GIBSON 57classic ブレイデッドワイヤー延長=P.U内部構造の巻

 2011-06-06
中古でGIBSON 57classicが入荷したました!

ピックアップカバーのメッキも程よく劣化してて雰囲気バツグン…

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…が







むった線短い!!

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実測で約5センチ


なので

線材=ブレイデッドワイヤーを延長します。


先っちょに新しい線材を繋ぐのではド素人レベルですので…


めんちゃいですが分解して内部より新しい線材に交換します!


ついでにGIBSON系ピックアップの内部ワイヤリングもご説明しますのでイジリスト♪の方はご参照下さい。


約1週間後には某民主社会主義共和国にて股間イジリストに戻られるY中様も全く興味は無いでしょうが是非ご参照下さい。。



必ず分解前に抵抗値を計っておきましょう!


① ピックアップカバーを外します。

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不必要なほど山盛りに奢られているハンダをニッパー等である程度削り取ります。
力を入れ過ぎると手をケガしますので無理をせず、ピックアップをクロス等でくるんで掴んだり十分に気を付けて作業して下さい。ニッパーで指先をケガしますとその日の夕食がかにすきだったりデザートが柑橘系フルーツだったりすると「こんな事になるなら工賃掛かるけどプライムトーンにお願いしたら良かった…」と後悔するハメに陥ります。

ある程度ハンダを削り取ったらカッターナイフでピックアップの端とピックアップカバーの隙間に入り込んだハンダに切り目を入れていきます。
言うまでも無く育毛系爽快トニックシャンプーをお使いの方は特に注意して作業して下さい。

コツは根気よく力を入れずに切り目を入れていく事です。

決してマイナスドライバー等でこじらない様に!

ハンダを分断するまで切れ目が入れば「パクッ♪」ってな感じで心地良い「外れた感」が訪れます。

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② ピックアップ外周のメンディングテープ(GIBSONは紙テープですね)を慎重に剥がしてから
アジャスタブルポールピースをボビン表面より約5ミリ程度出るまで緩めます。
ピックアップシャーシーとボビンを固定している金色のブラスネジ4本も外します。

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アジャスタブルポールピースは固く締まっている事が多く、小さめのマイナスドライバーを使ったり焦るあまりに無理に力を入れて緩めるとネジ溝をナメてしまいます。
必ずサイズの合ったマイナスドライバーでゆっくりと気長に緩めて下さい。

金色のブラスネジはその素材の柔らかさ故、非常にナメやすいです。
新品状態=工場生産時に既にナメている物も多いのでこちらもサイズの合ったドライバーで作業して下さい。

ドライバー使用時はその後の夕食や風呂や夜の様々な営みの事を考えたうえで慎重に作業して下さい。


③ ボビンとシャーシーを慎重に外します。

画像はブレイデッドワイヤーのホット(中心の黒線)とボビンからの出力線の絶縁テープも外した状態です。

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④ ピックアップカバーを外す作業と同様の段取りでブレイデッドワイヤーとシャーシーのハンダを外します。

ハンダがさほど多くない場合はハンダこてで溶かして外して下さい。


⑤ 新しいブレイデッドワイヤーを約35センチにカットしてホットをハンダ付けし、熱収縮チューブで絶縁します。

35センチにカットすると完成時には30センチ強の全長になり、レスポールのフロントなど大体のギターには足りる長さになります。

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ちなみの裏面はこんな感じ。

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ボビンを支えている土台は片側が木片で逆側はブレイデッドワイヤーとなります。


ここでGIBSONのヴィンテージの本モノ、及び57classicやBURSTBUCKERなどのヴィンテージ路線ピックアップの構造に関してウンチク

各コイルの配線は

スラックボビン(平らな頭のポールピースが付いているボビン)のコイル巻き始めがホット⇒ブレイデッドワイヤーのホットへ結線。

アジャスタブルポールピースの付いているボビンのコイル巻き始めがアース⇒シャーシーへハンダ付け。

各ボビンのコイル巻き終わり同志を結線して絶縁⇒タップ出力取るならココから。

まぁノーマルレベルのイジリストならコイルから繋ぎ直す機会は少ないかと思いますが深入りイジリスト様には別途コイルの被膜の剥き方や画像ではブレイデッドワイヤーに結線されていたりシャーシーへ短絡させているケーブルの繋ぎ方をご説明しますので店頭まで「イジリストの○○です」と自己紹介のうえ「キテる方のリペア担当」とご指名でお問い合わせ下さい。



⑥ さてここからは組み立ての作業となります。

ブレイデッドワイヤーのアース=外側の網網とシャーシーのハンダ付けです。

気前の良いGIBSONさんほどハンダを山盛りに奢る必要はありません。
ちゃんとハンダ付けされていれば画像の様にA~Bカップ程度で十分です。

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⑦ ブレイデッドワイヤーを逆側の木片と同様にボビンとシャーシーに挟んでアジャスタブルポールピース、柔らかい金ネジを締めこんで組み立てます。

ブレイデッドワイヤーとボビンの結線部、ボビン同志の結線部(コイルの巻き終わり同志で白の線材が使われている事もある)をボビン同志の間へコイルに負担が掛からない様にウマく挟みこみます。

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⑧ 仕上げに側面へ巻くメンディングテープはGIBSONさんご愛用の紙テープではなくALLPARTSの販売するメンディングテープを使用します。

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各部を確認してから抵抗値を計測して分解前とほぼ同じ数値なら無事完成です。

ピックアップカバーを付ける工程は前前回の記事をご覧下さい。


最後にはなりますがイジリストたる者すべては自己責任でイジって下さい。

ご質問やイジリスト志願の指南は店頭にて受付中!






今回は(今回も?)前回更新より間が空きましたので リペアそっちのけ で気合い入れて書いてみました。

次回は近いうちに更新するつもりです……




今回の57classicは店頭にて販売中です。

中古ピックアップリストも是非ご覧下さい。












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