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AIRCRAFT AC-5を徹底的にレストア!タッチアップとバフ掛け祭り編

 2019-08-08
最近目にする機会の減ったAIRCRAFTのAC-5です。
中古市場でも玉数が減ったせいか相場は若干上がりぎみみたいですね。
お付き合いの長い常連様からご依頼頂き、今回も徹底的にヤリ込みます。
少し前からこの手の作業のお問い合わせの際にお客様から「完全なレストア作業希望」と
言われる事が多いので今後徹底的シリーズは「徹底的にレストア」シリーズにします(笑)

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コントロールはマスターボリュームにリア強制スイッチ、各PUのON/OFFスイッチ。
往年のジャクソンのレイアウトにリア強制を付けて使いやすくした感じ。
EMG-SA2個にリアは交換されていると思われるDIMARZIOトーンゾーン。
最近アクティブとパッシブの同居ってあんまり見なくなりましたね。

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さて、まずはネック周りから着工。

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年式を考えればフレットは減っていて当然ではあるのだが何よりもこの1弦端のなで肩が
弦落ちを誘発する。
なのでいつも通りフレット交換なのですが…

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フレット際にナイフを入れて塗膜とフレットを分離、そしてフレットを抜く。

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さて問題はこの指板の塗装剥がれである。
ペリペリと剥がれが進行している感じ。
見た目云々よりは進行を止める意味合いでタッチアップを施す…
が、
長年色んなモノを吸い込んだと思われし指板は塗料は弾くし樹脂も定着しない…
困った。。。。マジで困った。。。。
結局この小さな範囲をちまちまサンディングして下地作り、そして樹脂を食いつかせた。
塗料が乗るならカラーを混ぜて色合わせが可能だったが何よりもしっかり食いつく事を優先した。

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大きく剥がれた箇所を作業していると段々悪ノリ?してきて小さな剥がれも気になりだす…
フレット打ちやその後のすり合わせの際に浮いてきそうな塗装浮きも気になりだす…

結局訳が分からなくなるぐらい多くの箇所を施工。

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となるとだな、悪ノリは更にディープになる(笑)
この6弦側のエッジにある大きな凹み、まぁ6弦エッジなのでオーバーグリップ時でなければ
手触りは気にならないだろうが目障りだ(笑)
お客さんは気にしないかもしれないが自分的には目障りだし手触りも気に入らない。

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指板表面とは違い深い打コンなのでまずは木部に染み込んだ汚れをデザインカッターで
掻き出す。

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タッチアップ完了。
光の当たりで凹凸が無くなった事がお分かり頂けるかと。

ようやくこれでフレット打ちに入れる。
ちなみに画像は無いが当たり前の話?ネックグリップの凹みも徹底的に埋めまくった。
もはや画像を撮る事を忘れて作業に没頭していた…

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今度はボディー側。
ネックの状況から察して頂ければと思うが目立つ大きなダメージは無いものの打コンは多数。


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軽くサンディングして打コンを明確にしてからタッチアップで埋めまくる!
ボディー全体を埋めまくる!!
今までやった事の無いぐらい多くの打コンを埋めまくった!!!

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「まぁタッチアップ関係は1日半ぐらいかな?」なんて事前の段取りだったが
バフ掛けが終わり導電塗料を塗り終わった時には既に3日以上が経過していた…
バフ掛けしまくるわ仕上げ磨きをやりまくるわで普段はならない肩コリになった。
でも仕上がりはかなり良い感じになりました。画像では全然伝わらないけど(笑)

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各ザグリは有線でアーシングを繋ぐ。
フレット周りも終わったのでようやく組み込みへ入れる。

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フロント&センターのEMG-SAはキャラメルバック以降の2期型でプリアンプ部が四角く
せり出した物。サウンドは現行SAよりトレブルが強めのドンシャリぎみ。

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配線部もかなりお疲れの様だったし長さもパッツンパッツンに短い。

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なので何故か在庫している現行EMG純正ケーブルを継ぎ足して延長。
もし出来る事ならPU本体根元から引き直したいぐらい。

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カスタムCTS500kΩ(スムーズポット化)に全スイッチ交換、ジャックも新品、
言うまでもなくバッテリースナップはCLIFF。
EMGの先端には純正状態で80kΩの抵抗が付いていた。
おそらくはパッシブとの同居の為の出力調整だと思われるがアリ・ナシでサウンドチェックしたところ、
アリの方が旧型SAのギラギラした高域がマイルドになって使い易く感じたのでそのまま流用。
ただしこの抵抗、純正状態では線材の間に割り込む形で繋がれていたがスイッチ入力の手前に付ける事で
もしお客様が外したかったら作業し易い様に工夫した。
今回の常連様は自分でハンダ付けが出来るのでこの方が良いかと判断。
リアはタップ可能にスイッチ&配線レイアウト変更。

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ようやく完成!
今回は本当に苦労した…
変な拘りを捨てればそんなに苦労はしなかっただろうがご依頼頂いたのはお付き合いの長い常連様、
自分も今やこの類のギターで状態の良い物を入手するのは難しい事を知っている。
だから妥協はしたくなかった。
引き渡し時のお客さんの嬉しそうな顔を見た時にやっぱり徹底的にやって良かったと実感。

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暑い日が続きますが皆様体調を崩されませんように。

毎日仕事帰りに1日のご褒美?にガリガリ君(ソーダ味)食べてますがガリガリになるどころか
お腹周りのブヨブヨが進行している様な…
梅雨明けの頃に「今年の夏はコレで乗り切る!」と心に誓ったガリガリ君スポーツドリンク味は
もはや幻のアイスになってしまった…
再びブヨブヨ君スポーツドリンク味に出合える頃は秋の気配が訪れているかもしれない。

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