今年もお世話になりました。

 2015-12-28
今年はお預かりしていた全ての修理品をお客様へ納品して仕事納めを迎える事が出来ました。

毎年の事ながら予定していた新モデル、アイデアを温めて数年になるアイテムを具体化出来ませんでした。

リペアが多い事は嬉しい限りでして時間が足りない言い訳にはなりませんが来年こそは…



それにしても今年はフレット交換が多かった!

去年の秋に交換したプラハンマーの樹脂ヘッドがもうボロボロ。

こんなに早く劣化したのは初めてです。


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たまに同業者や知り合いのクラフトマンから「未だに手でフレット打ってるの?何でプレス使わないの?」
と聞かれますが確かに新品の指板=フレット溝が拡がっていない物ならプレスの方がラクだし早いだろう。
でも「フレット交換」の場合は指板のRもフレット溝の拡がり方、溝のダメージ具合も様々。
ヴィンテージや数回フレットを交換されている指板はRも崩れている事が多い。
プレスだと決められたRの冶具を使わなければならない。
冶具のRに合わせるまで指板修正が必要になるがポジションマークが薄くなっていたり指板自体の残量が少なかったり
で簡単にそれが出来ない場合も多々ある。
もちろん指板修正で削る指板の量は最小限に留めるべきだ。

毎度フレット交換のご相談に来られたお客様には説明しているが
指板修正にはかなり時間と気を遣う。
削って修正しては数日置いてクセや狂いを出す。そしてまた修正する。の繰り返し。
指板、ネックが安定して真っ直ぐになってからやっとフレット打ちに入る。

指板修正時にフレット溝をある程度修正、整形してからフレットのタング=指板に入る部分を加工して打つ。
ここまではプレスでフレット交換する時も同じ。
でも自分のやり方はネック、指板の「硬さ・柔らかさ」も感じながらフレットを打つ。
これはたぶんプレスでは難しいと思う。
なのでプレスよりは手で1本ずつ打ち込む方が確実だと思っている。
1本のネック、1枚の指板でも場所によって木の硬さは異なる物だ。
その硬さに応じたフレットタングの加工具合、打ち込む強さを調節する。
おそらく今後もフレット交換の際はプレスを使う事は無いだろうな…



今年ラストのフレット交換は長年弾き込まれたスケアリーでした。

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思えば今年は何故かKillerのフレット交換が多かった(笑) N4も多かったなぁ~


本年も当店をご利用頂いた皆様、ギターを購入して頂いた皆様、本当に有難う御座いました。

来年も宜しくお願いします。


来年こそは…   ご期待下さい!


新年は5日より営業致します。







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リペア混雑状況のお知らせ

 2015-12-08
いよいよ年末ですね!

現在のリペア受付状況ですが本数は少ないものの作業に時間の掛かる内容が増えてきております。
まだ12月も上旬ではありますが年内仕上がり希望のリペアをお考えの方はなるべく早めにお問い合わせお願い致します。

クイックリペアのお問い合わせも多くなってきておりますので土曜日ご来店希望の方はお早めにご予約お願いします。


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臨時休業のお知らせ

 2015-11-13
明日11月14日(土)は臨時休業とさせて頂きます。
ご了承下さい。

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<臨時休業のお知らせ>

 2015-10-07
10月10日(土)は申し訳ありませんが臨時休業とさせて頂きます。

11日(日) 定休日
12日(月) 祝日につき定休

メールの返信は可能ですのでお問い合わせ等はメールでご連絡お願いします。
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 2015-09-18
シルバーウイーク期間、下記日程で営業致します。

19日(土) 通常営業
20日(日) 定休日
21日(月) 休業
22日(火) 営業
23日(水) 営業

尚、22日、23日はご来店予約が入らなければ夕方頃閉店となります。
両日にご来店を検討されていましたら早めのご予約をお願いします。

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臨時休業のお知らせ

 2015-09-03
下記日程を遅めの夏季休業とさせて頂きます。
ご了承下さい。

4日(金) 休業
5日(土) 休業
6日(日) 定休日


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お盆期間中の営業案内

 2015-08-10
今週からいよいよお盆期間ですね。

お盆期間の営業案内です。

11日(火) 通常営業
12日(水) 通常営業
13日(木) 定休日
14日(金) 通常営業
15日(土) 通常営業
16日(日) 定休日
17日(月) 通常営業

要は通常営業です(笑)

しかしながらお盆期間中は既に予約が入ってきておりますのでご来店希望の方は早めにご予約お願いします。

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ハンダの使い分けについて書いてみた。いや、書いてくれって頼まれたから編

 2015-05-29
いやぁ~暑いですね。
まだギリギリ5月なのにエアコン入れちゃいました…

そんな暑い最中ではありますが先日のリペアセミナーブログの影響か本日は配線=ハンダ付けのセミナーを受講
して頂きました。

で、その受講されたお客様が復習の為にもハンダの使い分けについてブログアップして欲しいとの事でしたので
忘れちゃう前に書きます(笑)

ハンダの違いによる音質の違いはシールド自作マニアの方が詳しく書いているでしょうからググッて探して下さい(笑)
よくハンダの違いによる音質の違い、用途を聞かれますがまずはキッチリと適正なハンダの量でハンダ付けが出来る事が
前提だと思いますよ…


まずは定番Kester #44 線径1ミリ
主にサスティナー等のプリント基板の作業に使う事が多いかな。
ギブソン系のブレイデッドワイヤーにもコレ使うね。

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こちらも定番アルミットKR-19 線径0.8ミリ。
右側の白いリールトップの物はRMA規格=ミルスペックみたいなヤツです。
どっちもそんなに変わらないんだけどね(笑) でも値段はRMAの方がエラそうな分ちょいと高い…
ポットやスイッチ、ジャック等幅広く使ってます。

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ホームセンターでお馴染み!goot社の鉛フリーはんだ 線径1ミリ
主にヴィンテージギターの配線作業で使ってます(理由は後述)

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線径は0.8~1ミリで特にコダワリは持ってません。
本来は基板作業なんかには0.5~0.6ミリが向いているのでしょうけど別に0.8ミリでも不自由しないので。


で、この3種をどう使い分けるかです。

下の画像はCTSポットに大体同じ面積になる様にハンダ付けしました。

一番左が鉛フリーはんだ
真ん中がアルミット
右端がKesterです。

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一見で鉛フリーはんだはツヤがなくクモってますね。
なのでツヤツヤピカピカのハンダ作業跡が似つかわしくないヴィンテージギターを作業する時に使ってます。
ポットの一部だけや特定のスイッチ端子を作業しても他の経年変化でくすんだ他のハンダとあまり違和感が無いので。

アルミットとKesterはキレイにテカってます。
でもこの両者には大きな違いがあるのです…

ちょっと横から見てみましょう。

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画像では分かり難いですがアルミット(真ん中)の方がKester(右端)より山が高く盛られています。

つまりアルミットの方がKesterよりも粘度が高い、Kesterの方がシャバシャバ
って事です。

したがって使い分けとしては

シールド自作時やブレイデッドワイヤーの外周アースの網状の線材へしっかりとハンダを流し込みたい時は
Kester。

ポットの端子や背面アース、スイッチ端子、ジャック端子の予備ハンダを盛りたい時はアルミット。

がオススメになります。

ネット界ではシールド自作派のオススメ?なのかKester #44が人気高いみたいですがハンダ初心者や
すぐにイモハンダになってしまう様な大盛り派のかたにはKesterはあまりオススメ出来ません。
まずはアルミットでハンダ面積を小さく、かつ確実にハンダ付けが出来る様に練習して欲しいですね。

上にも書きましたがハンダによる音質云々の前にまずは的確なハンダ付け技術が必要です。
「いやぁ~~やっぱKesterは違うよねぇ~~」みたいな事言っててもダンゴになったイモハンダや
特盛りハンダでハンダ面がグチャグチャになっちゃってる人の意見は無視しましょう(笑)



最後にハンダコテのご紹介。

上の青い方がHAKKOのPRESTO №984、下がgootのPX-232です。
先端の形状(太さ)によって使い分けています。

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両者共にコテ先は300℃以上になる高温仕様のハンダコテです。
このコテ達でポットやスイッチ端子を長時間温めるとパーツ破損に繋がるので正直なところ
万人へのオススメではありません。
かと言ってホームセンターで安く売られている家庭用?ハンダコテでは温度不足です…
じゃあ何がオススメなんだって?
今度(忘れなかったら)ハンダコテ種類置いてるホームセンター行ってオススメの商品撮ってきます…





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現行BSV-155をお客様にご注文頂きました。で、徹底的にセットアップしたから画像多いゼ編

 2015-04-22
今回は80年代中期の名機、BSV-155Jの復刻版、BSV-155をお客様へご注文頂き、
納品までのセットアップをご紹介!

BSV-155Jについては過去ログのこちらをご覧下さい。

復刻版とは言えお値段は当時と同じ定価155000円。
大手量販店様はガッツリ値引きして販売されているのでしょうが当店では残念ながらそこまでのお値引は出来ません。
でも当店ならではのサービスは可能です。
それは「セットアップ」です。

入荷後とりあえず箱から出して眺めてみる(笑)


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まずは当時モノと大きく異なる点、トラスロッド調整はがネックエンドで可能になっています。
コレはリペアマンとしては非常に助かる!
他にはブリッジがフロイドローズではなくGOTOHの1996TのOEM品、ネックジョイントも違うよね~


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さて、箱出し状態を軽く全体チェック!
異常なまでに締め込まれたテンションバー…
ショートスケールだから弦テンション不足を補う目的なのか?
それにしちゃいくら何でも締めすぎやろ!!

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箱出し状態ではチューニングも狂っていたのだが当然ブリッジもボディーと平行ではない。
でもこのまま店頭に並べる楽器店も多いんだろね…

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細かい調整は組み上げ時に作業するのでまずは弦を取っ払う。
ピックアップを外してみたが導電塗料を塗って有線でアーシングを確保されている。
ま、15万のギターだもんね。これぐらいしてもらわないとね。。

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画像では分かり難いがフレット際にバフ掛け時のメンツェルナワックスが付着している。
指板も研磨するとしますか…

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復刻にあたり気になっていたのはブラス製エスカッション。
現在ではパーツメーカーで廃版なはずなので新規製作したのか密かにデッドストックが残っていたのか?
なんて想像してました。
が、このブッた切った様なエッジの形状、おそらく大陸製でしょうな。残念…

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ちゃんと角が丸くなってる箇所もあるんだけどね。

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続いてはコントロール部。
パネルを開けてビックリいや、ある程度想像通りか?(笑)
バッテリースナップの線材は必要以上に長いし配線もか~~~なり雑だ。

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ポット周りは仕事歴の浅いパートのオバチャンか今春工場に入った若造がやったとしか思えない…
論外の仕上がりだ(怒)
大陸製廉価ギターなら分かるけど国産だぜ?しかも15万円するギターなんだぜ??

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トグルスイッチ部もヤバい。
コントロール内に塗られた導電塗料とスイッチ端子が接触寸前である。
当たり前だが端子が導電塗料に接触すると音は出なくなる。
しかもトグルスイッチは触る頻度が高いので緩み=スイッチの角度が変わり易い。
こりゃ手を入れる箇所は相当多くなってきた(疲)
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お客さんに現状を報告したうえで相談。
ハンダでグチャグチャの国産ポットはEMG純正ポットへ交換、やれる所は徹底的にメンテナンスして
からの納品に決定!


まずはEMG純正ポットへ交換なのだが…
このポット背面に付いた「配線素人さんでもハンダ使わずに取付け出来ますよ!コネクターは簡単に抜けますけど」基板
を取っ払う。

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あ~スッキリした。

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本体にポットを組み込む前に有る程度仮組み配線をする。
元々の線材は焦げてたり線材自体あまり良い物ではなかったので耐熱電子ワイヤーで組み直す。

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本体へ組み込んで配線。
無駄に長かったバッテリースナップの配線もやり直す。

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トグルスイッチは左右端子の折り曲げと真ん中の端子は短くカット。
その上で配線やり直し。
万が一スイッチが緩んでザグリ壁面に当たっても導電塗料に接触しない様に端子の高さに合わせて
ザグリ壁面にメンディングテープを貼る。

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スイッチ端子とザグリ壁面にこれだけクリアランスがあればとりあえずは安心かと。

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電池とザグリ壁面に隙間がありギター本体を揺すると少しカタカタ音が鳴っていたので壁面に
ウレタンを貼って電池とのアソビを無くす。

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ジャックにも緩みがあるので増し締め。
これは工場の締め込みが甘いのではなく塗装の「痩せ」により締め込み部の肉厚が薄くなる事が原因。
新品、中古に限らすギターを購入した時には要チェックですよ!
同じくペグが六角ナットで締め込まれているロトマチックタイプの場合は六角ナットの緩みを要チェック!!

これにて電気系作業完了(疲)

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指板も一度研磨してからローズネックオイルを塗布。
付着していたメンツェルナワックスもキレイに取れました!

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で、新しい弦張ってチューニングしてトラスロッド調整したのだが…
ブリッジが少し起きてる=アームダウンの方向へ傾いている。

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「トレモロスプリングのハンガー締めてチョイチョイと調整しよっか…」って思ったらスプリングハンガーに
締め込む余裕が無い…
仮に今無理矢理締め込んでブリッジ角度を調整しても時間が経ってスプリングの張力が弱ればどうしようもない。

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なので本来このGOTOH GE-1996Tトレモロの純正パーツであるはずのPSP=パワースプリングへ交換。
ブリッジ角度を調整してもこれだけハンガーに締め込み余裕が出来た。
↑ の画像と見比べたら一目瞭然でしょ!

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ブリッジもボディー上面に対して完全に平行。
これが正常なセッティングです。

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ヘッドのテンションバーも適正位置で別に弦テンションに違和感は無いのだが…
何であんなに締め込んでたんだろ??

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さて、プレイアビリティーを狙った調整に入る。
まずは入荷時の弦高が6弦12Fで2.2ミリ、1弦12Fで2.0ミリと高めだったのでブリッジ高を下げる。
(作業後は6弦12Fで1.6ミリ、1弦12Fで1.2ミリのバリバリハードロック仕様でセットアップ!)

最近のGOTOHのトレモロには「スタッドロック機構」が付いている。
これを知らずに無理矢理スタッドを回してスタッドのレンチ穴を壊してしまっているギターも修理で見掛けるので
ついでに調整方法を書きます。

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スタッドロック機構はスタッド先端とアンカー底面にイモネジを「ついたて」状に入れる事でスタッドの不用意な
回転による弦高=ブリッジ高の変化を防ぐ為の機構です。

まずはスタッド中心に空いた小さな穴より1.5ミリのレンチを差し込んで奥にあるイモネジを完全に緩めます。

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それから3ミリのレンチで適正な高さへブリッジ高を調整。
調整後はまた1.5ミリのレンチで内部のイモネジをアンカーの底面に軽く当たる程度に締め込む。
締め込み過ぎるとイモネジのレンチ穴がナメるので要注意!

お手持ちの同型ブリッジでスタッドが一切回らない場合、「もっと弦高下がりそうなんだけどなぁ?」的な
場合はスタッドロックを解除出来ているかチェックしてみて下さい。
スタッドロックが固着している場合はスタッド自体を僅かに緩める方向に回せば固着が外れると思います。

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さて、最後にオクターブピッチ調整。
実は工場生産時ではきっちりオクターブピッチ調整行われていない場合が多い。
「おおよそこのあたりのサドル位置でオクターブが合う」データでギターへ組み込み前にサドル位置を
調整し、その後はそのまま組み込み⇒出荷となる。
仮に工場の生産工程で調整されていてもネックの反りを調整した後や弦ゲージを変更すればオクターブピッチの
調整は必要になる。
リペアマンが常駐しているショップなら販売時に調整するかもしれないがそれ以外は大体ズレていると言っても良い。
ましてやフロイド系のオクターブピッチ調整は非常に面倒でもある…


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そんなこんなで結構大変な作業を経てお客様へお渡し完了!!

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このBSV-155。


44MAGNUMフリークで無ければ



ブラックパーツ仕様の方がカッチョエェんじゃね?


って思うのはワシだけ?


いやぁ~ショートスケールってジョージリンチやジェイクみたいな(あ、あとウォーレンもだな)ワイドストレッチがラク!!




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Kent Armstrong PAF-O 取付け BORYS Deluxe 編

 2015-04-11
今回はBORYS(ボリス)のフルアコにケントアームストロングのPAF-Oなるピックアップを取付けます。



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このPAF-O、ケントの通常ラインの製品ではないらしい…

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ピックアップ裏面は端子剥き出しで配線の類は一切無い…マジで??
レジン整形で作られたピックアップである。

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配線図等も同封されていない。
どうやらパッケージ外装のラベルが唯一の説明書の様だ(笑)

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専用エスカッションもレジンで出来ているのか…そりゃ形状はいびつになるし変形もしてるよね…

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取付けビスが入らない。
面取りビットでバリを取り除き穴径自体も少しだけ広げる。
今回は(も)どうやら作業はすんなりは進みそうにない事を確信する…

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とりあえずピックアップをエスカッションに入れてみる。
ピックアップ高さ調整用スプリングを挟まずともピックアップの突出し量はこの通り。

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元々のピックアップはエスカッション上面よりこれだけ突き出している。
高さの違いによるパワーの減少が不安だ…

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まずは元のピックアップを外す。
純正状態かは不明だがダンカンのセスラバーが付いていた。
セスラバーの直流抵抗値は7.16kΩ、PAF-Oは片側のコイルが4.02kΩ。直列ハムバッキング配線で約8kΩ。
ピックアップ自体の抵抗値はさほど変わらないのでやはり高さの違いによるパワー減少は確実かと…

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で、専用エスカッション。
底面がガタガタだったので少しペーパーで研磨する。

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厚みも場所によってバラバラなのでノギスで計測し、厚みを揃える様に研磨。
かぁ~~なり時間の掛かる作業だ…

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ピックアップの入る内側にもバリが有る。もちろん研磨して除去。。。


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配線図(笑)を元にワイヤリング。
おそらくこのピックアップでコイルタップは使わないはずなのでピックアップからの結線時に直列=ハム化する。
配線図には指定が無いが折り曲げられた大きな端子はヘキサゴンスクリューポールピースと導通が
有ったのでアースを取る事にしました。
でないと何かの節にポールピースに指が触れると「ブゥ~~」ノイズが出るからね。

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「さぁ配線するか!」って思ったら…
ザグリに入らない(笑)
そりゃ2点吊りのピックアップフットなので仕方ないか…

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つーかボリスのザグリ形状もヤバし!
お客さんと相談のうえ整形の意味も含めてザグリを削る。
合板トップなので削るのは比較的カンタン!

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ジャストサイズにザグリ拡大完了。

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ちなみにピックアップ側面もガタガタだったので少し研磨して整形。

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エスカッションにスプリングを挟まずにビス止め。
やはりセスラバーに比べはかなり突出し量が低い。

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配線して組み込みも完了。
確かにピックアップ出力は下がったのだが使えない事はない音量かと。

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あとはお客さんが自分の機材に繋いでポールピースの高さを調整して音量稼いでもらうしかないな…

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毎回ハンドメイド系ギターやパーツには苦労させられるのに時間が経つと忘れてしまい、
ある日訪れた時に「了解!やっときます~~」と簡単に受け付けるとエライ目に会う…
その繰り返し…

<今回の教訓>

ハンドメイド系には必ず罠が潜んでいる…事を忘れるな!!


って書いてても3日経ったら忘れちゃってるかも(笑)



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本年もお世話になりました。

 2014-12-29
先ほど2014年の営業を終了致しました。


毎年のことながら振り返ればあっと言う間の1年でした。

やはり今年もリペアに追われ、考えていたアイデアの実現やギター本体の製作には中々手が回らなかった。

来年こそは…ってのも毎年の事。

でも2015年は必ず「何か」を世に出したいと思っています。

今年もご来店頂いたお客様。遠方よりリペア依頼を頂いたお客様、当店のギターをご購入頂いたお客様、

皆様本当に有難う御座いました。

2015年も当店を宜しくお願いします。

新年は5日より営業致します。


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 2014-08-27

29日(金)臨時休業
30日(土)臨時休業
31日(日)定休日

少し遅めの夏休みを頂きます。

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【お盆期間営業のご案内】

 2014-08-13
お盆休みですね。

お盆期間中の営業は

13日(水) 通常営業
14日(木) 定休日
15日(金) 通常営業
16日(土) 通常営業
17日(日) 定休日

です。

一言で言えば「いつも通りやってる」って事です。

しかしながら営業日の予約数が普段より多いのでお急ぎのリペアには対応出来ない場合も御座います。
ご了承下さい。

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臨時休業のお知らせ

 2014-06-07
誠に申し訳ありませんが9日(月)は臨時休業とさせて頂きます。

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A Happy New Year!!

 2014-01-01
あけましておめでとうございます!

新年は6日より営業致します。


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臨時休業のお知らせ

 2013-09-18
諸般の事情により
20日(金)と21日(土)は臨時休業とさせて頂きます。
23日(月)は祝日ですので24日(火)より通常営業です。


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EVH Frankenstein Humbucker RELIC をフルウッドコンセプトに付けたらどうなるか?編

 2013-08-07
今回は全世界限定500個!値段は定価$500のアレです!


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最近は某オークションに出てきてもかなり高値が付いている様で…

以前ノンレリックのFrankenstein Humbuckerはチェック済みですので違いとインプレは後ほど。

まずはじっくり見てみましょう!


何と言ってもレリックです。
それもハンパ無いレリック度です。

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茶サビ&青サビの施し方は2000年代前半のギブソンやフェンダーと同じ手法かな。

ボビンも少し反ってたわんでいますがエディー本人がロウ浸けしてボビンが曲がってしまったトコまで再現してる
のだろうか?
弦が擦れて摩耗した跡の再現などかなり手が掛かっているのは流石です。


シャーシー裏面にはご本人サイン入り!
ちなみにノンレリックモデルは完全に現行ダンカンと同じシャーシーでしたがこちらはPAFを模した、
長足でヴィンテージを踏襲した形状です。

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よぉ~~く見てみるとポールピースは元々ゴールド??っぽくも見えます…
レリックによる黄ばみ?かもしれませんが。この画像じゃ分からんかな…

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ポールピースはさておきシャーシー形状からしてもフランケンに載せるピックアップなのだから
GIBSON PAFが前提モデルのはず。
エディーが初期フランケンに載せたと言われる61年製335から外したPAFなら59~61年までの仕様、
ロングマグネットまでコピーすりゃ面白いのに…なんてトコまではやっぱりやりませんね(笑)
この辺は本物フランケンに載ったPAFも数個あると言われているので61年なのかTバッカーなのか何が
ベースモデルでもおかしくはないかと。
本物フランケンもブリッジがシンクロからフロイドローズへ移行する時期にはピックアップがディマジオになったりまたPAFに戻ったりその後の5150へ繋がる実験的要素が見えてくる。

あかん。

話しが脱線してまう。。。


戻ります(笑)


ちなみに抵抗値は

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15.13kΩ

ちなみにノンレリックモデルはコレより抵抗値は低かったと記憶。
ヴィンテージのPAFが6~7kΩ、ダンカン59が7~8kΩ、
なのでかなりハイパワーなサウンドが予想されます。



いよいよギターに載せます。

載せるギターは↓

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以前オーダーで製作したフルウッドコンセプト漢の1ハムSTです!

もちろんピックアップはボディー直付け仕様。

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<インプレッション>

フランケン前提で弾くとまずそのパワー感に驚かされます。
ギブソンPAFのかほりは何処にも見当たりません!
でも個人的には近年弾いたピックアップでは一番好みです(笑)


ノンレリックモデルがダンカンで言えばカスタム系、SH-5とSH-11の中間?みたいなキャラクターだったと
記憶していますがコレはJBとカスタムの中間みたいなニュアンス。
JBほどの中低域の圧力は無いが低域の太さは十分有り、JBよりはカスタムに近い高域特性…
JBの「厚ぼったさ」が上手く取れて程よく乾いたドライブサウンドですな。

ん~~SH-4.5だな! サイコー♪だ!!

別にエディー演らなくともHR/HM全般に「使える」ピックアップだと思います。
ごく普通のソロイストに載せてもバッチリでしょう。。
正直欲しいっす。。。

レリックにしなくても良いんで安く出してくれませんか?(笑)

ちなみに今回の様に(まぁフランケンも同条件ですが)ボディーに直付けするとハイパワー&立ち上がりの早やさ
が起因してトレモロスプリングの共振が少し気になりました。
ビス&スプリングのエスカッションorピックガードマウントの方が気を遣わなくて良いかもしれませんね。
でも音の締りと言うかソリッド感みたいな輪郭はボディー直付けでこそのサウンド。

で、冒頭のシャーシー部形状を含め、ノンレリックの Frankenstein Humbucker とは違いますね。
ノンレリックの方がブラウンサウンドには近いかも。それでもパワー有り過ぎですけど。
やはり本気でブラウンサウンド系を狙うなら作りが良かった頃の59かMontreuxの78か…

まぁ限定フランケンを弾くギタリストが初期エディーサウンドの特性に絞り込むと汎用性が無いので完成度が高く、ある意味無難な歪み系ピックアップにしました…って感じでしょうかね。

今回はフランケン同様、手前味噌ながら音の立ち上がりの早いアッシュボディーのSTにボディー直付けで載せたので上記の様なインプレッションですが他の素材にも載せてみればまた違った表情を見せてくれるでしょう。
完成度の高いピックアップってのは色々楽しめるモノです!

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ギター自作派の皆さまへ。編

 2013-07-04
最近自作派のお客様よりネック・ボディーの組み込みやナット製作、フレットすり合わせのご依頼を
頂く事が多いです。


今回もそんなD.I.Yな1本をご紹介。

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ボディー&ネックを購入し、手持ちのパーツ類を流用されて組み上げられたテレキャスターです。


自分の好みに合わせて加工出来るのが自作の醍醐味なので、

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テレでは座って構えた時にアバラに当たって痛いボディーエッジを落としていたり、


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エルボーカットを加えてみたり。


これこそが自分仕様のギターですね。


今回ご依頼頂いたのはナットの製作とフレットすり合わせ、最終セットアップでした。

作業は問題無く進みましたが…

自作派の方は大抵が自宅で加工されているかとは思います。

配線や細かい作業は自宅環境でも問題無いでしょう。

塗装も匂いに気を付ければ何とかなる…かもしれません?(笑)

でも工具はどうでしょう?

問題となるのは穴開け作業です。

おおよその一般家庭には大型ボール盤なんて無いでしょう。

なのでハンドドリル=電ドラで穴開けを行われる方が多いですよね。

でもハンドドリルだと垂直は出ないし穴位置の精度も出せません。

ネックジョイントなど重要な箇所はもちろん、ビス穴1つでもギターの完成度は変わってきます。


ドリルを使われるならまだいいのですが…

ドリルをお持ちでない場合はキリや千枚通し(タコヤキくるくるするヤツね)で下穴開けて、

あとはパワー勝負!でビスをねじ込んでるケースが多い。

そうなるとビスは頭が潰れるし最悪は折れてしまいます。

一時期某巨大掲示板でGOTOHのペグに付属の固定ビスが折れ易くなった等の書き込みを見掛けました。

確かにビスの種類は変わったと思いますが実用強度に問題のあるビスではありませんでした。

ではなぜ折れやすい等と書かれたのか?

単純に下穴開けずにブチ込んでビスが折れた方が腹いせ?に書いたのでしょうね。


↓こうなっちゃうとビスを交換しようにも緩めた瞬間にポキッと折れてもおかしくありません。

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自作派を否定する気はありません。むしろ応援しております。

ただ、正しい作業方法、正しい工具で組み上げて欲しいですね。せっかく買った素材なんだし。

大型ボール盤を買え!なんて言いません。

1ヶ所の穴開けでもお手伝いしますので当店へご相談下さい。

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最後に。

リペア業務も行っている業者様、ボディーやネックを単体で販売するならある程度の製作方法の説明、
注意事項はお客さんに説明しませんか?
売り切って終わり、じゃお客さんも素材も満足出来ないと思いますよ~
ま、ネット通販全盛の今じゃ難しいのかもしれませんけどね…



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番外編 近所のラーメン食べある記 2013年春

 2013-04-17
やはり普通にギター関連の事を書くより番外編の方がアクセス数良いみたい(悲)なので…


最近食ったラーメンについてでも書きますかね(笑)


まずは自宅近所の聖地、ラーメン荘 歴史を刻めの豚ラーメン汁ナシ
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汁ナシはそのままでも十分ウマイがドーピングを施す事で更にポテンシャルはアップする。
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ネギを追加するとどうなるかは言うまでもない。
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同系列店 「おもしろい方へ」にも行ってみた。
写真


スペシャルメニューの味噌ラーメン。画像の角度で味噌スープは全く見えないが味噌ラーメン。
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たまには「普通」のラーメンを味わうべく東豊中の「五大力」へ。
コンソメベースの醤油ラーメンと「ラーメンミネストローネ」
まぁ世の中色んなラーメンがありますなぁ~
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で、今回の主役はFaceBookでお友達の方がアップされていて気になっていたお店。

トーンガレージの近所、伊丹の

必死のパッチ製麺所
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駐車場案内の看板がすでに合格点!
関西人以外は「どんつき」の意味分かるのかな?
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カラーコーンも「いいね!」
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で、メニュー。
初回なので「濃厚つけ麺」をチョイス!
麺大盛り無料♪なので迷わず大盛り!!
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山くん呼ばれてるデ(笑)
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厨房の壁に…
この辺りが「必死のパッチ」たる所以なのか?
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コレは良い!
他店では見ないサービスだ!!
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キターーーー!
実はこのつけ麺、煮たまごを料理中に割れてしまったB級たまごへグレードダウンすると50円引きになる。
特に煮たまごに拘りがなく貧乏性のワシはB級を選ぶ。
この50円引きが後ほど効力を発揮する…
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麺は太麺。
コシもあり合格点。
つけ汁は飛魚ベースなのに生臭さが無い。
正直ウマイです!
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ツルっと完食。
上げ底が少し残念…まぁ水切りのザル底なので仕方無い。
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入店時よりずっと気になっていたのがコレ↓
煮たまごで50円ケチったので追加オーダー!
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〆はつけ汁に「めし割り」。
つけ汁は残り少なかったがご飯と一緒に汁麺のダシをポットで持ってきてくれるのでノープロブレム!
梅干がさっぱりしてて濃厚アゴ出汁でまったりとした口の中がリセットされますな。
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次回はスッキリ派の飛魚そばを頂こうかと。
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革新的なギターって最近少ないですね…Parker NITE FLY編

 2013-04-17
今回はピックアップ交換、ピックガード変更でお預かりしたParkerのNITE FLYをご紹介。

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カーボン素材をふんだんに使い、スパーゼルペグ、この上なくアクションの軽いオリジナルトレモロブリッジ
など近年ではスタインバーガー以来じゃないですかね?本質的に「新しい」ギターとしては。

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個人的には斜めになったナット形状などに魅かれます。
カーボン指板にステンレスフレット!
出音のコンセプトがハッキリしていて潔い!!

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アッセンブリーはブリッジに仕込まれたピエゾピックアップとマグネティックピックアップを各単独、
またはミックスで使用出来ます。
またステレオアウトも可能ですね。
ピエゾのプリアンプ基板の作りに無駄がなく、きっちり設計された専用品なところにメーカーとしての
コダワリを感じます。

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まずはピックガードを茶べっ甲4Pにて新規作成、そして新たにマウントするピックアップはEMGの
SA-SA-89です。

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最近のEMGは配線全てがコネクター化されていてストラト専用設計?の如く汎用性がありません(笑)
今回は89のタップ用スイッチポットに取り付けられたバカデカイ基板がザグリに干渉してしまいます…
コネクターを使用しない向きなら干渉せずにマウント可能…
なのでコネクターを遠慮なくブッた切り、基板へ直接ハンダ付けします。
EMGさん、昔の仕様に戻してくれませんかね?
ちなみにEMGの電源は消費電流も問題無いのでピエゾのプリアンプと共用にしました。

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そしてセットアップ完了。
真っ黒で現代的な冷たい感じのルックスから少し人間味のある暖かさが出たかな?

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以前も何度か触る機会のあったParker FLYシリーズですがオーソドックスなギターが好まれる現代の
ギターシーンでは貴重な存在だと思います。
スムーズにアーミング可能なブリッジは個人的にスタインのトランストレムに対抗出来るだけの完成度かと。
欲を言えばピエゾの音色がイコライジングで調整出来れば良いかな~なんて思いますが。

…カーボン指板にステンレスフレット…
ステンだから相当「持ち」は良いでしょうけど何らかの理由でフレット交換が必要になった場合、
どうするんだろ…

…やりたくないな~(笑)
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