FC2ブログ

LINDY FRALIN 「BASSPLATE」 シングルコイルPUをお手軽に低域ブーストアップ?取り付け編

 2019-07-04
今回は「お手軽改造マニア」の方なら気になっているであろう?アイテム、
LINDY FRALINのBASSPLATE取り付け編です。

ご依頼頂いたのは2008年製カスタムショップの69レリックST。

st1_201907041528103ef.jpg


まずはフレットサイズ変更の為にフレット交換。
ミディアムジャンボサイズのJESCAR打ってナットも無漂白牛骨で製作。
組み上げてベストなセッティングにしてから少し弾く。
ノーマル状態のサウンドとビフォー・アフターで比較する為だ。
普段なら電気系作業も必要な場合はネックを組み込む前に作業する。
一度組み上げてから再度分解するのは手間なので。

st2_20190704152812a20.jpg


さて、コレである。
某通販サイトでの商品説明には「低域がナチュラルにブーストアップされる」と書かれているが
さてどうなるか…

st3_20190704152812255.jpg


ちょいサビの入った鉄製プレートにアース線。
そしてゴッテリとロウ(パラフィン)が付着している。
何の説明書も付属していなかったのでメーカーHP等を調べたところ、
このゴッテリパラフィンをハンダこての熱で溶かしてPU本体と密着させるらしい。

st4_20190704152814209.jpg


裏面=PUと接する面にはポールピースと絶縁する為のテープが貼られている。
最初何も調べてなかった時は「はいはい。この両面テープで貼りつけるのかな?」なんて
思ってたが両面テープでは無かった(笑)
まぁその時点で「ん?じゃあどうやって固定する?あのゴッテリパラフィンは?」となって色々調べたのだが。

st5_20190704152816e4e.jpg


とりあえず白のクロスワイヤーを黒へ変更。
きっちり配線すればどうでも良い事かもしれないがやっぱフェンダーのアースは黒でしょ。
この作業上邪魔だったのでゴッテリパラフィンは剥がしました。
どっちみちPU本体としっかり密着させなければストリングフォニック拾ってもイヤなので
丸ごとロウ浸けするつもりだったので。

st6_2019070415281720f.jpg


さてと、まずは何故かアビゲイルPUの抵抗値を計測するとフロントが一番高かったので
お客様と相談のうえフロント⇔リアを入れ替える。
線材ごと入れ替えるとリアからフロントへ引っ越すPUの線材が足りなくなってしまうので
PU根元で線材を外してPU本体のみを入れ替える。
コイル根元の断線の恐怖と闘うので地味に難しい作業なのだが…
そしてお客様ご希望のフロントトーンをフロント+センター共用、センタートーンをリア専用へ
変更。

st7_20190704152819522.jpg 


ついでにへしゃげたPUマウントゴムチューブをスプリングへ交換。
今回の作業には関係の無いセンターも交換。

st7-2.jpg


いよいよリアPUの作業に取り掛かる。
アビゲイルのサインの書体が…云々はまた別の機会に(笑)
って言うか大昔にブログ書いたかもしれない。アビゲイル何人居てるねん…みたいなネタで(笑)

st8_20190704152822f03.jpg


アース線を結線。
今思えば白のクロスワイヤーのままでもこの距離なら白のクロス被膜を剥いてしまって
裸線にするだけでも良かったかな(笑)
そもそも商品画像は裸線だったし。
ちなみにプレート本体はPUの磁力で割ときっちり固定出来る。

st9_20190704152823a07.jpg


とは言えプレートとPUのビス穴がズレない様にきっちり位置出ししてからロウ浸け。

st10_20190704152824961.jpg


PUカバー取り付けて完成。

st11_201907041528265b0.jpg


組み込み完了!

st12_201907041528272fc.jpg


さぁ皆さんが一番気になってるであろう効果についてだ。

結論から先に言えば「低域がナチュラルにブーストアップ」した印象は無い。
チリチリした高域が少し大人しくなった感じ。
分かり易い表現が難しいがコンプレッサーを超薄く掛けた感じと言えば伝わるだろうか?
「こもる」までは言わないが倍音の広がり方がモノラルチックになった様な。

高域が少し抑えられる事で低域が太くなった様に聞こえると言えばそう感じる人も居るかも
しれないが作業前に低域の出方を意識して綿密にサウンドチェックした感覚と比較すれば
残念ながらブーストアップした感覚は感じられなかった。
が、元々リンディーの商品である。
高域の味付けの濃いリンディーのオプション的なパーツだ。
リンディーやその類の高域が強いPUに付ければ商品説明と同じ変化は感じられるのかもしれない。
例えばフェンダーC/Sなら50年代系モデルの様な。
要は取り付けるPUによって効果の出方が変わる商品なのだろうと思う。
もちろんだがPU裏面にフェライトマグネットが付いているタイプには取り付け出来ない。

st13_2019070415282996d.jpg


大昔、クソガキだった頃、原付きスクーター(スズキのHI-UP R)で
「このプラグキャップへ交換すると馬力アップします!」みたいな怪しげなパーツを南海部品で購入(笑)
ワクワクしながら取り付けたものの「ん?…何が変わったか分からへん…」なガッカリ感。
冷静に考えればその程度のパーツで何かが大きく変わるワケはないのだがウブだった自分は
プーリーとウエイトローラーを変更(キタコ製)した時と同じぐらいの効果を期待していたのだった(笑)

こんな経験をした事のある「お手軽改造マニア」の皆さんにははっきり申し上げておく。
あの類の怪しげなパーツと同レベルではないが取り付けるPUによって効果の感じられ方には差があるでしょう…
って大体こんな文言が小さく書かれてるよな(笑)
でも普段からチリチリした高域が少し扱いづらく、トーンやボリュームを0.5~1目盛りぐらい絞ってますみたいな
シングルコイルプレイヤーは一度試してみても良いかもしれない。
スポンサーサイト



タグ :
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:

http://tonegarage.blog52.fc2.com/tb.php/428-cecfdc05

≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫