタンで
は戻っては来ません。

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PUをガッツリ固定して以後全く動かなくする目的の時には今まで通りウレタンを使うでしょうけど
今後普段のPU交換の際や徹底的に作業するメンテナンスご依頼時にはウレタンに代えて
スプリングでセッティングしようかと。
確かGOTOHだったかな?ベース用のアーシングプレートにウレタンが付いててウレタン内に
スプリングが仕込まれている物を見た事が有る。
あのスプリング仕込みウレタンだけ売ってくれたらいいのに(笑)

今のところ上記内容で組み上げたお客様からハウリングやストリングフォニック発生の報告は
ありませんが更にベストなスプリングを求めて今後も金物屋をウロついてみようかと思ってます。
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