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ジメジメムシムシ梅雨時・大雨時のギター保管方法 YAMAHA L-41フレット交換編

 2019-07-13
梅雨真っ盛りですね…
今週末~来週も梅雨らしい予報の大阪です。

少し前までは湿度の高いこの季節と極端に乾燥する激寒な冬場は、指板修正を伴うフレット交換を
あまり作業したくありませんでした。
と、言うのも指板修正で指板表面を削ると今まで外気に直接触れる事の無かった木部が露出、
そして湿度・乾燥の影響できっちり指板修正しても翌日にはまたクセ出てる…の繰り返しでしたので。
無論全てのギター、ベースがそうではありません。ヴィンテージをはじめかなりの時間が経過している
物ならさほど大きな動きは出ませんので。
実際にクセの強いネックでは春か秋に作業受付の延期をお願いしたケースは何件もありました。

今回は80年代のYAMAHA L-41のフレット交換を承りました。
あ、たまに「トーンガレージさんはアコギの作業もやってますか?」とお問い合わせ頂きますが
もちろんやってます(笑)

指板のクセが少し強く、指板修正をきっちり行う必要がありました。
古いギターなので湿度ごときの影響は怖くは無かったのですが良いコンディションを維持して
作業したかったので昨冬より導入した厄介な季節のギター保管方法を合わせてご紹介します。


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ちなみに当店ではアコギのリペアで「弦を外す」事が作業場必要な場合は
リペア内容に関わらずサウンドホールよりエアーを吹き付けてボディー内部のホコリ・ゴミを
除去します。
毎回とんでもない量のホコリの塊が出てきますね~
普段からケアーして頂きたいところではありますが掃除機を無造作に突っ込んでと言うのはダメです。
ブレイシングやボディー内部を傷付たりラベルシール等を剥がしてしまうかもしれないので。
どうしてもならギターを逆さにしてネック側のボディー内=目で見える範囲にホコリを集めてから
慎重に細いノズルで弱めのパワーで吸い込んで下さい。

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今回お預かりしたL-41のハードケース内には湿度調整剤が入っていました。
「湿度調整剤って効果あるんですか?」と聞かれる事も多いですが何もしないよりはマシです。
しかしながら吸い込む湿度も吐き出す水分も知れてます。何せこの大きさですから。

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作業に戻ります。
指板修正作業中、雨天の日はあまり暑くなくともエアコン入れてます。除湿の為に。
でも閉店時には当然切るので翌日までは急激に湿度が上がる環境になります。
なので少し面倒ですがボディー側のマスキングを外してハードケースに仕舞う。

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そして「布団圧縮袋」に入れます。
アコギをケースごと入れるには超特大XLサイズが必要です。
デタッチャブルネック作業時は45Lのポリ袋に入れてます。

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ジップロックの様なチャックをスライダーで閉じる。

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そして本来なら掃除機で内部の空気を抜く穴のキャップを開けて大まかに空気を抜く。

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外気(湿度)からギターを隔離したいだけなのできっちり空気を抜く必要はありません。
なので掃除機での空気吸い出しも必要ありません。

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でもネタで少しだけ掃除機で抜いたらこんな感じ…
間違っても吸い過ぎ注意です。このブログを見て真似してケースやギターを破損しても
当店は責任を負いません。

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指板修正2回、仕上げの微調整1回。述べ1週間程度毎日作業しては閉店時ケースごと
仕舞っての繰り返し。確かに面倒ではありますが指板が動く事考えたらどうって事ありません。
それほどにネックにクセがある場合、当店のフレット交換では指板修正に重点を置いていると
お考え頂ければ幸いです。

無事仕上がりました。やっぱりL-41、恐ろしい程の激鳴りでした!

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今回ご紹介した布団圧縮袋での保管、押し入れに入れっ放し保管に有効と言うわけでは
ありませんのでご注意を。
密閉状態が長ければカビの発生等の原因にもなります。

梅雨の盛りですがギター保管場所の湿度が高い場合、この季節にネックがよく動くギターの場合は
多少面倒ですがオススメの保管方法ではあります。
また昨今の異常気象=大雨や巨大台風など今まで経験した事の無い降雨量が予想される場合は
万が一の雨漏り対策としても有効かもしれません。

くどい様ですが掃除機で空気を抜く必要はありませんので。






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